EVE バーストエラー
セガサターン:¥7800?
<ゴメン、値段正確に覚えてない(汗)>アルバム・げ〜む権『街』が課題として残っているんですが、
『街』はクリアしたんですが、いざ紹介するとなると、
このザッピングの元祖とも言えるEVEを紹介してないな〜と思い、
ついでにサターンの名作だからという安易な理由で今回記事を書いています。
(1)どんなゲームですか?
基本的にコマンド選択式なので、全部選んでいけば、いずれクリアできます。
それだけだとつまらないので、新企画としてザッピングを盛り込んだと思います。
ポイントは、往々にして新企画を採用した場合、
練りこみが足らず、企画倒れになってしまうのですが、
練りこまれたシナリオが、ムリ無くシステムにリンクしているので、
傑作の評価を受けたと思います。
(2)第1印象とプレイスタイル
第1印象はパソゲーくさいなあという事。
あと、コマンド総当り式なので、余計な知識が入らないよう、
取説も最低限度しか読みませんでした。
(3)総合的に見て
この手のゲームは、シナリオがナンボなので、
とにかくシナリオの出来が、ゲームの評価に直結します。
そのシナリオの出来が素晴らしい!!
最後の最後までどんでん返しの繰り返しなので、飽きさせられませんよ?
というか、最後に犯人あてクイズがあるんですが、
パソコン版未経験の人(僕含む)が遊んだ場合、まず不正解です。
まあ、不正解でも答えがその後、語られるので2回目に間違う事は無いと思います。
(4)惜しいシステム面での微調整
このゲームでは、2人の主人公
天城 小次郎(あまぎ こじろう)と法条 まりな(ほうじょう まりな)の
それぞれの視点から、同じターゲットを追うというスタイルを取っています。
シナリオの事を言うとネタバレになるのでそんなに触れませんが‥‥(苦笑)
このゲーム、小次郎編とまりな編の2枚のディスクに別れていて、
一方だけを遊び続けていると、話が進まなくなります。
そこで、もう片方の主人公の話を進めれば、詰まっていた話の続きが見れるという‥‥、
コレがザッピングです。
問題がココで2点。
※1:ディスクの入れ替え
ほぼセリフの全てに声優さんの音声が吹き込んであるので
1枚に納めるのは不可能で、3枚組(小次郎編・まりな編・テラー編)なのですが、
(テラー編は、小次郎・まりなのシナリオが、まとめて入っています。)
小次郎編とまりな編の入れ替えが結構あります。
というか、話を進める条件に『フラグ総当り』というのがあって、
ウッカリしていると、「詰まった!!向こうの話を進めねば!!」と感じ、
ディスクを入れ替えてゲームを進めます。
が、条件を満たしていない場合、変えた方の話でもおんなじ反応しかなくて、
結局行ったり来たり(ディスク入れ替え)を繰り返します。
遊んだ人、コレが多くはないですか?
さらに輪をかけて面倒なのが、サターンはディスク入れ替え時にフタを開けると、
ハード上、リセットがかかってしまい、ディスク認識後、再スタートという
現象があります。コレが時間かかるんだよ(涙)(T_T)。
※2:ディスク入れ替えの前に自動セーブして欲しい
コレくらい気を効かせてくれよ、と思います。
セーブせず、もう一方のシナリオを進めた場合、
セーブ前のデータしか反映されず、混乱に輪をかけます。
サターンの場合、本体ラム・パワーメモリ、書き換えにいずれも時間はかからないので、
メッセージを表示(例えば「ただいま、データの処理中です」とか)して、
ソフト上でセーブしてから、ディスク入れ替えとなれば良かったと思います。
(5)まとめ
今回、突発企画なので記事は短めなのですが(苦笑)、
あんまり話しちゃうと、シナリオのネタバレが恐い(苦笑×2)のと、
誰でも遊んだら名作なのを紹介するのは気が引けるというのが心にあります。
最後に許せない暴挙があったのでココに書きます。
基本的に、このゲーム、攻略本が要らないのですが、発売されました。
その中に何とエンディング原画が入っていた!!んです。
正確に言うと、ゲーム中にはないイラストが描いてあったということですが、
このゲームをクリアした人なら解ると思いますが、
結末が「切ない」を通り越して「やるせない」という領域まで行っているので、
この攻略本に収録されている原画がグラフィックとして作品中に
入っていれば、少しは心の救いになったと思います
※原画の内容ですが、悲劇のあと、主な登場人物の日常・その後といったものです。
この作品の続編、キャラクター商品など、その後考えるべき問題が発生しています。
要は、それだけ本作が傑作であったということは、紛れもない真実です。
あと、この作品の性描写に関して言えば、
中学生くらいなら見てもいいし(R指定という事)、知っていると思います。
また、大人の話を書く場合、あるべき事なので、ないと不自然なゲームもありますね。
まあ、とりあえず「お色気振りまいとけ」という質の低いゲームがあるのも事実ですが‥‥。
今回、体調がすぐれない中、突発的に作業を進めたので、カットはなしです。
申し訳ない(T_T)。