無能な支配者による世の堕落は、 もはや見るに耐えん! |
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この曹操が世の頂点に立ち、 天下に正しき道を示す! |
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皆の者ついてこい! | |
おまえらにも我が覇の道を 共に歩ませてやろう! |
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今この時より、この夏侯淵は曹操が臣。 我が主、曹操にその力のすべてを捧げる! |
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孟徳! | |
我ら夏侯一族の誇りにかけて、 おまえを頂点まで押し上げるぞ! |
蒼天既に死す! 黄巾の世を、我らの世を作り上げるのだ。 |
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そうはさせん! | |
弱った人心を惑わすだけの貴様に 天下を渡すわけにはいかん! |
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張角よ!貴様は私が築く時代の 踏み台となってもらう! |
惇、淵。 妖怪じじいを退治しに行こうか。 |
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孟徳。 その言葉……待っていたぞ…… |
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たまらねえ! たまらねえ! | |
この熱さたまらねえ! |
孟徳。黄巾の奴ら、 なかなか歯ごたえがありそうだな。 |
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信念を持った人間の強さを 強烈に感じるぞ。 |
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まったく、ぬるま湯につかりきった官軍では 話にもならんわけだ。 |
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死を恐れぬ黄巾に、 生き残りたい連中が勝てるわけがない。 |
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もはやそのような道理も分からんほど 朝廷は腐敗しているということだ。 |
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孟徳よ、そろそろ我らの力、 黄巾賊に示してくれようか。 |
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そうだな。 奴らの信念にも勝る、我らの信念をな! |
なかなかやるな。 貴公、名はなんという? |
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劉備玄徳と申します。 | |
劉備か、覚えておこう。 | |
我が名は曹操。 貴公とは何か運命の様な物を感じるぞ! |
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運命……? | |
ははは、戯言だ気にするな! またいずれ会おう! |
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劉備……我が直感が正しければ あの男、必ずのし上がってこよう。 |
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その時、敵であるか味方であるか…… | |
ふっ……味方なら使い、 敵なら踏み潰すのみだがな。 |
この腐った世は作りなおさねばならぬ…… 作りなおさねば…… |
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ぐふっ! | |
張角よ、 我らの世は私が作る! |
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もはや貴様のような老いぼれの 出る幕など無かったのだ! |
ふっ、勝ったか。 | |
俺達の第一歩…… まあ上々の出来だな…… |
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へっ、こんなもんか! | |
なんだか物足りねえなあ、オイ! |
ものども冥途の門を開いてやれ! |
我らが黄巾の世をつくりだすのだ! |
黄巾の民よ、太平の世を求めよ! |