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季節を抱きしめて

プレイステーション:¥2800(ベスト版)


このゲームを遊ぶのは、このパッケージの女の子で決めました。いけませんか(笑)?


このゲームの存在は、職場の友人との会話で知りました。

僕:「いま、どんなゲームやっとるん?」

友人:「やるドラっす」

僕:「『やるドラ』って何、何かの略?」

友人:「『やるドラマ』の略です。で、『やるドラ』」

僕:「略しても、1文字しか減っとらんやんか(怒)」

 

でも、何となく耳に残っていて、

その日の帰りにゲームショップで買っていく僕なのでした(笑)

この頃は仕事が忙しくて、

何か買い物をしてストレスを発散している状態でした。

解る人には解りますよね?

 

そんなこんなでレビューを始めますッ!!

 

しかし、買ったものの、すぐには遊びませんでした。

仕事が忙しくて、

ゲームする気力や時間的余裕なんかありませんでしたもの。

そうして積んでいる時に、

ある雑誌でチュンソフトの中村 光一さんの発言を見ました。

「『やるドラ』ってのが、最近気になりますね」といったもの。

 

その発言を覚えていて、このゲームを遊びました。

確かに、チュンソフトが出しているサウンドノベルに似ています。

ゲームそのものは短く何度も遊ぶスタイルになっています。

何度も遊んでいると、選択肢が増えたりします。

増えた選択肢によってはバッドエンドになってもう1回とかなりますし、

元もとのゲーム自体は短いですから、

何度も遊んでも、それほど苦にはなりません。

 

サウンドノベルに似ていると言っても

『街』ではなく『弟切草』の方です。

『街』は決められた大きなストーリーの流れに沿って遊んでいくゲームで、

選択肢は増えていきません。

『弟切草』が『やるドラ』と同じく、繰り返し遊んでいくと

選択肢が増えてストーリーが長く変わっていく、と言うタイプです。

 

『弟切草』はゲームの容量を大きく取れない

SFCのロムカートリッジなので

テキストと止め絵だけでしたが、

プレイステーションのCD−ロムの『やるドラ』は

音声とムービーで展開していきます。

確かに『やるドラ』は見ていて気持ちが良いです。

キレイなムービーと音声が流れて

主人公のセリフの時にボタンを押すだけですから。

ある意味、CD−ロムのゲーム機だから

出来たゲームでしょう。

 

ゲームの進行具合は、選択肢を選んでムービーを見た量が

達成度100%で示されています。

ゲーム自体が長くないですし、

こういうチマチマ揃えていくのは、実に良いですね。

僕はこういうの大好きです。

ゲームの進み方は、50%くらいまでは順調に行きますが

そこからは、しらみつぶしに選択肢を選んで行くことになります。

1回のプレイで数%ずつくらいしか上がっていきません。

 

ただ、達成度を上げていく作業は、つまらなくなってしまっています。

説明すると、ゲーム中には1つのファイルに

ドンドン上書きしていくスタイルになっていて

1回終えて最初から遊ぶには、

バッドでもグッドでもエンディングを迎えないといけないからです。

つまり、「目的の選択肢を選んだから、

メニューに戻って、もう1回最初から遊ぶ」

という遊び方は出来ません。

とにかく、最初から最後まで遊ばなければなりません。

コレは結構シンドかったです(苦笑)

 

他には、どのエンディングを迎えたか確認できない事です。

このゲームには、

グッド、ノーマル、バッドに別れたエンディングがあります。

表示されるのを書いてみますと、

グッド 1/5 (グッドエンディング5個のうち、1つを見ました)

ノーマル 2/4 (ノーマルエンディング4個のうち、2つを見ました)

のようになっています。

 

しかし、コレだけでは不十分です。

各エンディングには、

「バッドエンディング NO18:春の日の反省編」

といったタイトルも付いていて

何番のタイトル名も知りたいのです。

「短い」といっても何度も何度もやっていれば

そのうち攻略本や攻略データに頼りたくなってきます。

そこで見たとしても、どのエンディングを迎えているのか分からないと

全てのエンディングの選択肢を試さなくてはならなくなり

そうなると、さすがに投げてしまうと思います。

ココが最大の不満点だと思います。

 

このシリーズは、短期間に4本出したので

上に書いた欠点が、どのソフトでも直っていません。

こういうのは、残念ですね(苦笑)

 

僕は、以前プレイした時に、

この欠点のためにシッカリ投げてしまったので、

今回はシッカリとメモを取って進めました。

 

最後に、ソニーって宣伝がホント上手いですよね!

セガでも、ほとんど同じゲームデザインで

「新世紀 エヴァンゲリオン」というゲームが出ているのですが、

ソニーの「やるドラ」のインパクトには負けてるでしょう(笑)

 

ただ、ソニーの「やるドラ」もセガの「エヴァ」も

中古ソフト屋さんでかなり安い値段で買えるハズですので

コレを機に、1度遊ばれても良いと思います。

 

<追伸>

「やるどら」は、4本出ていて

僕は3本持っていますが、

他のソフトを取り上げる事はないと思います。

というのは、ゲームデザイン自体は同じで

違うのはストーリーだけです。

それで、ストーリーを書いてしまうと

ネタバレになってしまうから書かないと思います。

ご了承下さいませ★


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