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ザ・スクープ  1998年3月11日

潜入! 天才発明家の秘密の地下室

 

 数多くの発明品を生み出してきた木手英一(通称・キテレツ)君が秘密の地下室で極秘の発明品の製作に取りかかっていることが、先日明らかになった。

 かねてより、キテレツ君の発明状況を追っていた記者が彼の不審な動きに気づき、調査していたところ、ついに彼が地下の秘密基地へと進入していく瞬間をカメラにおさめることが出来た。(上の写真)
 地下室へ足を運ぼうとしたキテレツ君は周囲の気配を探ったうち、大変奇妙で滑稽な格好で身構えた。すると、突然床が下降を始め、記者の目の前で、キテレツ君は見る見るうちに地下へと姿を消していったのである。

怪しげな格好をするキテレツ君

 彼の作る発明品の全貌はおおよそ見当がつかなかったが、当記者は、彼の周囲の人物に聞きこみを繰り返していくうちに、有力な証言を得た。

 その人物はキテレツ君と同居中であり、キテレツ君の発明第1号であるコロ助。そこで、彼の口から飛び出した発明品、その名は「キテレツ地獄」。発明好きのおとなしかった少年は、遂に禁断の領域にまで侵入してしまったようだ。

 後日、我々は意を決し、地下の発明所に潜入を開始した。そこで見たものは、発明に明け暮れるキテレツ君の姿だった。そして、目の前で、彼はその発明を完成させたのである。
 更に「キテレツ地獄」の材料はゴールドであることが判明。材料に洗面器やゴムボールなどを使っていた彼の初期の発明とは全く変わってしまったようである。中世の錬金術を彷彿とさせるその材料は、やはり人間の道徳を超越した発明品の証なのか。


 気になる発明品と彼のその後の姿だが、極秘に得た映像に写っていたものは、彼が地獄の閻魔大王と交渉する姿だった。

 自らの発明品で生命のやり取りをする彼の姿はまさしく神そのものであった。彼は神への冒涜(ぼうとく)をも恐れてはいないようである。

 彼の新たな発明品は、追って取材することにし、我々は彼の発明室を後にした。

撮影現場 キテレツ大百科 STAGE1
撮影・記事 anywhere

 


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