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これは2003年5月6日から書きはじめたものです。
当時、阪神は首位を独走中。この日も投手を打ち崩して中日に勝っております。
なぜ今年は阪神がこうも強いのか。特に打撃が良い。
その理由は決して人材面から来るものではありません。
実は打撃に、ある秘密があったのです。


1.兆候

去年から、強くなるという気配はありました。
まず今岡選手の台頭です。
.317という高い打率を記録しました。
その年までは打力はあったにもかかわらず安打は多くなかったようです。

浜中選手と桧山選手も打率三割に近いというなかなかの成績を残しております。
浜中選手はまだまだ若く、打撃のセンスもあるようです。
桧山選手はベテランの域には達していますが、
まだまだ自分のバッティングを維持できているようです。

規定打席には達しておりませんけど、怪我で苦しんだ矢野選手も同じように好成績です。
毎年、安定した打率をたたきだしており、捕手としても信頼されています。
そして、去年近鉄から移籍してきてスタメンに絡んできた平下選手。
九月に入ってから急に打率が上がった上坂選手。

皆、それなりの成績を残しています。
去年と同じ成績を2003年も出せると計算したとしましょう。
そして、上記の選手がいないポジションには補強などがされています。
それだけでも、なんだか今年はやってくれるんじゃないかという気がしませんか?
でも、補強はこの際さして重要でもないのです。
重要なのはもっと別の部分にありました。
彼らには共通するものがあったのです。

それは「うねり打法」と呼ばれるものです。
うねり打法を身に付けているが故に、今の成績があるのです。
もしかしたら2002年時、すでに隠れて習得していた選手も他にいたかもしれません。
そして、そのうねり打法をチーム全員が身につけたら…


2.二重振り子打法とうねり打法

打法の前に一冊の本を紹介せねばなりません。
今年の阪神が強い理由、という根拠はここから来ているものです。

バッティングの極意[うねり打法] 手塚一志著 ベースボール・マガジン社

うねり打法というものを取扱った本です。
僕のうねり打法の知識は全てここからきています。


打ちかたを二種類に大別するとすれば、
それは「二重振り子打法」と「うねり打法」の二つに分かれます。
それぞれ、軽い説明をしておく事にしましょう。


まず、二重振り子打法。
「回転しようとする体にブレーキを掛けて、
その反動でバットを振り出そうとするスタイルの撃ち方」(本文引用)とあります。
そして、「左のカベを作ること、するとボールを引き付けられること、
そしてボールを上から最短距離でたたけ強く低い打球が打てることなどの好要素が重なり合い、
バッティングの基本中の基本として長い間わが国では信じられてきた。」(本文引用)。

僕なりの解釈を言うと、ある部分では理にかなってるんだけど、
どこか無駄があって理想的な打法とは違うもの、といった感じでしょうか。
分かりやすいからこそ今でも根強くはびこっているのでしょう。


一方、うねり打法は二重振り子打法と違い、力を有効に使っています。
しかも、その打ち方が野球の打撃というものの理にかなっているという。
そんな印象があります。

うねり打法を一言で言ってしまえば螺旋運動なんです。
それだけではどんなものか伝わらないと思いますので、
多弁を弄すという愚をおかして自分の言葉で伝えてみます。
伝わればいいんですけども。


3.うねり打法のしくみ

■ピッチャー振りかぶって投げました

まず、後ろ足の内かかとのスパイクを地中にめり込ませる。
そして、掘り起こすようにスパイクの剣を内向きに回転させる。
そうすることで前に体が出ることになる。
その足の動きに連動して、骨盤を回転させる。
またその回転に連動して、腰を回転させる。
前の腰が元の位置よりもベースから離れる方向に行き、
後ろの腰は前の腰があったところに行く。
このときはまだ上半身は回転を始めてはいない。
あくまでも回転が下から上へつながっていく感じだ、螺旋運動なのだから。
しかし下半身から起こる力をこらえきれず徐々に背骨も回転を始める。
やがて、肩の回転も始まり、バットは体に巻きつくように振り出される。
この頃、バットにはものすごい力が働いており、
恐るべき速度で動くバットと力の釣り合いを取るために腰や頭は後ろに残っている。
そして、バットはボールの下からこすりあげるような軌道を描き、
慣性の働くバットは体に巻きつくかのようにしてフォロースルーを迎える。

