しぶとさだけは誉めてやる。 だが劉備! 貴様もここまでだ! |
|
どんなにみっともなくともかまわん! | |
私は平和な世を築くまで 絶対に死なん! |
あんた、死ぬんじゃないよ。 | |
何いってやがる、俺が死ぬかよ。 | |
最初、あんたのこと大っ嫌いだったけど 今じゃ一緒になって良かったと思ってるよ。 |
|
ふん、似合わねえこと言うんじゃねえよ まるでこれが最後みたいじゃねえか。 |
|
ははっ、そうだね。 | |
今も、そしてこれからもずっと…… 私等、一緒にきばっていくんだからね! |
御夫人! ご無事でしたか! | |
おお趙雲、良くぞ来てくれました。 早く殿下を殿の元に…… |
|
心得ております! さあ夫人も早く馬にお乗りください! |
|
趙雲、私などを連れて行けば、 到底この包囲を突破することかないません。 |
|
私の事はかまいません。 さあ! 早く殿下を連れて行くのです。 |
|
……わかりました。この趙雲。 | |
身命を賭けて殿下をお守りいたします! | |
これで……私の役目は終わりました…… | |
劉備様……あなたに出会えて、 私は幸せでした…… |
ひい、ふう、みい……いっぱいおるのう。 ったく、戦は数でやるもんじゃねえぜ。 |
|
まあいいわい、こんだけいりゃあ ワシを満腹にしてくれるかもな! |
|
よっしゃー! いっちょきばるぜ! | |
曹操軍よ! 覚悟ができたもんからかかってきやがれ! |
とどめを刺してくれよう! |
弱いものを追い詰めるのは気がひけますなあ。 まあそれが軍師の役目ですけど。 |
この私がしとめきれんとは…… |