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エストポリス伝記2のレビュー

公開開始 1999/11/17

タイトル:エストポリス伝記2

ジャンル:ロールプレイング

対応機種:スーパーファミコン

発売日:1995/2/24

開発元:ネバーランドカンパニー

発売元:タイトー

 

 1.始めに

 エストポリス伝記2は、本当に素晴らしいゲームだとスルメは思います。スルメがプレイしたスーパーファミコンのロールプレイングゲームの中では最高傑作です。しかし、残念ながら世間ではあまり知られていません。ここでは、スルメがこのゲームの魅力について、簡単に説明して行きたいと思います。

 

2.ストーリーの良さ

 ロールプレイングゲームを気持ち良くプレイするにはストーリーが良い方がいいです。このゲームのストーリーは、かなり良いできだとスルメは思います。エンディングは、『エストポリス伝記』をプレイしていたのである程度予測できていたのに、不覚にもまた感動してしまいました。キャラクターもいい味を出しているので、このゲームのストーリーは一級品だとスルメは思います。ストーリーは個人の感性の問題なので、スルメが良いと思っても他の方が良いと思うかは別問題です。

3.ステップムーブシステム&ダンジョントリック

 ストーリーが良いだけのゲームなら、他にいくらでもあります。ストーリーは、スルメのゲームの評価にはそれほど大きいウェイトを占めているわけではありません。スルメにとってのこのゲームの最大の魅力の一つがステップムーブシステム&ダンジョントリックです。

 ステップムーブシステム&ダンジョントリックを『ゼ○ダの伝説』と『トル○コの大冒険〜不思議なダ○ジョン〜』を足して2で割っただけだという人がよくいますが、そんなことはないとスルメは思います。確かに形式的にはそうです。しかし、ダンジョントリックを解く時にステップムーブシステムのおかげでトリックに集中できるし、逆にダンジョントリックの中にはステップムーブシステムのおかげでトリッキーな操作が必要無くなっているものがあるので、オリジナルを超えているとスルメは思います。スルメはオリジナルを超えたものはパクリではないという考え方を持っているので、ステップムーブシステム&ダンジョントリックはパクリではないと思います。

 しかも、アローなどのスキルを使えば敵の動きを止めることができるので、慣れてしまえばダンジョンをほとんど敵と戦わずに戦うことができるので、非常に気持ちよくプレイができます。ダンジョン等で迷っているときにザコ敵と何度の戦うのは非常に面倒くさいから嫌ですけど、『エストポリス伝記2』ならそんな心配はありません。

4.古の洞窟

 シナリオの中盤からいけるようになるおまけのダンジョンです。しかし、ここにハマッテしまいシナリオが進まなくまってしまうプレイヤーも多数いるというある意味とっても危険なダンジョンです。

 古の洞窟は『トル○コの大冒険〜不思議なダ○ジョン〜』と同じように、入るたびにダンジョンの形の変わるダンジョンです。この手のゲームは最近いろいろありますが、『エストポリス伝記2』の古の洞窟はちょっと違います。スルメの知る限りでは、この手のゲームは戦闘がアクション要素を含んでいますが古の洞窟は戦闘が普通のコマンド入力式のもので行われるので一味違います。

 はっきりいって古の洞窟だけでも一つのゲームとして成立してしまうので、おまけの一言で片付けることはできません。古の洞窟の最終目的はイリスの宝を10種類全て集めるということになっています。しかし、苦労を重ねて、イリスの宝を全て集めても大きな変化が起きないのは非常に残念です。実際にイリスの宝を全て集められた方は少ないと思うので、期待を削いでごめんなさい。ちなみにイリスの宝は赤宝箱に入っているのが9つとぬしを倒した時に手に入るのが1つあります。

 古の洞窟の青宝箱には、ここでしか手に入らない強力なアイテムが入っています。ただし、一部のアイテムは他のところでも、手に入ります。青宝箱のアイテムは、一度古の洞窟から出ても持ちこみ可能なのでこれを集めることが古の洞窟を簡単に攻略するための近道です。ただし、青宝箱のアイテムは非常に強力なのでシナリオを進める時に他のアイテムを手に入れても役に立たなくなってしまう可能性が大きいです。

 古の洞窟の目標の一つが地下99階にいるぬしを倒すことです。ぬしはまともにやったら、絶対に倒すことができません。勝利の鍵は青宝箱アイテムのガデスのつるぎです。ぬしを確実に倒したいのなら、ハイデッカがいるうちに古の洞窟にいくことをおすすめします。ハイデッカがいれば、運良くデッカーソードが手に入れば、簡単にぬしを倒すことができます。ガデスのつるぎが装備できるのも魅力的です。

5.ユーザーフレンドリーなシステム

 『エストポリス伝記シリーズ』は、とってもユーザーフレンドリーです。例えば、質流れ島というところがあるのですが、ここではなんとパーティが売ったり捨てたりしたアイテムを全て売っているお店があります。アイテムコレクターの方も安心してアイテムを売ってしまうことができます。最近のゲームはアイテムの所持限界に余裕があると思うのでいいですが、当時としてはとっても斬新だったと思います。

 また、一度ゲームをクリアーすると、『もういちど』モードができます。これは、戦闘終了時に入る経験値とお金が4倍になるというものです。『桃○郎伝説』のターボモードみたいなものと思ってください。ちなみに『エストポリス伝記2』では『もういちど』モードをクリアーすると『おまけ』モードができます。『おまけ』モードは古の洞窟だけができるモードです。本編ではできなかった好きなキャラクターで構成したパーティで古の洞窟ができます。

 クリアーした後に少し待っていると『エストポリスレポート』というものを見ることができます。これは、プレイヤーのプレイデータみたいなものです。いろいろなことについて書かれているので、思わずこれをより良いものにしようとして意味ないことをしてしまいます。これによって、エンディングとかが変化しないので安心です。

6.最後に

 『エストポリス伝記2』をプレイされたら、今度は『エストポリス伝記』もプレイしてみましょう。これもなかなか良いゲームです。これはニンテンドウパワーで書き換え可能なので、簡単に入手できるはずです。

 ところで『エストポリス伝記3』はどうなるのかな。10月に決着がつくはずだったのに、いまだに版権がどうなってるか分からないし。なんかスルメの期待しているゲームってこんなのばかり(涙)。

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