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―― 九十日革命 ――

CE78年1月25日にプラント駐留の宇宙軍第二艦隊が反乱を起こした事に呼応し、クーデター組織と結託した東ユーラシア共和国軍が決起。
反統一連合を掲げ、東西ユーラシアを舞台に約九十日間に渡り、大規模な内乱を起こしたものである。

革命戦争とも呼ばれ、僅か三ヶ月の間に両陣営や民間人合わせて300万人以上もの人々が犠牲となった。
そのため統一地球圏連合発足以来、最大の悲劇といわれている。

のちに反乱軍は『革命軍』を名乗り、モスクワに革命政権を樹立するも、4月15日に陥落。
その後、組織のスポンサーと思われる経済人などが次々と逮捕されたことで、一連の反乱は終結を迎えた。

だがモスクワ陥落の直前に、数少ないものの有力な残存戦闘部隊や要人が脱出に成功したとの情報もあり、それらの組織は現時点でも世界のどこかで再び革命を企てていると思われる。

この反乱の背景には飢餓や貧困を省みず、より強権化していく統一連合への極めて強い不満があった。
特にそのしわ寄せを受けていた旧ザフト軍人や東西ユーラシア国民の間に絶望を超えた強い怒りがあったのである。

しかしこうした彼らに対して統一連合は武力鎮圧で対応。
そのため反乱には反乱軍だけでなく、大多数の東西ユーラシア一般市民や旧ザフト軍人達までもが参加し、最後まで特攻も辞さない徹底抗戦を貫いた。
統一連合は鎮圧に非常に手間取り、それが雪だるま式に犠牲を増やしていく結果になる。


なおこの一連の反乱の中心組織がレジスタンス『ローゼンクロイツ』である。