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MANDRAKE マンドレイク
毒草 ヨーロッパ各地 画:UME
文:UME      戻る
マンドレイク

 「マンドレイク」は古くからヨーロッパ各地で知られている恐ろしい植物であり、「マンドラゴラ」、「アルラウネ」などとも呼ばれています。 日本では「曼陀羅華(まんだらげ)」と呼ばれていました。
 その外見は人参に似た植物ですが、根の部分は人間の形をしています。
 毒草であるとも薬草であるとも言われ、毒草としては麻酔や麻薬や催眠剤として、薬草としては媚薬になるとも万能薬になるとも言われています。
 生息場所は主に絞首台の下。 囚人が処刑されると、その下から生えてくるそうです。
 「マンドレイク」は毒薬や媚薬として、大変価値のあるものですが、容易に採取出来るものではありません。採取時には命の危険が伴うのです。この植物は引っこ抜かれる時に断末魔の声をあげ、その叫び声を聞いた者は命を落とすことになるのです。このため昔のヨーロッパではロープを結んで犬に引き抜かせるという方法で採取していたと言われています。 無論、犬は死にます。