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判明した解析結果だけをずらずらと並べていくことにしましょう。
1〜2バイト目 : 2バイトで経験値
3バイト目 : 素早さ
4バイト目 : 最大MP
5バイト目 : 最大HP
6バイト目 : 攻撃力
7バイト目 : 守備力
8バイト目 : ゴールド
9バイト目 : (下位7ビット)アイテム
10〜15バイト目 : (それぞれ下位7ビット)行動
13バイト目 : (最上位ビット)2回攻撃かどうか
14〜15バイト目 : (それぞれ最上位ビット)HPが自動回復するかどうか
16バイト目 : (上位2ビット)イオ耐性、(次の2ビット)ギラ・炎耐性、(次の2ビット)メラ耐性、(下位2ビット)HPの追加情報
17バイト目 : (上位2ビット)デイン耐性、(次の2ビット)バギ耐性、(次の2ビット)ヒャド・吹雪耐性、(下位2ビット)攻撃力の追加情報
18バイト目 : (上位2ビット)マヌーサ耐性、(次の2ビット)ラリホー耐性、(次の2ビット)ザキ耐性、(下位2ビット)守備力の追加情報
19バイト目 : (上位2ビット)ニフラム耐性、(次の2ビット)マホトラ耐性、(次の2ビット)マホトーン耐性、(下位2ビット)ゴールドの追加情報
20バイト目 : (上位2ビット)メダパニ耐性、(次の2ビット)ルカニ耐性
21バイト目 : (上から4〜5ビット目の2ビット)攻撃回避率、(下位3ビット)アイテムの落としやすさ
22バイト目 : (上位2ビット)戦闘に入るときのそのモンスターの状況、(次の3ビット)その状況になる程度
これら以外のビット、つまり、
9〜12バイト目の最上位ビット、20バイト目の下位4ビット、21バイト目の上位3ビット、22バイト目の下位3ビットは何に使われているか分かりませんでした。
20バイト目の下位2ビットは未使用のようですが。
分かりにくいところを説明すると、
まず、追加情報というのはその2ビット×256が加算されるという意味で、追加情報というよりはHP、攻撃力、守備力、ゴールドの4つのパラメータはその追加情報の2ビットも含めて10ビットで表されている、と言った方が分かりやすいでしょうか。
10ビットですから0〜1023までの値を取るわけですね。
13バイト目の最上位ビットが 1 だと2回攻撃になります。
14、15バイト目の最上位ビットはターン毎のHP回復量を表していて、 00 なら0、 10 なら20程度、 01 なら50程度、 11 なら100程度回復します。
耐性は数字が大きいほど効きにくくなります。
攻撃回避率は数字が大きいほど身をかわす確率が上がります。
アイテムの落としやすさは数字が小さいほど落としやすくなります。
0 なら100%落とします。
22バイト目の戦闘に入るときの状況ですが、これはきゅうけつこうもりが混乱していたり、エビルプリーストにマホカンタがかかっていたり、といったものを表すもので、
上位2ビットが 00 なら眠っている、 01 なら麻痺している、 10 なら混乱している、 11 ならマホカンタがかかっている、という状態で、
次の3ビットが小さいほどその確率が上がります。
000 なら100%その状態で出現します。
また、行動は以下のようになっています。
00 | メラ | 01 | メラミ | 02 | メラゾーマ | 03 | ギラ |
04 | ベギラマ | 05 | ベギラゴン | 06 | イオナズン | 07 | ヒャド |
08 | ヒャダルコ | 09 | マヒャド | 0A | バギ | 0B | バギマ |
0C | バギクロス | 0D | ザキ | 0E | ザラキ | 0F | メガンテ |
10 | ラリホー | 11 | ラリホーマ | 12 | マホトーン | 13 | マヌーサ |
14 | メダパニ | 15 | モシャス | 16 | ルカニ | 17 | ルカナン |
