アニメ感想記
(04)2009年度
(01) 『ONE OUTS −ワンナウツ−/2クール』
もともと僕が野球好きという事もあって、最近タメがちな録画ビデオ作品の中で
ほぼリアルタイムに視聴した珍しい作品です。
個人的には、作中でプロ野球の1シーズンである1年を通して見たかったです。
毎回、渡久地がどういう作戦で相手チームに対抗するか楽しみでした。
現実でもあった松井秀喜(当時巨人)VS遠山将志(当時阪神)のように
ファーストに入っていて特定の場面で投手として再登板とかも。
また、あのオーナーが高笑いして最後は失敗し、ほえ面をかくシーンもギャグですが、視聴していて楽しかったです。
まあ、まだ原作が完結してないし、おそらく恐ろしい勢いで原作を消化していただろうから、
(ちなみに、この文章を書いている時点で、コミックスは全く読んでおりません。)
あと1クール続けたら原作を追い越してオリジナルの展開を作らざるを得ないように
なってただろうケド・・・。
<評価/★★★★ −星5ツが最高の評価です。− >
(02) 『ハヤテのごとく!!/9月25日視聴終了/2クール』
原作も好きだし、このアニメ作品も非常に楽しめたと思います。
原作で感じていた部分が、アニメで実際にこういう演出・描き方だったのかとやっと理解できた事もあったし、
単純に声優の演技に感心した事もありました。
前期が1年、今期が2クール=6ヵ月と比較的丁寧に描いていますが、おそらく第3期もあります。
ないと納得できませんw!!!
というか、第2期の最終回で新キャラが多数顔見せしてましたしね。
願うならテレビで放送しないOVA展開は止めて欲しいです。
オタク向けなパロディネタが多数入っているので、視聴率は大丈夫そうだし・・・だと思いたいw。
個人的に、僕がこの作品が面白いと感じるようになってきたのは、
ヒナが西沢さんに正直に自分の気持ちを告白して西沢さんと同志みたいになってきてからなので、
ちょうど面白くなったくらいで今期の放送終了なんですよね。
少し先にこの作品の根源とも言えるハヤテの幼少期のアテネ編もあるし、早く第3期を放送して下さい!
<評価/★★★★★>
(03) 『タユタマ-kiss on my deity-/9月30日視聴終了/1クール』
Xbox360で出るゲームのアニメ化という事で期待して視聴したんだけど、正直言って期待外れでした。
最初の方は面白そうだったし、期待しながら視聴してましたが・・・。
好意的に見れば、1クールという短い話数で放送する事でムリが出たのかとも思いました。
正直言って心理描写が甘い。
ヒロインと幼なじみの子が何も話さずにケンカになって最後にイキナリ分かり合って大団円という、
いい加減な展開に呆然としてしまいました。
さらに僕の怒りを増してしまったのが、主人公が甘い理想を語った事かな。
自分一人に対して、(普通)付き合う女の子も当然1人なのに「みんな幸せにしたいんだ!」ってムリでしょう?
さらに、アニメが放送終了する頃にXbox360版のゲームが発売されるというタイアップ企画であったのに、
肝心のゲームの方が発売延期という踏んだり蹴ったりな結末になりました(苦笑)。
ゲームその物は評価が高いようですので、アニメで受けた心理的ダメージはゲームをプレイして癒そうと思います。
と、かなり酷評しましたが、ラストはバトルをしてグダグダになるかと思ったのに
ボスとかも含めて論争を始めるとは思いませんでした。
意外に最終話を視聴した後の僕の気持ちは悪くなかったのがせめてもの救いかと・・・(苦笑)。
<評価/★>
(04) 『けいおん!/9月30日視聴終了/1クール』
もはや名作が恒例となった京都アニメーションの作品なので安心して視聴できました。
原作が4コマ漫画なので、キャラの性格付けが物凄くハッキリしてたと思います。
最初は「軽音部としてのバンド活動を全然しない」と少しイライラしながら視聴していましたが、
最終話まで見終わった今は、別にコレはコレでいいと思えるようになりました。
高校生の部活だから、少しくらいグダグダしていてもいいだろうと。
イロイロ紆余曲折はありましたが、最終的に発表まで上手く行ってましたから良しなんじゃないでしょうか?
