AIR
ウィンドウズ:¥8800−
はじめに。
今回の記事は、ネタバレ・オンパレードです。
見たくない方はブラウザで『戻る』を選んで下さい。
あと、このゲームは18禁PCソフトです。
でも、Hがどうとかいう書き方はしません。
あくまで、シナリオやデザインといった物語の見せ方を中心に書きます。
このサイトは、年齢制限しないので、ご了承下さい。
それでは行きますよ!
ゲームデザイン
については、書く事がありません。シナリオについて
まず、システム的な面について。
3本のメインシナリオがあります。
まず、1本目<DREAM>が一番ボリュームがあります。
3人のヒロインがいて、まず神尾 観鈴から。
彼女のシナリオが一番、疑問を持つでしょう。
やれば解りますが、彼女のシナリオ、このDREAMを遊んだだけでは、
終わってないからです。
で、僕、疑問に思って、知り合いの人に聞きました。
(あと、イベントグラフィックが少ししか埋まらなかったので)
「シナリオが追加されていくので、そのうち解るよ」
と、とても親切に教えて頂きました。
で、疑問に思った部分が伏線になって続きを遊ぼうと思うのですよ、多分。
霧島 佳乃
について相撲の説明を、聖にしていて、ワザと誤解を受けるように
していて爆笑!!
それ以外に解釈できませんという僕はスケベですか?
遠野 美凪
について観鈴との会話
「では、誘拐魔?」
「残念ながら、それも違います」
「残念って言うな」みたいな(笑)
この子のポイントは、みちるなしでは語れないでしょう。
主人公が、みちるをどついて、みちるの悲鳴「にょめっ」とか
パターンがイロイロあって「次は何かいな?」と楽しみにしてました。
ですので、後半パターン切れしていたのが残念。
最後まで貫いてよ(苦笑)
で、シナリオはみちるの存在の謎がメインですが、
観鈴に絡む事で、伏線を張っているので、
このシナリオも引きが弱いかな?
というか、美凪と主人公のコレからの未来が重ならないから
ワザとあっさり目に仕上がっていると、好意的に見ますか。
2本目<SUMMER>です。
このシナリオが出て来た時に、タイトルのグラフィックが変化して、
NEW GAMEからSELLECT GAMEになるんですよ。
やるなあ、KEY!!
「おおッ!」と、ディスプレイを眺めとりました。
あと、タイトルグラフィックも時間の移ろいを感じる変化があります。
で、もっと驚きました。
このシナリオ、選択肢が1個も出ないんですよ!!!
この頃のノベル形式のゲームが、ボリューム感を出すために、
選択肢をやたら増やしているのが現状なので驚きました。
あくまで、インターミッション(幕間)的なシナリオ
でで、シナリオですがあくまで説明と感じていましたので、
ひたすら読み進めました。
「続きを早くッ!!」て感じで。
ただねえ、このシナリオもラストが読めました。
僕は、どうやって法術使いの特殊能力を遺伝していくのかを、
主人公と母親のシーンを追加してもらいたかったです。
最後の<AIR>について
観鈴編の謎を伏線に最後の仕上げのシナリオです。
そうそう、シナリオごとにテキストの枠のデザインが違うんですよ。
SUMMERの枠なんか創るの、苦労しただろうなあ。
シナリオ・AIRの枠で考えていると思ったのは、
グラフィックの視界が小さい事。
コレは主人公が動物のカラスだからで、「なるほど」と思いました。
で、何でカラスなのと思いつつ、ゲームを進めていくんです。
その間に、DREAMで観鈴編のシナリオをカラスという第3者の視点で
進めていきます。
で、面白かったのは、DREAMのシナリオで選択肢を正解で物語が進んでいく事。
「ああ、ココはこの選択肢だったよ」と噛み締めつつ。
で、DREAMの終わりごろ(ゲームの日付で7月後半)
からクライマックスに行きます。
次々と出てくる伏線の答え。
観鈴の部屋のみという閉鎖空間でひたすらテキストを読み進める。
閉鎖空間が上手かったなあ。
観鈴の発病に現実味を帯びさせるために、
「助からないか!?」とハラハラしながら遊べます。
物語の見せ方としては、Kanonの上を行く
と思います。うん、この記事を書いているの最後のエンディングを見てから
2週間くらい経っているけど、
やはり、ハッキリして欲しかったと思う。
最後、チョット解りづらい部分があったし、ね。
ウーン、僕の感想もハッキリしませんね。
ですので、他の方がこの最後のエンディングを見て
どう感じたか、お聞きしたいですね。
音楽について
Kanonも音楽は良かったです。
具体的にどこが良かったか、書いていないんですが、
AIRをプレイして気付きました。
それは、オープニングの鳥の詩で健著なんですが、
ゲーム画面の演出に、
音楽がシンクロしているんです。
それはもう狙ってますね!というのが分かって。
ドラムの音と共に、
AIRのロゴが出たりとか。
あくまでゲームを前面に押し出す製作者の気持ちが伝わってきた。
良かった。
歌も良くて、『鳥の詩』なんか、付録のCDをエンドレスにして
イラストのペン入れなんかしてますよッ!
最後にイロイロ
僕があまりパソコンゲームを取り上げないのは、
ハッキリ言って
「動作条件を満たしていても、動くけど快適には遊べない」
というのがあります。
ですが、このAIRは(元々高くない)推奨環境なら、
快適で問題なく遊べます。
感心しました。
推奨でも重苦しい動きするゲームが多いからです。
それがゲームを遊ぶ上で苦痛になる一因になるので、
あるゲーでPCゲームを取り上げないのでした。
そういや、以前、あるゲーで書いたEVE ZERO(WIN版)が
DCで出ちゃいましたね。
メーカーさんいわく、「DCで最初で最後のソフト」と銘打っていて。
僕、ココんところ遊んでいたんですが、
このジャンルは、機械の性能に頼らない分、
快適に遊べるDCでもっとソフトを出して欲しいなあと思った。
でもムリなんだよねえ。
出しても、苦労に見合うほど売れないって結果が読めているのにね。
ウーン、残念です。