18 | マホトラ | 19 | アストロン | 1A | マホカンタ | 1B | マホステ |
1C | スカラ | 1D | スクルト | 1E | ピオリム | 1F | ザオラル |
20 | ザオリク | 21 | メガザル | 22 | ホイミ | 23 | ベホイミ |
24 | ベホマ | 25 | ホイミ | 26 | ベホイミ | 27 | ベホマ |
28 | ベホマラー | 29 | ベホマズン | 2A | 様子を見る | 2B | まごまごする |
2C | ぼーっと見る | 2D | 力を溜める | 2E | 大きく息を吸い込む | 2F | 瞑想 |
30 | 身を守る | 31 | 身を守る | 32 | 通常攻撃 | 33 | 痛恨の一撃 |
34 | 痛恨の一撃 | 35 | 眠り攻撃 | 36 | 毒攻撃 | 37 | 麻痺攻撃 |
38 | 不思議な踊り(弱) | 39 | 不思議な踊り(中) | 3A | 不思議な踊り(強) | 3B | 自滅 |
3C | 火の玉 | 3D | 高熱のガス | 3E | 激しい炎 | 3F | 凍りつく息 |
40 | 吹雪 | 41 | 輝く息 | 42 | 甘い息 | 43 | 毒の息 |
44 | 焼けつく息 | 45 | 雄叫び | 46 | 不思議な霧 | 47 | 逃げる |
48 | 仲間を呼ぶ(同種) | 49 | 身を守る | 4A | 仲間を呼ぶ(同種) | 4B | 仲間を呼ぶ(ホイミスライム) |
4C | 仲間を呼ぶ(テベロ) | 4D | 仲間を呼ぶ(しりょうのきし) | 4E | 仲間を呼ぶ(さまようたましい) | 4F | 仲間を呼ぶ(ドラゴンバタフライ) |
50 | 仲間を呼ぶ(はしりとかげ) | 51 | 仲間を呼ぶ(ベホマスライム) | 52 | 仲間を呼ぶ(バアラック) | 53 | 仲間を呼ぶ(アイスコンドル) |
54 | 仲間を呼ぶ(ドラゴンパピー) | 55 | 合体する | 56 | 炎 | 57 | 不思議な霧 |
58 | 目の色が変わる | 59 | 本気を出す | 5A | おびえる | 5B | 最後の力を振り絞る |
5C | 弾け飛ぶ | 5D | 体当たり | 5E | 凍てつく波動 | 5F | やくそう |
60 | せかいじゅのは | 61 | キメラのつばさ | 62 | まどろみのけん | 63 | いかづちのつえ |
64 | ブーメラン | 65 | ちからのたて | 66 | せいじゃくのたま |
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30 と 31 の違いは 31 の方が防御効果が大きい。
33 と 34 の違いは 33 の方は100%痛恨の一撃になるわけではなく通常攻撃になることがあるが、 34 の方は100%痛恨の一撃になりダメージも大きい。
49 は身を守っている間に同種のモンスターが助けに来る。
4A と 54 は一度に複数の仲間を呼ぶ。
56 と 57 は1匹では起こせず、複数の同種の仲間で力を合わせないとできない。
3B 、 54 、 5B 、 61 、 65 は実際には使われていません。
3B は自滅というか、「血も凍る寒さが(こちらのパーティ内のキャラクターの名前)を襲う」という銀のタロットを使ったときのような表示が出てなぜかそのモンスターの方が死んでしまいます。
5B の「最後の力を振り絞る」は、そのモンスターのグラフィックが灰色一色に変わり(倒したデスピサロのように)やたらと強くなります。
2回攻撃でバギクロスとザキを唱え、HPはボス並みに高く、守備力はメタルスライム並みで、呪文はほとんど効く、というモンスターになります。
ちなみにキメラのつばさを使ったモンスターはどこかに飛んでいってしまいます(笑)
ドラクエ4(FC) ロム解析(5)