とまあ、大体こんな風になります。
特に足から肩までの回転というのは徐々に浸透していくイメージらしいです。
打撃なんて一瞬なんです。けど、一気に回転させるんじゃなくて
順番順番で回っていくのを意識する事が大事なんでしょうね。

うねり打法をしている打者は後ろの足に非常に粘りがあります。
力強く、地面から力でももらってるんじゃないかという気すらします。
また、バットを振っている間は、バナナのように体が反り返ります。
インパクト時には、上体はもちろん突っ込んではいませんし、
二重振り子打法の打者と比べてフォロースルー、つまり
振りぬいたあとのバットの軌道が大きいです。
腕が肩の後ろまで回りこみそうなぐらいの振りをする打者もいます。

うねり打法で一番大事なのは足、特にかかとの内側です。
僕が上で内かかとと言ってしまった部分です。
うねりは内かかとから始まるものであり終わるものでもあるからです。
足無しではうねり打法など考えられないものです。


■うねり打法と力

うねり打法はボールを捉えれば二重振り子打法よりも間違いなく飛びます。
それは、バットにより多くの力を伝える事ができるからです。
バットに働く慣性の力も大きくなる事を同時に意味します。
うねり打法に働く力を、力学っぽく分析してみます。
難しい式は特に提示しませんので、物理が嫌いな人も是非ごらんあれ。


まず人間にかかる力。
一番はじめは地面から受ける抗力ですね。自分の体重です。上向きの力です。
内かかとのスパイクをめり込ませて回転させる時点で上向きの抗力が
ボールを打ち返す横向きの慣性力に変わります。
やってみると分かります。自然とボールの来る方へ体が動きます。
抗力は体重に比例するため、体重が大きければ慣性力は大きくなる道理です。

今度は、体の軸一連の回転です。
これはバットの回転速度を上げる役割を持っています。
一気に回らず、下から徐々に回転することで力の損失を生まずに
貯蓄してバットにたくす事ができます。これが肩の回転と協力して
末恐ろしいスイングスピードを作り出します。

バットを振り出しているときは、振る反作用でもありバットの慣性力で、
上半身に後ろ向きの力がかかります。下半身ははじめの後ろ足のために
前向きの力がかかっています。

バットを振り下ろしていく時に重力の助力を得ます。
ボールを捉える時には少し振り上げなければならないので、
あまり意味はないかもしれませんけど。
振り出してから腕にも、振り抜く方向とは逆に力が加わります。
その分バットは加速されます。

ボールへのインパクトが終わってからはバットの減速に向かいます。
そのままではバットは体から離れていってしまいますので、
体を回転させてフォロースルーをします。足や肩、腕などに力が加わります。
搾り出してきた力が集約しているので、減速させるのも大変です。
打者から見れば巻き取る、バットから見れば巻き付くかのような動きをして終了です。

ボールを打つために使っている力は
・体重
・肩や腰の回転
・腕で降りぬこうとする力
・足の踏ん張り
となります。不安ですけど、これであっているはず。
厳密に言うともっと色んな力が働いています。

これらの力を分類していくと、バットには次のような力がかかっています。
・重力
・遠心力
・コリオリ力
慣性力は遠心力の中に含めてしまったほうがいいかもしれない。
コリオリ力というのは、体の回転と腕のスイングによって生じる力だと思ってください。
真面目に説明しようとすると僕の手に余ります。


