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2006.4.9記
アルファ156購入記

B運命の、オマエ(笑)


 で、行きました。アルファロメオM山。担当O氏をはじめ、スタッフが気さくでちょっと安心。早速現車を見せてもらう。おー、たしかにリヤウインドウが手回し式の、極初期タイプの日本仕様156ツインスパークだ。写真では気になった純正のリヤウイングだが、現物はそれほど気にならない。個人的には「いらん」だけど、これってリヤオーバーハングの感覚を掴むのに役立つんだよね。全体的に年式相応の外観だが、総じて綺麗だ。イイ感じで年を重ねている、という雰囲気。紺色・・・コスモブルーは濃色なので、細かい傷が目立つかと思いきや、それほどでもない。この頃のアルファのメタリック塗装は、メタリックのフレークが多くて(キラキラが強いってことね)、濃色でも磨き傷等が目立ちにくいんだってさ。それは逆にいうと塗装の強度には弱点ともなりかねないわけだけれども。光の具合によってグリーン寄りにも青っぽくも見えたりして、深みがあっていい色です。これまでの車歴は白かシルバーだけだから、次はダーク系か有彩色がいいんだよね。コスモブルーは有力候補だな。ツインスパークエンジンの音色も適度に騒々しくて、なかなかエキサイティング。車検が切れているし、もう売れているしで、実際に動かすことはできない。それでも運転席の眺めは・・・直線らしきモノがどこにも見当たらないぞ!写真で見た以上の、囲まれ感だ。これが、デザイン大国の実力か・・・。ダッシュボードなんてプラプラの硬質樹脂で、トヨタの小型車レベルだったりするんだけど、造形の凄さが素材のチャチさを問題に感じさせない。ま、この辺は、ヨーロッパの環境に適応した素材を使っているので・・・と好意的に解釈することにしている。シートは、2.0はファブリックになるが、なかなかしっかりした良いシートのようだ。2.5の革シートはどうなのかな?147以降のMOMO製のスポーツシートはかたすぎて今ひとつだとも聞く。GTAの革シートも、腰が痛くなるとか。F野0一郎氏も「147は布シートがエエ」と書いていたので、アルファのシートはベーシックなヤツの出来がよいのかもしれないね。

 あー、実際に見て触ったら、すぐにも156が欲しくなってきたぞ!と物欲に点火した後、ショールームでO氏とお話。予算内で探してもらえることになった。ツインスパークにいくつか心当たりがあるという。もし今回のように買えないケースがあったときのために、色の希望をあらかじめ伝えておいて、対処してもらうことにする。第1希望は、今回逃したコスモブルー。第2は、コスモブルーと最後まで迷った、ファンタジアブルー(灰色がかった水色・・・うまく表現できん)。その次が、シルバー。さらに濃色系ということで、黒。要するに、「赤はイヤ!」ってことね(笑)。面のプレスが映えないし、色褪せするし。何より「みんな赤に乗りたがるやんか」という、マイナー指向で非ロッソに走ったのでした。大体やな、「みんなと違った個性的なクルマに乗りたい」とアルファを選んだ人に限って、みんなと同じ赤にしたがるのはなぜだろう(苦笑)。ま、好きなら何でもエエんですけどね、ほんとは。

 相談の終わりに、O氏が気になることを言った。「このご予算ですと、もしかするとV6も行けるかもしれません。でも、たぶんツインスパークになると思いますので」う、V6か。誰もが絶賛する、アルファのV6エンジン。古くてデカくて重いから、ハンドリングには明かな悪影響が出る。ハンドルも切れなくなる。でも・・・チャンスがあれば味わってみたいものだと以前から思ってはいた。ただ、乏しい予算ではきっと無理だと判断していたんだけど。もし、V6が買えるなら、それもありだな。いくつか候補を絞ってもらい最終的な決断を下すことにして、ディーラーを後にした。

 そして、数日。O氏から途中経過の報告が入った。コスモブルーの個体でO氏が目を付けていたものは一足違いで売れてしまっていた。ファンタジアブルーは出物そのものが皆無。黒も無し。「出てくるのは赤ばっかりなんですよ(笑)」ということらしいが、当然といえば当然の話。新車登録が多いだろうしね。ありそうなのはシルバーかな・・・と、この頃思い始めた。ともかくも継続してクルマ探しをお願いした。

 さらに数日して。O氏より再度の電話。「ありました。お勧めできる個体が2台。色はどちらもシルバーで、ツインスパークとV6です。」おお!?ホンマにV6が出てきたのか。はやる心を抑えつつ、冷静に2台のデータを見比べる。簡単に書き並べてみると、こんな感じ。

【2.0ツインスパーク】
99年式。走行約60000q。タイミングベルトは53000q時に交換済み。純正オプションのフロントスポイラー装着。それ以外は完全フルノーマルの内外装極上車。タイヤ9分山。車検3カ月残。
【2.5V6】
98年式。走行約64000q。タイミングベルトは59500q時に交換済み。いくつか改造点あり(モディファイのコーナー参照)。タイヤは4本ともサービスで新品に交換。車検1年3カ月残。

 これで、V6の方が総額で10万円高い。偶然にもボディカラーは同じ。年式も走行もほとんど変わらない。あとは程度とエンジンの差くらいだ。「極上」のツインスパークにも惹かれるが、所詮は中古車。私としては「年式相応」であれば十分だと思っている。基本ノーマルで乗ろうと思っていたけど、最初から欲しいパーツが付いていれば、それはそれでいいんじゃないの?とまあ、いろいろと自分に言い訳をしてみたけど、結局「できればV6と6速マニュアルを味わってみたい」という欲求に勝てなかったというだけのこと。金銭面でも、タイヤや車検の残りを計算に入れると、V6の方が割安になる。革シートは座ったことがないので馴染めるか不安だけどね。夏は暑いっていうし。それでも、V6だ!と購入を決意した。O氏に連絡を入れ、V6購入の意志を伝える。申込金を振り込んで、車両が入庫するのを待つ。書き忘れてたけど、ここまで現車を全く見ていません。県外にあるのでね。見ずに購入を決めてしまうというのも、ラテンというか何というか(苦笑)。

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