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アルファ156をモディファイしてみる

 今回156を購入するにあたり、心に決めていたことがありました。それは、「基本的にノーマルで乗る!」ということです。マフラーを換えたり足回りをいじったりせず、ノーマルの味わいを楽しもうと考えていたわけです。何だか大人っぽいでしょ(笑)。

 ところが、ディーラーに中古車探しを頼んで出てきたのがバリもんのノーマルTSと、少々いじってあるV6。悩んだ末V6にした私ですが、ノーマルへの未練も正直ありました。しかし、現車と対面した瞬間に惚れましたねぇ。前オーナーのセンスが私の好みに合っているというか、全然違和感なく受け入れられる内容だったのです。

 語弊がありますが、「邪魔に感じないモディファイ」とでもいいましょうか。いかにも「いじってます」という感じじゃないのが好ましいですね。

◆機能部品

 もっともいじる気がなかった分野ですが、なかなかの好フィーリングで気に入っています。


【謎のマフラー】

 メーカー名は不明。詳しい人なら形状で判断できるかもしれませんが・・・。エンジンに火が入った瞬間の、身震いがするような猛々しい音が好き。アイドリングでは「ドロッドロッ」という感じで結構低音が響きますが、十分許容範囲内です。チェイサーの直6エンジンの「ボーッッ」という連なった音に比べると気にならないのは、V6ならではの脈動感があるからかもしれません(個人的好み)。踏みこむとやや高音になり、高回転域では裏返ったV6サウンドを奏でます。とはいえフェラーリに比べると低音寄りで、これはこれで味わい深いので、無理にフェラーリチックにしなくてもいいかなと思っています。アルファオーナーは割と回しこんで乗るのが好きな方が多いみたいですが、日常多用する3000回転くらいまでで使っても十分魅力的なのが非常にうれしいところです。



【ビルシュタインのダンパー】(No Image)

 「ビルシュタインが入ってます」ということなので、きっとそうなんでしょう(笑)。「ノーマルダンパーと比べてもむしろ乗り心地が良くなる」という評価も聞きますので、よく動いてくれるんでしょう。できればノーマル車高(本国仕様の)で味わいたいところですが、とにかくビルシュタインは特別な響きがあるのです。私には。チェイサーにも導入しようかと真剣に悩んだことがあるほど。これもJZA70スープラのターボRの影響かもしれませんねぇ。



【謎のローダウンスプリング】

 メーカー名はよくわかりません、ということですが程よく車高が落ちています。もともと日本仕様の前期156はサイドスカートと「キットスポルティーバ」というローダウンサスが装備されています。ジウジアーロ顔156のTIが16インチホイールを履いたようなものだと思えばいいかもしれません。で、日本導入最初期(’98年)のモデルではあまりにも車高が低すぎて下回りだかアゴだかを擦るケースが続発し、その後少し車高設定が上げられたという話も伝え聞いています。私のはまさに’98年式(笑)。ローダウンはイヤなんですが、見ると確かにかっこいいですねぇ。コンビニの出入りでアゴを擦ることもないので一安心。ただし車止めには気を遣います。全長が4.5メートルを切る短さなので助かっていますね。


【謎のロアバー】(No Image)

 これも「入ってます」ということなので、そうなんでしょう(笑)。タワーバーよりも下からの補強が効くのは知っていますが、ただでさえ車高が落ちているので心配だなぁ・・・。そう言うと、担当O氏は「これはアンダーカバーの中に収まって、下に飛び出さない形式だから大丈夫」とコメント。さらに、「アンダーカバー自体は下に擦りつけるためのものだから少々当たっても大丈夫!」と断言しました。ホンマかいな。ともかく、よくボディがゆるいといわれる156なのに、そんな感じがしないのはバーが効いているのかもしれませんね。


【ブレーキパッド&ローター】

 156は特に右ハンドルでブレーキの効き&フィーリングが今ひとつ、とよく聞きます。「スポーツパッドが入ってて、ローターも換わってます」から大丈夫・・・あれ、スリットローターだ!前オーナーはスポーツ系の人だったのかしらん。それなりによく効きますが、鳴きは激しいです。オマエはトラックか!てなものです(苦笑)



【クイックシフト】(No Image)

 これも前オーナーの仕業。シフトストロークを短くする、という機能パーツですが、工賃が結構高いので付けている人は身近にはいません。購入を決定する際には魅力的に感じたポイントの1つです。シフトフィーリングは「ゴリッ」という感じで、それなりに力は必要です。暖まるまでは2速に入りづらく、コツをつかむまではギアを鳴らしてしまったりもしました。今は、大丈夫。それにしても、クイックシフトでこんな感じなら、ノーマルの6MTってかなりストロークが長いんでしょうねぇ。実はアルファ乗りの友達っていないから、他の個体を触ったことがないの。


【ワイドドアミラー】(No Image)

 デザイン優先でドアミラーが妙に小さく、当然後方確認をしにくいのが156の欠点の1つです。納車後にワイドビューミラーを付けるつもりでしたが、あれは高価なので辛いよなぁ・・・と思っていたら、予想していたより後ろがよく見えます。これならワイドビューは要らんかも。と、よくよく見れば、ミラーに映った後方の風景が微妙に歪んでるじゃありませんか。えー、前オーナー様が既に装着済みでした。感謝!


