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蜀伝 第七章 曹操迎撃戦



【プロローグ】

「曹操誅殺」

献帝からの勅命が劉備のもとに届いた。

曹操の下に居た劉備は、
勅命を実行できる状態ではなかったが、

漢の天子である献帝を飾りとして見ている
曹操のやり方を、

漢王朝再興を目指す劉備は、
見過ごすことはできなかった。

劉備は徐州で曹操に反旗を翻し、
曹操軍を迎え撃つ。






イベント1
私は曹操殿に恩を受けている身だ……
しかし漢の臣でありながら
曹操殿の天子をないがしろにする行い……
だまって見過ごすなど
私にはできない!
曹操殿……
たとえ戦うことになろうとも、
私はあなたを止めねばならない!

イベント2
くだらぬ野心を抱きおって……
帝ではこの乱世は治められんというのが
わからぬとはな……
曹操殿!
天子あってこその天下!
天子の意志を尊重することが、
我ら漢の臣の務めではないのですか!
天子の意思だと……
そのような甘いやり方こそが、
国をここまで堕落させた元凶だ!

イベント3
劉備殿に仕えてから、戦いの日々だ。
お前にも迷惑をかけるな。
気にしないで、兄さん。
私は劉備様の傍にいるだけでとても幸せよ。
あの人はこの国の希望なの。
私はあの人を守るわ。
私の全てを賭けてでも……
お前は立派になったな……
兄はうれしい……
これからも兄妹力を合わせて
劉備殿をもり立てていこうぞ!
ええ、兄さん。
それが私たちの天命よ。

イベント4
張飛よ、この戦いは厳しくなるだろう。
だが生きるのだ。生きてこそ次があるのだ!
兄ぃ、ワシは死なねえよ!
そして兄ぃも死なせはしねえ!
桃園で誓った民達の平安!
まだまだ成し遂げちゃあいねえからな!

イベント6
なんたることだ……
この私が追い詰めきれぬとは……
よし! 曹操軍の猛攻を切り抜けた!
今だ! 早く行け!
死ぬな!
いいか、皆、絶対に生きるんだ!



【エピローグ】

曹操軍の猛攻をうけ、
劉備軍は散り散りになりつつも……

曹操と中原の勢力を二分する
北の雄、袁紹の元へと逃げた。

現在の劉備軍の力では
曹操に立ち向かえないことは明白で、

力をつけるために潜むしかなかった。

いつか天に上るために
水の底に潜む龍のように……