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呉伝 第四章 洛陽奪還



【プロローグ】

虎牢関を破った孫堅は進撃を続け、
董卓の本拠地・洛陽へと近づきつつあった。

しかし孫堅と同じように、
別方面で董卓と戦っていた曹操群は壊滅。

そして董卓軍本隊の接近の報を受け、
決戦の予感を感じる孫堅であった。





イベント1
あそこに見える軍は……!?
曹操殿、無事であったか!
……孫堅か。
笑うがいい、完膚なきまでにやられたわ。
だが曹操殿が戦ってくれていたおかげで、
我が軍もここまで来れた。
貴殿の軍の仇は、俺が取ろう。
ふん……
我が軍が破れ、董卓と戦うのは
もはや貴公の軍だけだ。
董卓は全軍で迎え撃ってくるぞ。
……ふっ、望むところだ。
……ふん。
ならば好きにするがいい、江東の虎よ。
俺はこの戦の終わりを、
見届けさせてもらうとしよう。
将兵たちよ、兵気を整えよ!
決戦のときは近いぞ!

イベント2
フハハ、この洛陽まで迫るとは見事!
だがここまでだ。我が全軍を相手に、
成す術も無く滅びるがいい……!
しかし殺すには惜しい。
どうだ孫堅、我とともに天下を治めぬか?
お前は天に背いて無道をなした。
お前を倒さぬ限り、天下に正義を示せぬ!
フハハ、正義とは笑わせる!
愚か者が、……ならば死ねい!!

イベント3
ここが正念場だ! 抜かるなよご両人!
無論だ。なんとしてもこの戦、勝つ!!
……うむ!

イベント6
フハハハハハ!
孫堅よ、俺には見えるぞ!
正義を振りかざすお前の中に、
俺と同じ、野望の炎が燃えているのを!
お前は俺を倒して、
天下を手に入れたいだけの俗物よ!
ふっ、董卓よ。
貴様の濁った目は、
野望と志の区別すらできぬようだな!
志だと……、戯言を!
天下の乱を鎮めることこそが、
乱世における、武人の務め。
そのために、天下の全てを
平定せねばならぬというのなら……
私がそれをやり遂げてみせる!
それが我が志だ、董卓!

敵軍カットイン1
刃向う者を、生かしてはおけん性質でな!

イベント7
馬鹿な、我が軍が敗れるか……
董卓、私の勝ちだ。
フハハ、見事だ孫堅……
だが、ただでは洛陽を渡さぬぞ……!
【一般兵】殿、大変です。洛陽から火の手が!
なんだと!?



【エピローグ】

董卓を倒し、
洛陽の地を取り戻した孫堅軍。

しかし董卓が放った火により、
かつての都は灰となった。

意気消沈する軍の中にあって、
孫堅は洛陽の再建を配下に命じた。


イベント8
勝つには勝ったが、それで手に入れたものが、
この焼け落ちた都とはな……
殿、向こうの枯れ井戸から、
なにやら光が!
なんだ、これは?
おお、まさしくこれは伝国の玉璽!!
殿が天下を治められるという天啓か!
玉璽……、皇帝の証というやつか。
ふっ、つまらん。
……程普よ。
はっ!
私はいつか、天下の全てを征し、
帝を再びこの都にお迎えする。
これはそのときにでも返すとしよう。
それまでお前が預かっておけ。
ははーーーっ!
さあ、皆の者。帰るぞ江南の地へ!