◆ドレスアップ

 ノーマルの佇まいに惚れて156を購入した私ですから、自分でいじった部分は何一つなし。すべて前オーナーの仕業ですが、なかなかいい感じであります。


【メッシュグリル】

 これは定番のモディファイですが、個人的にはどうでもいいポイントです。だってー、グリルの周囲のメッキパーツが目立つから、中はメッシュだろうが何だろうが大した違いじゃないでしょ?黒メッシュで別に邪魔にもならないのでそのままにしていますが、もし銀メッシュだったら即座に外してしまうところです(笑)。

ちょっとメッキが曇っているように見える部分は、ヨメさんの顔が映っていたのでボカしをかけたため(笑)。



【ホワイト・ウインカー】

 これも、別にこだわらないところですが、シルバーの車体色には似合っているのではないでしょうか。



【カラード・ドアミラー】

 これまた私としてはどうでもいい部分。もともとは黒の樹脂むき出しのはずですが塗装されています。ノーマルの黒い樹脂ミラーも、それはそれでいいんじゃないかな?昔のイタリア車ってミラーのないものも多かったわけで、ちょっとそのイメージもありますね。アルファとしても、そのあたりを狙っていたのではないかと想像しますが(156にはクラッシックアルファのモチーフが取り入れられているし)、マイナーチェンジで国産車のような全面塗装車になってしまいました。ま、それもキレイでいいんですけどね。



【カーボン柄のピラー】

 これはありがたいポイントです。ノーマルは黒いピラーですが、年月とともに劣化してみすぼらしくなっちゃうのよね。それも年輪だからがまんして乗ろう・・・と思っていましたが、前オーナーがすでに手当てしてくれていました。カーボンシートを貼るのは定番ですが、専用品は結構高価だし、なかなか手が出ないので非常にうれしいです。



【その他】(No Image)

 ほかに何かないかな・・・と思ってたら、後ろ姿に違和感が。よく見たら「156 2.5 V6」というグレードのエンブレムが無い!洗いやすいし、ちょっと大藪作品ぽくて気に入ってたりします。




◆インテリア

 前オーナーの仕業&私仕様にするための小物をプラス♪


【スポーツ・ペダル&ゴムのマット】

 アルミのスポーツペダルが装着されていました(前オーナーの好み)。ブレーキペダルはスペーサーで高さ合わせをした痕跡が。ヒール&トウとかローリングトウというようなテクニックを繰り出しやすい環境が整っていますが、私はできません。いやーん、まいっちんぐ♪雨の日は滑ってクラッチワークが難しかったので、クラッチペダルに半分だけ「スベラーズ」で滑り止め加工。この辺は、エアガンのカスタム経験でチョイチョイと♪

 ゴムのマットは、純正マットの上に敷いています。仕事柄、靴を汚すことも多く、雨の日などは目も当てられない状態になるのが辛かったので。自動後退で購入した安物です。



【ルームミラー】

 これがインテリアモディファイの目玉だったりします。「機能部品のモディファイ」に入れれば良かったようにも思いますが、ほら、室内にあるモノだから(笑)。

 「M2」という製品ですが、ワイドミラーの一部がボールジョイントで自由に動かせるようになっています。早い話が、「可動式の補助ミラーを組み込んだルームミラー」です。似たような製品は用品店でも見かけますが、M2は補助ミラーがデカく調整範囲が広いのが特徴です。もともとは、安全に車線変更をするためのものらしいのですが、取りあえず左リヤドアのウインドウが確認できるようにセットしてあります。



【ドリンクホルダー】

 マニュアルミッションなので、下手っぴーの私には何かを飲みながら運転するなんて不可能。給水はもっぱら信号待ちの時にします。とはいえ、座席でカンやペットボトルがコロコロ動くのも気分が悪いモノだし危険でもあります。

 そこで、定番ですがサイドブレーキ横の凹みにはめ込む専用品を購入しました。自作するのは面倒だし、専用品だとしっかりしているだろうからな・・・と思っていたのですが。現物は何というか・・・ガレージキットみたいな感じ(苦笑)。シリコンの型にプラキャストを流し込んで作ったような質感です。6000円だぞ!

