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ファイナル ファンタジー7
(インターナショナル)

プレステ:¥6800−

はじめに

とかく、イロイロ言われる事の多いこのゲームです。
それは、ドラゴンクエストと共に出る機種の命運を担うから当たり前かもしれません。

僕は、セガ寄りな人間ですので、正直言うとあまり良いイメージを持ってなかったです。
それでも、とにかく遊んで自分なりの評価を出そうというのが今回の記事作成になりました。

尚、僕はこのファイナルファンタジー7(以下、FF7)を、
あとから出たインターナショナルの方で遊んでいます。
丁度、FF8が出たときに買い求めて、新品はおろか中古もなかったので、
取り寄せてもらって入手しました。

ココを大きく言いたいのですが、どんなゲームでも欠点はあります。
僕はセガ系のユーザーですので、当然そのような声は聞きます。
その辺も考慮してみようと思います。

では、記事の方、行きますよ♪

ゲームデザイン(3)
5点満点で見てください。

イロイロと使用魔法をカスタマイズできるマテリア のアイデアは面白いです。
また、キャラの武器・防具にマテリアをセットする個数が制限されていて、
それがキャラの個性づけに役立っていると思います。

が、FF7というゲームは、パーティが3人メインなので入替えがあります。
問題は入れ替えた時、マテリアは元々付いていたキャラにあるので、
新しく出したキャラに付け替えなくてはなりません。

それが面倒なんです。

インターナショナルでは、ストックしてあるマテリアの『せいとん』や
『クイック』で武器・防具ごとに入れ替えたりするなど、多少便利ですが、
武器・防具のマテリアのセットできる数・形状が違うので、
いちいち考えなければならない‥‥、という面がやはり面倒です。

コレは、開発時の調整で「何とかして欲しい」という声が出たと思いますが、
この辺りが、メーカーさんのイメージを悪くする原因になり得ます。

※星の命を救おうというキャラ達が
星の命から出来たマテリアを使うのはおかしいについて

コレは粗探しかなと思います。

現実において、僕らも電気などのエネルギーを使いますが、
日本の常識ある人なら、環境に害があるのは知っていると思う。
それを知っていても、使わなければ生活を維持できない‥‥という皮肉‥‥。
僕は聞いていたマテリアの批判で、このゲームを遊んだ時にそう思えました。

グラフィック(5)

皮肉な事に、このグラフィックを見て僕はプレステ2が要らないと確信しました。
(残念だね、ソニーさん(苦笑))

それくらいグラフィックの質は高いです。
何も知らない人に「コレ、プレステ2の新作ゲームなんだ」とウソついて紹介しても
信じる可能性があると思う。

ただ、ポリゴンキャラはイマイチで、
後発のFF8、FF9を見ると格段によくなっているので、
デザインセンスや技術の蓄積といったものでしょう。

コレだけのグラフィックを製作できるのは、世界に何社もないでしょう?
片手の指の数で足りると思いますよ。

※ムービーだけという批判について

コレも粗探しかなと思います。

ムービーの質はピカイチですし、雑誌やテレビCMなどで紹介するには、
ビジュアル的に見栄えのするムービーが出やすいと思います。

確かに、比率は高いのですが‥‥。

ただ、現行機 ドリームキャストのゲーム もムービーでなく、
ポリゴンキャラの細かな演技で表現できるだけのハードスペックがあるから
ムービーを使わないだけだと思います。

問題は、ソフトメーカーの人が『映画を超えた』
(僕から見て)的外れな事を言っていたのが、最大の原因ではないかと思います。

それで、反発を食らったと。

当時としては桁外れな制作費、
シリーズ物のブランドイメージ、
そして、SFCからプレステへ移行し、その差を見せつけたい、

などなどの原因で「スゴイんだぞ」と言いたかったと思うのです。

僕個人は、映画とゲームは 映像を扱うメディア として同じであるが、
受動的 に観る映画と、 主観的 にキャラを操作していくゲームは別物と思います。

どうでしょうか?

