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董卓伝 第三章 皇帝救出



【プロローグ】

董卓を洛陽へ呼び寄せた何進は
あえなく十常侍たちによって殺される。

そしてその十常侍も、袁紹らが誅殺し
権力争いは終わったはずだった。

しかし、生きのこった十常侍たちは
幼き皇帝とその弟の陳留王を連れ

都から脱出した。

その途上、董卓軍と十常侍軍は遭遇。

董卓は、幼き皇帝とその権力を得るため
十常侍軍を壊滅する事を決意する。





イベント1
フハハ…… 天はこの董卓に味方している!
我が精兵よ、宦官どもを叩き潰し 天子を手中に収めるのだ!

イベント2
あ、あたしたちは悪くない!
悪いのはあたしたちを狙う袁紹なのに!
袁紹もいずれ始末してやる。
先に地獄で待っておるがよい。
そ、そんな!董卓殿!
もう黙れ。貴様らの役目は終わった。
おとなしく地獄へ行くがよい。

イベント3
と、董白殿ではありませぬか!
何よ、あんたたち?
董卓殿も孫娘のあなたの言うことなら
聞いてくださるかもしれませぬ!
わたしたちの誤解を解いてくだされ!
無様ね!言っておくけど、おじいさまの
天下にあんたたちはいらないの!
そんなに助かりたいなら
泣いて命乞いしてみれば?
そ、そんな御無体な……!
ま、たとえ助かったとしても
あんたたちには、なんにもあげないけどね!
天下はおじいさまのものになるんだから!

イベント4
丁原配下、呂布奉先。
董卓殿の助太刀に参った……!
貴様が万夫不当の武人といわれる呂布か!
なるほど、確かに良き面構えよ。
貴様ほどの武人が丁原に仕えるには惜しい。
どうだ?俺の下でその武を振るってみんか?
なんだと?
俺の下へ来れば、いかなる望みも叶えよう。
共に天下を得ようではないか……!
……考えておこう。

イベント5
おじいさま!
この戦いの後、洛陽は私たちの
ものになるのね!
董白、その通りだ……
だが、洛陽だけではないぞ。
この先、俺は天下をも得るつもりだ。
じゃあ、洛陽の都は私にちょうだい!
フハハ、よかろう。
お前のためなら、都の一つや二つ
痛くもかゆくもない。
さすが、おじいさま!
私の期待、裏切ってはだめだからね!

敵軍カットイン1
こんなところで死ぬもんですか!
あたしたちの意地を見なさい!!

敵軍カットイン2
天子様を守るのはあたしたちの役目!
誰にも邪魔させない!

イベント9
あ、あたしたちがこんな目にあうなんて……
あぼっ!!
フン、まるで相手にならん。
大勝利おめでと〜!
息子を助けてくれて、うれしいわ〜!
礼には及ばん……が
お前はそもそも十常侍の味方では
なかったのか?
そ、そんなことないのよ〜!
わたしは強い男が好きなのよ〜!
そうか。これからは息子とともに
安らかに暮らすがよい……
本当にありがとうね〜。



【エピローグ】

見事に皇帝を救い出した董卓は
洛陽に凱旋。

都の人々の喝采を受ける。

しかし、これが悪夢の始まりとなる。


イベント10
(陳留王)董卓、配下に代わって礼を言う。
(陳留王)そなたのおかげで、我らは再び
洛陽へと戻ることが出来た。
フフ、気にするな。
そんなことより、皇帝として
何をすべきなのかよく考えておけ。
(陳留王)皇帝……?
そう、今からお前が皇帝だ。
そうだな、李儒よ?
クフォフォ。皇帝陛下と、何太后様は
先ほど他界なされました。
残念、まことに残念でございます。
と、董卓!まさかそなた……!
ククク、残念なことだが……
考えようによっては悪くはない。
これで皇帝になれたではないか……!
な、なんということだ……


董卓の配下・李儒の手によって
皇帝とその母・何太后は毒殺された。

新たな皇帝として、献帝を擁立した董卓は
政治の実権を完全に握り……

自らの色に朝廷を染めていく。

彼は、ついに漢王朝を支配することに
成功したのである……!