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魏伝 第五章 徐州の戦い



【プロローグ】

殺された父の仇を討つべく、
曹操は大軍を率いて徐州に攻め込んだ。

あわてた徐州の牧は
劉備に救いを求める。

曹操と劉備。

今後長きに亘る、
二人の戦いの幕が上がった。





イベント1
父上……
さぞ無念であったろう……
待っていてくれ、父上。
その無念、
この息子がすぐに晴らしてやるからな!

イベント2
この徐州、
劉備玄徳が守ってみせる!
劉備!
父の仇を討つは息子が義務!
誰であろうと、
それを阻む者はすべて我が仇と見なす!

イベント3
ほう、徐州の軍にも
できそうな奴がおるではないか!
なんじゃあ!?
この張飛とやろうってか!?
張飛か、憶えておこう。
この夏侯惇を熱くさせた剛の者としてな!
えらっそうにしくさってぇ!
ワシをてめえの尺度で量ってんじゃねえ!

イベント4
我が名は関羽!
そなたは夏侯淵殿とお見受けする!
いかにも俺が夏侯淵よ!
貴様が関羽か!
反董卓連合での剛勇は聞こえておるぞ!
それならば話は早い!
夏侯淵殿、いざ参りますぞ!
望むところ!貴様とは太刀を交えたいと
思っておったからな!

イベント5
なんだか物足りねえなあ、オイ!
……惇。
不謹慎だ……父を失った男の前で……
淵! 何言ってやがる!
俺は叔父貴の弔いには
まだ足りねえって言ってるんだ!
惇の言うとおりだ。
こんな物ではまだまだ足りぬ!
敵に情けをかけるな。
全てを蹴散らし踏み潰せ!

イベント6
劉備よ! なぜ止める!
貴様には我が胸の痛みがわからんのか!
今のあなたは大義でなく、
感情で動いている!
一人の私怨で多くの民を殺すことを、
私はだまって見過ごすことは出来ない!
義だけで人を量ることはできん!
劉備、貴様が何と言おうと、
ここは我が意地を通させてもらう!

イベント7
おおおおおおおおおおおお!!
殿こそ我がすべて!
殿の仇は我が仇!
殿の父を奪った者らよ!
この悪来、典韋が潰してくれるわ!

イベント8
くっ……
私では止められんのか……
父上、仇はとったぞ……
見ていてくれ。
あなたの息子は必ずや天下の頂点まで
上り詰めて見せる。

敵軍カットイン
進め! 正義は我らにあり!



【エピローグ】

曹操は徐州で父の恨みを晴らした。

しかし、大兵力をもって
徐州を攻めた曹操軍は、

本拠の守りが手薄になった隙を、
放浪軍となった呂布に衝かれてしまう。

曹操はすぐさま軍勢を翻し、
呂布との戦いに向かわねばならなくなった。

イベント9
ぬうう…あの狂犬が!
ところかまわず噛み付きおって……!
待っておれ!
即座に叩き潰してくれる!