ちょっと休憩です。
『バッティングの極意』に「ホームランを打つときに掛かる慣性力について」、
という興味深い記事がありますので、かいつまんで説明します。
打球の初速が180m/秒あれば35度の角度で打った場合、
5m/秒の逆風があっても120m飛ぶらしいです。
その時のスイング速度は125m/秒、バットにかかっている遠心力は最低でも79.6kg(88G)。
理想的なスイングだと159kg重(177G)という力にもなっていると。
バットの重さは0.90kgぐらいなので、少なくとも90倍くらいの重さになっていることになります。
すごいと思いませんか。これだけの力を人間が生み出しているのです。
うねり打法で上半身が後ろにいくのもこのためです。
二重振り子打法よりもスイングが鋭いためにこうなるとも言えるでしょう。


話は戻ります。
二重振り子打法はうねり打法と比べて、遠心力や慣性力、コリオリ力が小さいんです。
ということで、当たれば二重振り子打法よりは飛ぶんです。
でも、それだけではありません。


■球にかかる回転

飛距離だけではなく、ヒットも出やすくなるのです。
ひとえにそれは球にかかる回転なんです。

うねり打法のスイングの軌道が下から上に行くことを覚えているでしょうか。
こすり上げるといった感じです。テニスを思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょう。
野球ですから、しばきあげるといった表現のほうがしっくりくるかもしれません。
清原選手がホームランを打った試合のインタビューで、
「下からうまくしばきあげることが出来ました」
といった風なことを言っていました。

下から上に打つんじゃアッパースイングじゃないか、
と思う方もいらっしゃる事でしょう。
アッパースイングほど上下の移動があるわけでもないので、
その呼び方はふさわしくないでしょう。
打球の軌道やスイングの性質も違いますし。

ボールを下からこすりあげるという事は、
バットで捉えた時に回転がかかるという事なんです。
ボールの上をたたけばトップスピンがかかるし、下をたたけばバックスピンがかかります。
上をたたくということはつまりゴロになります。
トップスピンがかかっているためゴロの速度が増し、野手の間を抜けやすくなります。
一方、バックスピンがかかるとボールというのは滞空時間が増すため、
飛距離が伸びるという理屈になります。長打になりやすいですね
真芯を捉えた場合はライナー性の当たりになります。
トップスピンがかかるので外野手の前にぽとっと落ちることが増えます。

しかも、芯から離れたところを打つとファウルになりやすいという特典もあります。
これによってねばれるようになり、自分の好きな球で勝負しやすくなるのです。


■インコースもさばける

うねり打法を身につけると、インコースも以前よりは苦手でなくなります。
それは、腰の使い方も一因しているでしょう。
主な理由はバットの巻き付くかのような軌道にあるでしょう。

インコースが苦手な打者というのはたくさんいます。
うねり打法に変わる事によって内角に来る球が苦手でなくなり、
以前は苦しんでいた球でもいい当たりで打ち返せるようになります。

インコースが苦にならなくなるということは苦手なコースが減るわけで、
それだけで打率があがるということも十分ありえることでしょう。
その分、アウトコースが苦手になるということはありません。


うねり打法が優れている事がお分かりいただけたでしょうか。
飛距離も出て、インコースも苦にせず、安打も出やすくなるのです。
これが優れてないと言えるでしょうか。
文章で書くと簡単なことに見えるようですけど、
うねり打法を身につけるという事も、
飛距離を出したり安打を増やしたりすることも並大抵な事ではありません。
阪神の打者達はこのうねり打法を採用しているのです。


4.うねる打者

■プロのうねり

僕はプロの選手が二重振り子打法かうねり打法かを見分ける事はうまくできません。
言われればなんとなくそうだと思いますし、確信は持てないけど
あれはそうなんじゃないかって感じ取る事はあります。
『バッティングの極意』からうねっている打者を引用してみる事にします。

