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―― 治安警察 ――

度重なるテロ、内乱に対応するため統一地球圏連合が作った組織。

既存の警察機構をより強権的にした対テロ色の濃い組織になっており、通常の警察力をはるかに上回る通称「治安警察軍」といわれるほどの独自の軍事力まで持っている。
また各国の政府・軍・警察に対する命令権を有すなど、ある種超越した権限を有する。

事件によっては人員を派遣し、担当官が現地軍・警察を指揮する事もある。
コーカサス州にてドーベル保安部長が、東ユーラシア共和国コーカサス方面軍を指揮したのは、その一例。

このように設立以来、治安警察は武装化と強権主義へと突き進み、必要とあれば時には他の組織(他国の軍や政府)に介入したり、非人道的とも取れる強引な手法すら、平然と選択する。

この過剰な内部干渉行為は統一連合軍や自治省、各行政府、各国政府との間に深刻な対立を生む原因となるが、強力な独立性と権限が仇となって議会ですらなかなか手が出せないのが実情である。

その中核は現治安警察長官ゲルハルト=ライヒが率いた対ブルーコスモス、ロゴス追討部隊出身者で占められており、組織の内情は「ライヒ子飼いの部下達」といわれるほど、長官ライヒの支配が行き届いており、事実上彼の私兵と化している。

治安警察軍の装備は無人MSピースアストレイや可変MSマサムネを中心に、無人攻撃ヘリや装甲車など陸海空に対応できる幅広い武装を有している。



作中に登場する主な関係者の役職は以下の通り。

・ゲルハルト=ライヒ : 「長官」
・メイリン=ザラ : 「官房参事官」(階級は警視長。キャリア組で最前線の指揮を取ることの出来る、本部長クラスの役職)
・ドーベルマン : 「治安維持局保安部長」(実動部隊指揮官)