remove
powerd by nog twitter

テイルズ オブ デスティニー

プレイステーション:¥2800(ザ・ベスト版)

(1)第一印象

良くありませんでした。

見た目が前作テイルズ オブ ファンタジアと

全く変わらなかったからです。

それでかなり長い期間、敬遠していました。

ベスト版で発売されてるし、

エターニアも遊んで、SFC版ファンタジアもクリアしているし

どうせならテイルズ3部作を全部クリアしてみようと思ったからです。

それではレビュー開始です!

(2)ゲームデザイン

見た目が前作『ファンタジア』と大して変わりません。

続編というより、外伝シナリオといった感じだと思う。

さて、肝心のゲームの方ですが‥‥。

『食べ物をフードサックに入れて自動的に体力回復』

というのがありますが、全然使いませんでした。

食べ物をフードサックに入れる操作がメンド臭いし、

ルーティの呪文で回復させた方が早いから。

このゲームはアイテムの数が多いのですが、

食べ物のような余計なアイテムもあるので困ったもんです。

フィールド画面で普通の移動画面の他に

縮小マップとキャラの隊列マップがあります。

どちらもイマイチです。

『縮小マップ』ですが、街などに赤い点でマーキングしてあるのですが、

コレが見辛い。

街などの目的地がどこかもっと大きく印を付けて欲しい。

ある程度の情報をハッキリ分かるようにしてもらいたい。

詰め込みすぎて細かくなって結果として見づらくなっているのはダメです。

『隊列マップ』ですが要るんですか、コレ?

画面の中でスゴク邪魔なんですけど。

何も操作せずに放っておくと

キャラが近況を話し出すのですが、

一々何も操作せずにおいて話を聞きたいとは思いません。

コレなら、メニュー画面に『会話』というコマンドでも

設けてプレイヤーに自由にさせた方が良いと思います。

それと、このゲームにおける主要テーマの『ソーディアン』について一つ。

設定自体は面白いと思うのですが、

ゲームとしては良くない点があるので述べます。

このゲームはキャラ以外に、そのキャラ専用の剣があります。

その剣はレベルアップして強くなります。

最初は弱いので、店に売っているアイテムの方が強い攻撃力を持っています。

で、店のアイテムを装備して使っていると、

ソーディアンが成長しないのです。

最終的には最強の武器になり得るのに!

コレに気付いたのは、店でお金が足りなくて

ソーディアンをそのまま装備させたキャラと

強い武器を買って持たせたキャラでゲームを進めていたら

攻撃力が変わっていたのです。

コレに気付かずにゲームを進めてたらと思うと、ぞっとするよ(汗)

ソーディアンに装着するディスクも誰専用とか区別して欲しかった。

ディスクの数が多過ぎるからプレイヤーが選別するのは面倒でした。

(3)ストーリー

一言で言うとアッサリし過ぎです。

ルーティやリオンの生立ちのなぞといった核心部分で

テキストで表示されるだけで

それに関連したイベントが全然ありません。

唐突過ぎです!

僕は実感ナシでした。

最初から最後まで会話は物語を進めるだけのもので

奥行きがないです。

ただ『ダンジョンへ行ってアイテムを取ってきて』

というようなお使いゲームに終始しています。

実際、会話が楽しくなかったので

後半の会話ナシのダンジョンをひたすら踏破していく部分が

一番楽しかったです。

詰めの甘さは最初からで

田舎者で世間知らずのスタンが、

なぜ国の最重要機密の飛行竜に乗ってるのか?

ってトコから感じています。

(4)操作性

基本的に戦闘部分が準アクションなので

その部分についてです。

戦闘のテンポが全体的に遅い。

そんなに反射神経勝負でないのはありがたいトコですが。

あと必殺技を方向キーに割り当てて操作するのですが、

プレステのパッドの致命的欠陥から上を押したつもりでも

横を押してしまっているというのがたくさんありました。

コレはゲームデザインとも関連するのですが、

キャラが1回攻撃すると以前いた位置まで走って戻ります。

連続攻撃をしたい時など、

方向キーを敵の向きに入れてキャラを止めなければなりません。

それで、必殺技の入力をした時、

自分の思った通りに動かないのかもしれません。

(5)僕のプレイについて

ファミ通の攻略本を主にマップを参照して見ながら遊びました。

このゲームはエンカウント率が異常に高いのと

アイテムの持てる上限が15個と少ないから

(もっとも、効果の同じで種類が違うアイテムが多いので

そんなに制限数が少ないと感じません)

効率良く戦闘を進める必要があるからです。

また、サブシナリオなどの隠し要素も多いからです。

キャラクターは主要4人の他は、チェルシーとマリーでした。

ウッドロウは弓矢の援護キャラだと思っていたのですが、

後半に彼は剣を使うので援護キャラが欲しかったからチェルシーです。

マリーは、残りのキャラと比べて単純に強いからです(笑)

クリア時間は28時間くらい。

ゲームとしては、僕のようにストーリーを追うだけでも

それなりの時間を使ってキチンとクリアできますし、

隠し要素を追い求めてもかなりの時間は楽しめます。

ま、こんなものですか。

今回、かなりのぶった斬り記事になっていますが、

安い2800円のベスト版を買ったのでこの程度で済んでいます。

定価の5800円ならもっと書いてるぞ(笑)!

今回は、あるゲー史上最高にぶった斬って書いています。

『キャンバス』を超えていると自分でも思います(苦笑)

でも、続編の『テイルズ オブ エターニア』を遊んだあとだからか

余計にアラが目に付きます。

エターニアは当然デスティニーの不満を受けて

改良した部分があるからね。

今回の記事は批難轟々なんですが、

その欠点は次回作『エターニア』である程度解決されているので

『エターニア』も含めて読んでから判断して頂きたいと思います。

あるげー『エターニア』の記事は来年初頭に書きます。

ゼヒ、ご一読下さい!


攻略本について情報を記しておきます。

(知ってるとは思うけど‥‥(汗))

ファミ通責任編集(エンターブレイン)

テイルズ オブ デスティニー/オフィシャルガイドブック

¥1200+税


とりあえず戻る

ナムコのテイルズ・ホームページへ