―― 統一地球圏連合 ――
第二次汎地球圏大戦(ロゴス戦役)後、オーブが提唱した新しい国際的政治体制。 戦争勃発の危険を廃し、地球圏の恒久的平和の実現を求めるため、カガリとラクスの呼びかけにより設立された新たな世界秩序である。 現在、世界のほぼ全ての国家がこれに加盟している。 加盟国は政府と議会が制定した「統一地球圏連合憲法」と、加盟各国の代表者(人口に合わせて増減。数名〜十人前後選出)より構成された議会「統一地球圏連合議会」、そこで承認を受けた各連合政府機関のもとに、統治される。 議会からは主席が一名選出され、強力な権力によって軍や政府機関を統括していく。 加盟国は地球圏連合憲法の枠組みを超えて行動してはならない。 また議会や政府の決定に服す義務を有する。 その代わりに、国家間の諸問題(紛争や貿易問題、経済格差…など)はもちろん、一国で処理できない問題(内戦や財政破綻…など)の解決・援助を、議会や政府に求めることが出来る。 事実上、世界を支配する統一政治機構である。 しかし世界規模の中央集権的政治体制のため、各国のエゴは抑えやすくなったものの、同時に連合政府の強権性や、各国の自主・自立性を軽んじられる傾向が出てきた事から、新たな問題を引き起こすようになった。 「主権返上」問題や、各地で起きているレジスタンス活動はその一例といえる。
議会や各省庁など政府機能中枢はオーブの首都オロファト市に置かれており、オロファトが事実上統一地球圏連合の首都となっている。 『統一地球圏連合政府 組織構成図』 統一地球圏連合主席代表
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