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スナッチャー

PCエンジン:6800

プレイステーション:¥5800

セガサターン:¥5800



僕がPCエンジンを買う決め手になったソフトの1本です。

このソフトは最初にMSX2とPC−88で発売されたのですが、

運悪く、経済的な状況が許さなかったので、僕は遊ぶ事が出来ませんでした。

 

遊べなかった事に、かなり後悔しました。

良い評判ばかり沢山聞きましたからね(苦笑)

MSX2でSD−スナッチャーというゲームも発売されたのですが

この時は受験で勉強しなければならなかったので

コレも遊べませんでした。

ちなみに、お金もなかった(笑)

 

大学に合格してから

MSX−FANという雑誌を購読していて

その中の記事に

「完全なストーリーになったスナッチャーがPCエンジンで出る」

というアナウンスがあって、少なからず興味を持ちました。

その後、廉価版のPCエンジンを買った際に

タマタマ出向いたお店でお値打ちな価格のスナッチャーを見つけました。

迷わず、即、買いでした。

出会うまで、長かったですね〜(笑)★

 

前置きが長くなりましたが、レビュー行きましょうッ!!

 

サターンやプレステで『スナッチャー』が発売されると聞いた時

僕は、ある不安を抱きました。

雑誌のレビューを立ち読みしたら

案の定、書かれてしまいました。

「古過ぎる」って(苦笑)

 

そりゃ、そうでしょう。

グラフィックなどの演出やストーリープロットなどなど

全てにおいて古いです。

基本的にPCエンジン版の移植だそうですが、

そもそも、PCエンジンに出来る事は

サターン、プレステでは問題なく出来ます。

 

僕は古い機種から知っている人間ですので

今の高性能のゲーム機には、あまり魅力を感じません。

昔のゲームの良さにハードの限界を極めたソフトが挙げられます。

あの程度の性能のハードで、頑張ってココまでの処理を実現している

というのが、評価の対象になるのです。

サターンやプレステでは、PCエンジンの『スナッチャー』での

ゲーム処理は問題なくできてしまいますから。

性能の良いハードでスゴイ処理をしているのを見ても

ちーとも感動しません。

しかも、サターン、プレステには『ポリスノーツ』という

まさに、それに向けたソフトが出てますから。

 

あとPCエンジン版には

ピクチャーレーベルのCDロムや

読み切りマンガが入っている説明書

さらに、設定資料集のブックレットもついていました。

つまり、ソフト全てが『スナッチャー』という

ゲームの価値を高める工夫がありました。

 

それがサターンやプレステで

普通のゲームみたいに売られて5800円!?

「ぼったくりと違う!?」と思ったのは、僕だけではないハズです(笑)

サターン、プレステ版は、まったく買う気はしませんでした。

 

さて、ゲーム内容では

スナッチャーにスナッチされる恐怖感をプレイヤーに上手く感じさせています。

武器としてガン(銃)を持っているのですが、

いつも使えるわけでなく、

スナッチャーだと判明して

さらに襲ってきた時のみ使える限定的になっています。

しかも、頻繁にスナッチャーと戦うのではなく

結果的に戦わないけど、

襲われるかもしれない恐怖感がついているので

中々ドキドキしてましたよ(笑)

 

ガンシューティングのミニゲームも複雑だったり

難し過ぎたりしません(つまり簡単です)。

ゲームの設定を上手く使って

しかも、ゲームにリンクしたミニゲームを入れるのは流石ですね!

この設定の使い方の上手さが小島作品の特徴だと思います。

 

ゲーム中でもラストでもタダのハッピーエンドでなく

どこかほろ苦さがあって

良い映画を1本見たような感覚が味わえると思います。

 

現在なら、サターンかプレステ版の中古が500円前後で買えると思うので

週末に頑張ってクリアしてみるという遊び方も良いですね!

 

そういう遊び方だと、勿体ない気がするかもしれませんが

何度か遊んでみる遊び方も良いんじゃないでしょうか?

このゲームには何気ないテキストにも

物語での伏線が張ってあったりするので

何度かプレイすればするほど面白さが解ると思います。


クリア時間→8時間強


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