デスティニーブラスト
メサイア攻防戦にて大破した、ザフト軍最終モビルスーツ・デスティニーのデータを元に、アメノミハシラが開発した対エターナルフリーダム用決戦モビルスーツ。
キラ=ヤマトとの戦いに敗れ大破したダストガンダムに代わり、宇宙へ上がったシン・アスカの新たなる剣となる。
出力の安定性に問題のあったハイパーデュートリオンエンジンを再設計し直す事で、安定性はもとよりそのパワーを従来の三倍にも上げることに成功した。
各武装の出力もそれに伴って上昇している。
本機の最大の特徴はアンチドラグーンシステム『フェアリーズ・ミスティーフ』、そして、手首のソリドゥス・フルゴールに代わり新たに装備されたパルマフィオキーナの支援システム
『ブリューナク』であろう。
『フェアリーズ・ミスティーフ』とはエターナルフリーダムのドラグーン対策として装備された高出力ECMで、これは本機の頭部に搭載されており、強力な電波妨害によってドラグーンシステムの操作を制御不能にするものである。
また『フェアリーズ・ミスティーフ(妖精のいたずら)』という名称は、使用時に展開させる一対のアンテナが妖精の触覚のように見えることと、その効果から付けられた。本機の特徴の一つといえる武装である。
パルマフィオキーナの支援システム『ブリューナク
』は、ソリドゥス・フルゴールの技術を応用した物、従来の物同様にビームシールドを発生させるほか、パルマ・フィオキーナ使用時にマニピュレーターをビームシールドで保護することが可能となった。
また敵のビームシールドに干渉して防御能力を失くす能力と、槍の形状にパルマ・フィオキーナのエネルギーを収束させることで、貫通力と射程距離を増加する二つの能力を追加する。これにより超接近戦に限られるもののあらゆる防御を無効化させる必殺技といえる程の武装に昇華されたのである。
そして『このブリュナーク』とパルマフィオキーナを組み合わせた技が、『フォルゴラーレ・カッツォット(光る拳)』である。
これはいわば「ビームグローブ」ともいうべきもので、前腕部が展開し拳を中心にした球形エネルギーフィールドを形成。防御機能と攻撃を同時に兼ね備えた一種の攻性防御フィールド機能を発動させ、これにより攻撃を防ぐ事はもちろん、ビームサーベルや装甲を「握り潰す」「殴り壊す」、抜き手にすれば「貫く」「切り裂く」事すら可能となる。さらにこのエネルギーを凝縮し、従来からある掌のビーム発信機によって射出、真の意味での「光の槍」とする事も出来る。
そのほかの武装にも改良が加えられており、その中でも大型ビームソード・フラガラッハは従来のものをはるかに凌駕する出力を持ち、ビームシールドや、実体ABシールドごと敵を切り裂く程の破壊力を持つ。
出力だけでなく刀身にレアメタル(150mガーベラに用いられた特殊金属)を使用することで、アロンダイトの欠点であった耐久性をも向上させ、大型化した刀身を扱いやすくするための補助スラスターも内蔵した。共に装備されている、長射程ビームランチャー・タスラムは通常射撃モードのほかに、散弾のようにビームを拡散させるバックショット・モードが搭載されており、距離を選ばない運用が可能となっている。
基本武装
・17.5oCIWS×2
・高出力ビームライフル×1
・フラッシュエッジ3ビームブーメラン「アンサラー」×2
・大型ビームソード「フラガラッハ」×1
・長射程ビームランチャー「タスラム」×1
・掌底部ビーム砲「パルマフィオキーナ」×2
・パルマフィオキーナ支援システム「ブリューナク」×2(ビームシールドとしても使用・可。)
・高出力ECM「フェアリーズ・ミスティーフ」アンチドラグーンシステム×1
・翼部ビームウイング×2
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