韓遂、どうしても我が軍門に降らぬか。 | |
貴様も長年戦いに身を置いて来た者なら わかるであろう。 |
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この反乱が、 成るか成らんかということぐらい。 |
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ふっふっふ、曹操よ。 | |
そんな事が分かっておれば、 最初から反乱なぞ起こさんぞ。 |
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己の気に入らん者に、 従う気はさらさら無い。 |
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はっはっは、韓遂よ。 | |
貴様とは幼き日に会って以来だが、 強気な性格はいくつになっても変わらんな! |
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貴様がその気なら、 決着を見るまで戦うしかあるまい! |
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望むところ! | |
曹操よ、今日は貴様と話せて良かったぞ! 次会う時はどちらかが物言わぬ屍だからな! |
俺の戦いは終わらん! たとえこの命燃え尽きようとも! |
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我が覇の道に屈さぬのなら、 止むを得まい。 |
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若き西涼の猛勇よ! 貴様にはここで散ってもらうぞ! |
虎痴殿はおられるか? | |
ん〜〜〜〜! なれなれしいぜえ! その愛称で呼んでいいのは殿だけじゃあ! |
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そなたの武名は聞いておる。 この馬超といざ一騎打ちを願わん! |
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望むところ! 貴様を倒せば 殿もゆっくり眠れるだろうぜえ! |
韓遂、まさかとは思うが 曹操と通じてはおるまいな? |
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な、何を言う馬超! この韓遂の義を疑うというのか? |
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しかしそなたが曹操と会って談笑していたと 言う者があるぞ…… |
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ふっふっふ、疑いが疑いを呼び、 信頼が崩れる。 |
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これぞ我が離間の計の本分。 奴らはこれで自滅の道をたどるだろう。 |
馬超! | |
この楊阜、貴様を殺すことだけに すべてを賭けて生きてきた! |
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今こそ積年の恨み晴らす時だ! | |
どの怨みか分からんが、 この馬超、逃げも隠れもせん。 |
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しかし、貴様如きに 俺を殺せるとは思えんがな。 |
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馬超。確かに貴様は強い。 だが私は下がるわけにはいかん! |
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死んでも下がるわけにはいかんのだ! |
淵よ、この反乱を治めた後は おまえがこの地を統治するのだ。 |
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猛将、夏侯淵が守る土地とならば、 もはや何人もこの地を侵すことはできん。 |
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御意。 この夏侯淵、身命を賭して。 |
突撃せよ! 敵の陣形を切りくずすのだ! |
この強さ……もはや尋常ではない…… |
西方の憂いは断った! | |
待っておれ孫呉よ! 赤壁の屈辱! 今こそ晴らしてくれよう! |