 怒るより笑ってしまうあたり、アルファオーナーの適性があるのかもしれませんがねぇ。機能的には十分であります。



【カーナビ&バックカメラ】

2006.5.25記

 チェイサーですっかりナビの恩恵に味をしめた私。さぬきうどん巡りの相棒としても、もはやナビ無しでは生きていけない!てことで156にもナビを装着。でも、欧州車は1DINしか取り付けスペースがないことも多いのよねぇ・・・。で、悩みまくった結果が、これ♪
 イクリプスのAVN075HD+BEC105(カメラね)です。HDDナビでオールインワンの1DINインダッシュモデルといえば、現時点(2006年5月)でこのモデルしかありません。「インダッシュモニター+別所にナビ本体」という組み合わせももちろん可能ですが、トランク内や座席下に本体を設置するのが美的感覚としてどうしても許せなかったもので(超私見)。バック時の後方確認用にカメラも同時装着です。


 モニターを閉じた状態はこんな感じ。「イルミネーションを赤にも変更できる」のがウリの1つらしいですが、ボディがブルー系なのでデフォルトのブルーイルミのままでいいかな、と。

 本体の奥行きがあるので、かなり手前に出っ張っています。ネット上では、もう少し奥に押し込んでいる例も見ますが、エアコンの送風切り替えに不具合が出たり、配線を傷める可能性を考えると・・・。小心者なのでプロの推奨値でいくことにします。ま、人によっては物凄く気になる部分かもしれません。私?全く気にならない(爆) 

 モニターを開きました。画面が反射してよくわかりませんが(苦笑)。ま、普通に見やすく、使いやすいです。後方画像は、ガイドラインが出てくれたりはしないのであくまでも障害物や人の有無の確認用。小柄なセダンなので、情報としては必要にして十分。ちなみにこの状態で燃料計が2/3ほど見えます。ほんとは水温計が見えて欲しいんですが。

 それにしても最近のHDDナビってヤツは・・・検索は/再検索は早いし、市街地ではビルの立体表示はしてくれるし、ジュークボックスとしても使えるし。便利になったものです。コイツは容量が20Gとやや少ないんですが、今や30Gは当たり前とか。私の仕事用ノートは未だに4G(爆)。

 取り付けのために2回ショップを訪れました。初回はセンターコンソールのパネルとの間の隙間を埋めるのに汎用スペーサーが使えなかったため、ワンオフで処理するため再度トライ!で、結局このようにスポンジで隙間を塞ぎました。

 ショップの方は恐縮されていましたが、私は平気。というか、実は「別に隙間開いててもいいんじゃねーの」だったりして(笑)。ホコリその他のこともあるので、プロとしてはさすがに放置するわけにもいかなかったようです。

 「めんどくせーなぁ、網戸の縁ゴムとか隙間用スポンジテープなんかでOKじゃない?」と思ったりもしましたので、結果的には私の予想どおり(苦笑)。ただ、これってライン状のスポンジテープをグルッと回してあるわけではないんですねー。四角いスポンジに、ナビ本体が通るように窓を開けて装着しています。当然ですが継ぎ目はなし。

 数時間の格闘の末、パネルの試作もしてみた結果、プロが選択した処理です。個人的にはOKだと思いますが。ここで使用している画像もショップのHPからの借用です。さすがにポイントをつかんだ画像だったので大助かり♪


◆今後の予定

 月並みですが、今後していきたいことです。したいことと実現可能なことを分けて、できそうなことだけを挙げてみます。


【ナビゲーション&バックカメラ】

 やっぱりあると便利。カメラは無いと安心してバックできん!てことでゴールデンウイーク明けに装着する予定。インプレはまたアップします。→2006.5.13取り付け



【レーダー】

 これも無いと不便だよなぁ。安全運転だけど。一応ゴールド免許なんですが、まぁお守り代わりにね(ウソくせぇ)。ところで156シガーライターって常時通電してるんだっけ?どこかのHPで話題になっていたような記憶があるけど詳細は忘れてしまいました。屋内保管なので、ソーラーだとチャージに不安があるのよね・・・。→156のシガーソケットは常時通電ではありません


【HIDヘッドライト】

 チェイサーでキセノンの恩恵を味わったので、もはや普通のハロゲンでは満足できません。ディーラーによると「実際はそれほど明るくはなりません。ドレスアップ程度と考えてください」ということですが・・・。市販のキットを使うか、他社純正品の流用で仕上げるか。コストもピンキリ。3万円〜10万円コースのようです。すぐには無理。とほほ。



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