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オラクル
連合製巨大MS「デストロイ」の流れを汲むもので、元々「デストロイ-Mk2」として計画されていたもの。
圧倒的な巨砲による火力に重点を置いた「戦艦MS」としてのデストロイとは
対極に、ドラグーンを中心とした多面的な火力展開、機動戦闘が出来る
「空母MS」というのが本機のコンセプトである。
全身に大型ドラグーンを48機配置し、圧倒的な火力は未だ健在。
拠点防衛用巨大MSとして運用されている。
さらに「デストロイ」との違いは一名だったパイロットが、機長、操縦士、
ガンナー、SUBガンナーと四人に増えたことであろう。
これは特殊能力を必要とするドラグーン操作を、非能力者にも操れる
汎用性を機体に与えるべく考慮されたものである。
また防御力も近接攻撃に弱いというデストロイでの欠点を解消し、
敵MSによる接近戦にも対応できるようになっている。
ドラグーンの技術は連合がスパイによってプラントから盗み出したものだが、
完全再現というわけにはいかず、それがまたこの機体が大型化した一因
となっている。
基本構造は「デストロイ」と共通化されており、機体のフレームや一部装甲、
部品なども「デストロイ」のものと共用。
変形機構も廃し、生産コストのダウンを図っている。
当初「デストロイMk-2」という名称で実戦参加する予定だったが、大戦が終結。
その後、統一連合に接収される。
「デストロイ」という名称がベルリンの事件など負のイメージを想起させるとして、現在の「オラクル」という名称に変更された。
現存するデストロイ型MSを改修する形で配備が進んでおり、現在は
月面統一連合宇宙軍基地など拠点を中心に数機配備されている。
皮肉にも光波シールドが後光(?)を背負った様にも見えるため、その
デザインから「大仏様」という愛称がつけられ、汚名を被った「デストロイ」
とは対照的な様相を見せている。
なお核動力を搭載しているが、支援動力として戦艦をジェネレーター
代わりに使う事も出来る。
またウラヌス、クロノスという支援ユニットも存在する。
主な武装:
突撃機動ビーム砲GDU-X4 ×24
突撃機動ビーム砲GDU-X5 ×18
突撃機動ビーム砲GDU-X7 ×6
大型パルマフォキーナ ×2
5連装スプリットビームガン ×2
光波シールド
フレキシブルアームソード×4(胸部に仕込まれた隠し腕。対MS接近戦用)
他、ミサイル等対空火器多数。
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