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旧車好きに学ぶ

旧車好きの方の姿勢に学ぶ点は数多くあります。綿密に資料を調べ、データを蓄積し、じっくりとクルマと付き合っていく・・・大変だけど、楽しみでもあります。こんな楽しみ、旧車ファンだけに独占させておくわけにはいきません!


【旧車愛好家のための50枚のレシピ】 いのうえ・こーいち著 山海堂1748円+税

「クルマ趣味」の第一人者、エンスー道の達人・・・なんていうと、えらく胡散臭いでしょ?私もそう思ってました(笑)。が、この本を読んで、目からウロコが落ちましたねー。タイトル通り、レシピ形式で旧車との付き合い方が紹介されています。大切な情報がサラッと紛れ込んでいるので、それをどこまで突っ込んでいけるかは、読んだあなた次第!旧車じゃなくてもマネしたいネタもたくさんありますよ。

【ノスタルジックカーのすすめ】 鬼塚 順著 山海堂1456円+税

「すすめ」だからして、入門書になっています。「少し古いクルマとの味のある生活を楽しまないかい?」というメッセージには、抵抗しがたい魅力がありますね。実践的な技術面の話はあまり載っていませんが、それ以上の魅力が詰まった名著。あえて旧車嫌いの人に勧めてみたいです。私自身がそうでしたから。

【栄光の名車 レストアの楽しみ】 鬼塚 順著 山海堂1262円+税

上の「ノスタルジックカーの〜」と同じ著者ですが、こちらはぐっと実践的な内容になっています。レストアに必要な下準備が、予想以上に大変なのには驚かされます。ボロボロのが直る(限度あり)のにも驚きますが。「レストアってなんぞや」という方に。

【旧車再生の道 レストア入門マニュアル】 八重洲出版1200円+税

 指紋はすり減り、爪はオイルで真っ黒。身体からは赤錆色の垢が出る・・・こんなイメージのある、オールドタイマーの読者。この本は、そんなオールドタイマー誌の別冊です。一言で言うなら、「ま、大変ですね」・・・ってそれだけかい!ともかく、本格的なレストアとは、クルマを「直す」というより「作る」ことに近いのだと改めて感じました。

【旧車再生の道 レストア入門マニュアルA ケルン石塚の世界】 八重洲出版2000円+税

一応、レストア入門マニュアルの続編ということですが、中心になっているケルン石塚という人がすごすぎる!我流というか邪道というか、発想が柔軟な上に技術も確か。さらに実は理論的でもあるという人。プロじゃないのがいいんでしょうね。溶接や機械加工に興味がある方にも、実践的な情報源となりうるマニュアルです。
この人を見ていると、何故かジム・ボウランド氏を思い出すのは私だけだろうか・・・。