「松井稼頭央(西武)、濱中おさむ(阪神)、大道(ダイエー)、前田智徳(広島)、
ボンズ(アメリカのジャイアンツ)、中村紀洋(近鉄)、松井秀喜(ヤンキース)、
イチロー(マリナーズ)、矢野輝弘(阪神)、清原(巨人)、小笠原(日本ハム)、
蔵本英智(中日)、二岡智宏(巨人)、鈴木尚典(横浜)、カブレラ(西武)、
ペタジーニ(ヤクルト)、城島(ダイエー)、谷佳知(オリックス)、今岡誠(阪神)、
平下晃司(阪神)、阿部慎之介(巨人)、高橋由伸(巨人)、福留孝介(中日)、和田一浩(西武)、
新井貴浩(広島)、栗原健太(広島)、桧山(阪神)、片岡篤史(阪神)、上坂(阪神)」

これは一部であり、すべてではありません。
当然、うねり打法をものにしている打者は他にもいるでしょう。
これらの打者のほぼ全員が打撃でいい成績を残しています。
逆に言えば、うねり打法ならいい成績を残せるということですね。
なるほどだからなのか、と思うこともあるでしょう。
うねり打法なら必ずしもいい成績が収められるとは限りませんが、
よりいい成績を収められるでしょう。可能性も高くなります。
上記の選手をテレビで見ている時に、なんか打ってくれそうという感覚はないでしょうか。
その場合、うすうすその選手のうねりというものを感じ取れているのかもしれません。
逆に言えば、そういう感覚がある選手はうねり打法なのかも。

一つだけ言っておかねばならないのは、
彼らはうねり打法と分かってバットを振っているとは限らない事です。
うねり打法と分かって今の打ち方をしている選手もいれば、
うねり打法と分かっておらずにうねり打法というべき打ち方にたどりついた選手もいます。
なので、後者の選手の場合はうねりがなくなってしまう可能性もあるということを忠告しておきます。

この本は去年出版された物です。
ですから、阪神は少なくともうねり打法を使える打者がこれだけいる、ということです。

テレビでよく見てみるといいかもしれませんね。
うねり打法というのがよく分かるかもしれないし、
二重振り子打法との違いも感じる事ができるかもしれない。
少なくとも阪神は打線がいいので見ていると自分なりの発見もあることかと。


■阪神では

チーム単位でうねり打法に取り組んでいます。
焦点を変えましょう。
田淵チーフ打撃コーチが率先して、うねり打法を身につけさせています。
それも一部の選手だけというわけでなくチーム全体に。

今岡、浜中、矢野といった選手だけでなく、他の選手も身につけています。
はじめに挙げた選手は、去年まで、というはなし。
今年はさらに多くの選手がうねり打法をものにしています。
その代表は赤星選手、藤本選手でしょう。
5月25日の状態で二人とも打率は三割を超えています。

これは由々しき事態です。
投手を除く打者のたいていがうねり打法を身につけているのですから。
その証拠にチーム打率は0.286と5月25日の時点でセリーグトップタイです。
相手チームの投手としてはかなり投げにくいのではないでしょうか。
去年までは抑えていたチームが突如打つようになったのです。
しかも、他のチームと同じくらいというわけではなく、
それよりも打つようになったのですから。
もはや、これまでと同じような攻め方は通じないのです。
この打率は近年安打不足に苦しみ低迷していた阪神には考えられない事です。
だからこそうねり打法のすごさを分かっていただけるはずです。
うねり打法を習得した阪神の選手達のすごさも。
決してまぐれとかたまたまとかそういうのではありません。
僕の勝手な予想を打ち明けるなら、阪神の打線はこのまま勢いを保つでしょう。