音楽 (5)

ただ、どの曲も大仰な感じの曲が多く、
「チョット30分遊ぼうか?」という気には、なりにくいです。

別にFF7だけでなく、今のRPGゲームってそうだよなと、同じ感想を持っています。

しかし、口ずさむというか出てくるとうれしくなる曲があって‥‥。
それは、 タークスというゲームの悪役の組織のメンバーが出るシーン に鳴る曲です。
「〜だ、ぞと」と言うレノというヤツが好きでした。

あと、ラスボスの曲にコーラスが、あるらしいのですが、
どうやって倒したらいいのか悩んでいて、そんなの感じる余裕ありませんでした(笑)。

シナリオ (5)

このシナリオもイロイロ言われています。
が、僕的には良かったです。

僕にとって合わない場合というのは、
キャラの言動がチグハグで違和感を感じる時なんです。

今回も主人公クラウドが、つじつまが合わないヘンな事を時々口走るのですが、
それにも意味があって、『なるほどなぁ〜!』と思ってました。

あと、このシリーズでキャラの死がやたら多いということですが、
合わないと思ったら、中古屋にでも売ってしまいましょう。
ゲームは楽しむものですし‥‥、ね?

死に関しては、プロデューサー氏の身近にそういう事があったのが遠因らしいですが、
(と雑誌インタビューで言ってました)
死に怒るのは、それだけ遊んでくれるプレイヤーのキャラへの思い入れがある
という面も見逃せません。

あと、シナリオ自体は基本的に1本調子ですが、
要所にミニゲームが入っていて飽きさせません。

ココで、 本編そっちのけでミニゲームに熱中しすぎる のと、
ミニゲームが難しすぎて先に進めない という問題がありますが、
クリアするだけなら誰でもできる難しさ なのが良いかな?

好きなのは、神羅ビルのガードマンに見つからないように遮蔽物に隠れながら走るヤツと
潜水艦ゲームです。

操作性 (2)

コレにはかなり厳しい点をつけました。
処理落ちが激しくて、ゲームにならんとかいうのではありません。

FF6(スーパーファミコン)あたりから言われていますが、
背景がキレイ過ぎて、どこが移動できるのか分からない。

また、3Dの視点が統一されておらず、場面によって変わるため、
方向キーを押しても思った方向に動かない。

上記2点から、テレビ画面でヨタヨタ動くキャラがいて、
プレイヤーがイライラして、戦闘に思考を遮られるという場面が、多々ありました。

なんとももどかしいッ!!(怒)

インターナショナルでは、矢印やカーソルが出て一応の目印はあるが、
それも全ての画面で出るわけでないのが片手落ちです。

あとは、 マテリアの管理 ね。

改良されたインターナショナルを遊んだ僕でさえコレだけイライラしたので、
普通のバージョンを遊んだ人のイライラは想像できます。

総合評価 (4)

まとめてみて、まずまずではないか、と。

まあ、 シナリオが1本調子なのは、今のゲームの特徴 で、
それがイヤならゲームを遊ばない方がいいと思います。

時間がかかるのは、戦闘のビジュアルとか、みかけだけの部分ですよね?
考える部分は減ってます。

もっとも、昔からの玄人好みのゲームもないわけではないですので、
自分で選択していって欲しいです。

このゲーム、というかメーカーが良いイメージがないのは、
僕個人は、SFC末期の未調整なゲームをたくさん出した事です。
聖剣伝説3は酷かった(苦笑)

あとは、人材の囲い込みですか?いわゆる引き抜きってヤツ。
コレも大々的にやり過ぎたのであって、
どこでもありますし。

結果として、僕らは面白いゲームが遊べれば良いという事です。

p.s.そうそう、FF7ですが、ディスク3はほとんどエンディングムービーですね、コレ?


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