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<評価/★★★★★>
(05) 『Phantom-Requiem for the Phantom-/10月15日視聴終了/2クール』
僕は、原作のゲームはプリンセスソフトから発売されたPS2版をプレイしています。
最近のアニメ作品は一期で駆け抜けるようにして放送して終わる作品が多いですが、
本作品は2クールと十分な回数と時間を取ったのでボリュームは非常にありました。
ほぼゲーム内であった全てのイベントを細部を上手く変更して、アニメの中に入れて放送したのは流石です。
PS2版では声優が音声を吹き込んでいましたが、さすがに年数が経っているせいか、アニメでの声優は全員変更されてたと思います。
PS2版をプレイしてかなりの時間が経っている事で僕の記憶が薄れている事と
声質自体は同じ系統の人を選んでいる事から、特に違和感は感じなかったです。
例えば、ドライはPS2版ではこおろぎさとみさんが、
このアニメ版では沢城みゆきさんが演じていますが、違和感はなかったです。
そうそう、ドライって非常に難しい役どころなんですよ。
キャピキャピした子ども時代と、変貌した冷たい殺し屋の両方の役を演じなければなりませんから。
ただ、このアニメ作品のラストは納得いかないです。
とある主要キャラが死ぬのですが、アレは最後の余韻に浸る所をまるっきり台無しにしています(怒)。
PS2版のアインルートは、江漣の笑顔で終わっていたと思うんですが・・・。
今、ニトロプラスの別冊のムックがあって、そこでの発言で「Xbox360版がファントムが出るからそっちでベストエンディングを見て下さい」
って、それは正直あり得ない。
アニメはアニメで完結してないと・・・。
つまらない商売っ気なんか出さなくていいのに・・・(涙)。
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<評価/★★★★>
(06) 『宙のまにまに/11月18日視聴終了/1クール』
とても原作に忠実でいい作品だったと思います。
原作自体が女性で男目線でいやらしく<なく、くどくなく描かれているので、
その意味で印象は薄いですが原作には忠実だったと思います。
あまり日記では減給しませんでしたが、明るい中間色を多用した色遣いも大好きでした。
原作はまだまだ続くので、コレは第2期を期待していーんですよね、
制作スタッフ及び関係者の皆さんw?
<評価/★★★★>
(07) 『大河ドラマ 天地人/11月23日視聴終了/約1年弱』
謙信の時代の事はある程度知っていましたが、景勝の頃はあまり知っていませんでした。
中高生の頃、MSX2版の『信長の野望 戦国群雄伝』でひ、たすら上杉景勝でプレイしたんですがね(苦笑)。
ココ何年か大河ドラマがつまらないと言われていますが、別につまらなくはないです。
色んな俳優・女優を起用して、基本的には史実・原作に忠実に流しながら、
その作品ならではの解釈(この作品だと家康が特にそう。)で新しい話を作ってきたりしてね。
立ち読みした新書本の歴史人物の意外な事実として、
関ヶ原で大敗して家中を苦労させた直江兼続は、あまり評価が高くなかったというのは意外でしたね。
そういった新しい知識を仕入れて、またサターン版の戦国群雄伝を起動して上杉景勝でプレイしてしまうのでしょうね。
いつも思うのですが、このゲーム、東北と九州がないので、いつかこのシステムで全国版をコーエーに作って欲しいなー。
その改良版として『武将風雲録』があります。
この作品、鉄砲隊が異常に強すぎる事とか、その鉄砲で武将が簡単に死んでしまう事、
武将が死んだらコピー武将の補充がない事とか、そもそも上杉景勝で始まるシナリオがない事とか
(PS1版だと本能寺の変を起こしたデータがあるなら、1582年から始められるはず。)、
色んな部分で惜しいんですよね。
今ひとつ好きになれないんですよね。
アレ、大河ドラマの感想がゲームの話になってるぞw。
話を本題に戻すと、合戦シーンがCGで異常にショボかったり、関ヶ原以降の部分がばっさりなかった事が残念でした。
特に関ヶ原では、石田三成の部分は日本史の教科書などでかなり習ったり、
相当数の歴史小説で取り上げられているので、ある程度はご存じの方は多いと思います。
が、東北でどういう戦いがあったかはあまり知られてないと思うので、
この際じっくり説明もかねてやってほしかったですね。
テレビゲームの戦国無双で扱っていたりもしますが、あのゲームは史実には忠実ですが、
かなりコーエーなりの考えが入っているので、アレを史実だと思うと危ないですからね。
題材としては新鮮でしたが、少し残念な部分もあったので、点数は厳しく3にしています。
<評価/★★★>