毎年ながら、阪神の投手陣はそんなに悪くない。
これまで勝てなかったのは投手が踏ん張って抑えているのに、
打線が奮闘してくれないから得点力不足で負ける。
もしくは、点をあまり取ってくれなかったから逆転負けとか、
なんとも消極的な印象を与える試合が多かったように記憶しています。
これでは、阪神には負け癖がついている、という世間の評価も分からないではありません。
負けていたのは投手よりは野手のせいであったはず。
中継ぎ陣は他のチームよりも勝っていたように見受けます。

今年は打線が点を取ってくれる。
投手にとってこれほど嬉しい事は無いでしょう。
自分さえ頑張ればあとは勝てるのですから。
打線が点を取ってくれるおかげで、色々と循環が良くなりました。
まず、チームにやる気が出たということ。
これによって、負け癖が少しは取れたんじゃないでしょうか。
二つ目は、勢いが自分のチームにつくということ。
野球の世界ではよく言われることですけど、野球には勢いがあると言います。
敵チーム寄りだったり味方チーム寄りだったり。
勢いが敵チームにあっても自分のほうに引き寄せる事ができるようになったんです。
よくミスしたら相手チームに勢いが行く、なんて事が言われます。
実際ミスすると相手が得点をしたりと、試合が動く事は多いです。
三つ目は、投手が楽をできるようになったということ。
点差が前よりも大きくなった事で多少気持ちも余裕が出ます。
点差という実質的な余裕よりも大きいと思います。


5.まとめ

以上が、僕の考える阪神が今年強い理由です。
僕はうねり打法に鍵があると見て、焦点を当ててきました。
寄り道もしたし、強さの根拠を伝えきれていないかもしれません。
でも、去年までの違いといえば明らかに打撃ではあるし、
他に考えられる理由は出てきません。なので間違っているとは思いません。


無理にまとめるなら、うねり打法のおかげで今があるということですね。
首位を五月末、これを書いている時期まで維持し続けるというのはすごいことです。
しかも結構他のチームに差をつけています。
もし途中で首位が入れ替わったらとこの記事も破棄せねばなるまいと
びくびくしていましたがとんだ杞憂だったようです。
去年も首位になるという似た展開がありましたが、今年はどうなる事やら。
今年は去年とは一味も二味も違うと思っています。
たぶん、今年の阪神の試合は面白いはずです。
テレビをつけてみて、阪神の試合を見てみるのもいいんじゃないかなあ。
阪神ファンの人なら選手がうねっているかどうかをチェックしてみるのもいいでしょうし、
そうでない人はこれまでの阪神との違いを感じ取ってみるのも一興です。
せっかくだから、阪神がどうなるか見てやろうじゃありませんか。
僕の論が間違っているという視点から見るのも、もしくは賛成の立場から見るのも。
今年の阪神は今までとは違う。


最後に参考文献として、再びバッティングの極意を紹介します。
興味があれば本屋さんで探してみるのもいいでしょう。

『バッティングの極意[うねり打法]』とは、その名の通りうねり打法というものを扱ったものです。
いかにうねり打法が優れているかというのを著者である手塚一志氏は説きます。
説明はとても分かりやすく、万人に読めるものとなっています。
力学にからんだ話があるのですが、知識のない者でも分かるように
うまく説明してくれます。特に、絵が多いので文章では表現しきれない部分を
巧みに補い、読み手の理解を促進させてくれます。
また、うねり打法を習得する方法も書かれており、
野球をしている人にとっては目からうろこの一冊でもあります。
もちろん野球をやってない人にも得るものは多いです。
野球選手だけでなく野球が好きな人に読んでもらいたいものです。
ただ、値段がちょっと高いのが難点ですけど、僕はそれでも強く薦めます。
僕の説明なんかを読むよりはこっちをよっぽど読んでいただきたい。
この本の前身として『バッティングの正体』『バッティング解体新書』があります。

参考文献
バッティングの極意[うねり打法] 手塚一志著 ベースボール・マガジン社
二千円+税 ISBN4-583-03728-7 C2075

(平成十五年五月二十九日記す)
(平成十五年六月七日、八日追加修正)


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