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足回り

 スポーツグレードであるツアラーSは、アバンテ系に比べると引き締められた脚になっています。が、走行時には1.6トンもある車重に、カタログ上200馬力のパワーなのですから、ノーマルでは不満が出てきます。とはいっても、ターボ車のように厳しい条件はありませんから、自分の好みを取り入れる自由度はNAならでは。


【純正スプリング・ショック】


とりあえず、スプリングとショックはノーマルを使用しています。私はノーマル車高派。びしっと落としたクルマはかっこいいのですが、それがノロノロとスロープを越える姿は、ちょっとね・・・。「かっこいいクルマ」と「颯爽とした運転」のどちらを選ぶか、というときに「颯爽と運転する」方を選んだだけのことです。あくまでも、自分自身と自分の車の「身のこなし」についての好みですから、ローダウン派の方々、気を悪くしないでね。

【TRDスタビライザー】


チェイサーの足回りで一番気になるのが、「ロールが大きい」ということです。私ぐらいの腕なら、むしろピッチングはあったほうがいい。荷重のかかり具合を判断できますから。また、ゴアボディのチェイサーは、キャビン以外の剛性が低く、4ドアであることも考慮すると、あまりハードな足を組むのは賛成できません(ターボはここがつらい)。で、スタビライザーの登場です。さほど乗り心地を悪化させず、効果的にロールを押さえてくれます。ノーマルにスタビのみプラス。これは、おすすめです。

【ボルクレーシング C−ULTRA16インチ】


お気に入りの峠によく行くのですが、路面が荒れていてどうしてもリヤタイヤが跳ね気味になるコーナーがあります。軽量のホイールにすれば、多少は路面追従性が良くなるのではと思い、やってみました。TE37とかがいいのでしょうが、そこはヘソ曲がりの私ですから、4ドアらしくないのを選んでみました。結果は成功。ずいぶんよくなりました。掃除も楽ですね。

【ブリヂストン グリッドU】


大して高性能でもありませんが、性能と乗り心地、さらに価格のバランスが良く取れた優れものです。あまりハイグリップなものはボディに負担をかけるし、足回りの設定も厳しくなるのでおすすめしません。雨の日はテールスライドを楽しめますよ。 ちなみに、サイズはノーマルと同じで、205/55−R16です。最近では17インチ、18インチが流行しているようですが、あえてノーマルのサイズを守っています。理由は、やっぱりバランスが良いということ。大径ホイールのメリットは、主にルックスがいいことと大径のブレーキシステムを組み込めること。デメリットは乗り心地の悪化とタイヤ代、バネ下重量の増加です。私自身は、ブレーキキャリパーを交換するようなことにならない限り、ノーマルサイズの旨味を大切にします。
→16000q走行で限界に達し、交換しました。減るのは早い方かな?

【ブリヂストン ポテンザGV】

2002.2.22交換
グリッドUが16000q走行で限界に達した(リヤ)ので、次の候補を探していました。求めるスポーツセダンは「常用域+αで楽しめる、味わい深いクルマ」なので、今回も高性能スポーツモデルは除外。それを履きこなす脚もボディも、まだありませんからね。で、いろいろ迷っていたのですが、近所のオレンジの看板の量販店には、迷うほど品揃えがありませんでした。

で、このポテンザGVですが、実質的にはグリッドUの後継です。なので、「ポテンザの新種だ」と思って買った人は、怒っているらしい・・・噂では。ですが、「グリッドシリーズが新しい芸名をもらった」と考える私には問題なし。店員は「グリッドUよりグリップが上がっているし、静粛性も高くなりました。総合的に見て、これまでのポテンザに迫るほどの高性能を・・・・どうのこうの」まあ、セールストークは聞き流して、と。

高速道路も含めて300qほど走った(うどん食いに行った)後、ワインディングに持ち込みました。 リヤのみ新品、しかもセールストーク通りにグリップ力も上がっているのなら、アンダーステアが出るかも。と、緊張気味にスタート。すると、アンダーステアなんてとんでもない。コーナーによってはジュルジュルという感じでテールアウトの姿勢になり、わずかながらオーバーステア傾向を示すじゃありませんか。ただし、本気の限界走行じゃありませんから、ここからさらに踏めば印象が変わるかもしれません。あと、エアをパンパンに入れてくれたようなので(増量サービスか!?)、よけいにそう感じるのかもしれません。

これはこれで面白いんだけど、タイヤそのものに評価を下すには、もう少し時間が必要ですね。