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ぴえろアニメワールド2003

25th Anniversary Festival

 

【第1部】司会:草尾毅、本美奈子

幽☆遊☆白書 佐々木望、緒方恵美

緒方恵美ライブ『氷のナイフを抱いて』
(蔵馬・キャラクターソング)

ふしぎ遊戯 緑川光、子安武人、関智一、川上とも子
ヒカルの碁 川上とも子、小林沙苗、かかずゆみ

川上とも子ライブ『空』(ヒカル・キャラクターソング)

十二国記 子安武人、岡野浩介、本美奈子
幻想魔伝最遊記 関俊彦、保志総一郎、平田広明、石田彰、草尾毅
人気投票結果発表 ぴえろ公式サイトで開催された、ぴえろ作品人気投票。
めでたく幽白が第一位に輝きました!
特典映像 石田彰、緒方恵美、川上とも子、草尾毅、小林沙苗、子安武人、関俊彦、平田広明

 

【第2部】司会:水島裕、本美奈子

魔法少女シリーズ 富永みーな、水島裕、太田貴子(ビデオメッセージ)
探偵学園Q 緒方恵美、遠近孝一、川上とも子、石川英郎
超GALS!寿蘭 豊口めぐみ、池澤春菜、壱智川小真
NARUTO-ナルト- 竹内順子、杉山紀彰、中村千絵、関俊彦、石田彰、遠近孝一、大谷育江
東京ミュウミュウ 中島沙樹、かかずゆみ、佐久間紅美、
望月久代、野田順子、緒方恵美、小松里賀

小松里賀ライブ『my sweet heart』
(『東京ミュウミュウ』オープニングテーマ)

東京ミュウミュウライブ『恋はア・ラ・モード』
(『東京ミュウミュウ』エンディングテーマ)

エンディング  
特典映像(1) 池澤春菜、壱智川小真、かかずゆみ、竹内順子、富永みーな、中村千絵、
望月久代、石川英郎、大谷育江、杉山紀彰、遠近孝一、豊口めぐみ、水島裕
特典映像(2) 世界ぷるるん滞在記
サスケの憂鬱 ぱ〜と2 十日目
サスケの憂鬱 ふぁいなる …もう何日目になるんだろう?

 

 2003年8月17日に九段会館大ホールで行われた「ぴえろアニメワールド2003」のイベントの模様を収録したDVDです。ぴえろ25周年を記念するイベントで、ななななんと1部には「幽☆遊☆白書」から佐々木望さんと緒方恵美さんがご出演されました。

 九段会館はあまりキャパの多くない会場ですが、このイベントが一日限り、しかも人気作品ラインナップ・声優ぞろぞろ登場のオイシイ内容だったので、当然のことながらチケットはプレミア物に(特に1部)。アニメイトでの販売の他に、幕張メッセで開催された「東京キャラクターショー2003」で各部150枚ずつ販売されましたが、開場から30分ほどで完売。人気の凄さを物語ります。

 

 

↓ここからは、沙蔵がDVDを見た感想&内容紹介になります。(幽白該当箇所のみ)

ネタバレ注意!!

◆第1部−1 幽☆遊☆白書◆
 しょっぱなから幽白が登場し、館内は大歓声。新鮮だったのは、OP「微笑みの爆弾」が流れたときの黄色い声の嵐!中央スクリーンにアニメを編集して作ったプロモーションビデオを流していたのですが、蔵馬や妖狐が登場するたびに女の子の悲鳴が飛び交い、まだまだ幽白は根強く生きているんだなぁと感じました。なぜか桑原のシーンでは笑い声が…(謎)。ビデオは、第一期OPの頭で幽助が空から落ちてくるシーンと、幽助VS陣、幻海VS戸愚呂、飛影の黒龍波、蔵馬(妖狐)VS鴉、桑原VS吏将などを組み合わせていました。

 OPが終了すると、舞台ソデから颯爽と佐々木望さん、緒方恵美さんが登場。佐々木さんはなんだか以前よりも男前になられましたvカッコイイです。緒方さんは白いシャツに黒いジャケット風の衣裳を羽織っておられ、なんと手には薔薇の花が一輪!私は見ておりませんが、以前幽白のイベントで会場に薔薇を投げたという話を聞いたことがありますので「もしや薔薇投げ復活?」と期待も高まりますv

 お二人の自己紹介の後、幽白の監督をしておられた阿部紀之さんを迎え、インタビューに移ります。

 「役に決まった時の感想は?」
 佐々木さんは決まった時ではなくオーディションの時の印象が強いようで、前の仕事からの移動中渋滞にハマって遅刻してしまい、「ダメだ!もうダメだ!」と思いながらオーディションを受けたエピソードを。

 緒方さんは、オーディション資料に“宝塚の男役のような華のある声(男女問わず)”とあったので、宝塚の男役を意識した自己紹介をしたら即合格されたそうです。「余計な演技はいらなかった…」と少し寂しそうにしておられました(笑)(ちなみにこのインタビューの間中、左手にマイクとともに薔薇を持って話しています。)

 監督の阿部さんが二人を合格させる決め手となったのもやはり“華のある声”。4人のうち1人ぐらいは女性を使いたいと考えておられたそうですが、誰にするかは未定。緒方さんの声を聞いて決定になったそうです。

 「最終回のエピソードは?」
 佐々木さんは、最終回のアフレコ中に火災報知器が鳴って、本番が中断したエピソード。このとき緒方さんに「覚えてる?」と話を振って、緒方さんも「覚えてますよー」と。十年前のことなのに、本当によく覚えてますね〜!すごい。

 緒方さんは、プロデューサーの萩野さんと音響監督の水本さんに「最終回は誰か必ず一人ぐらいは泣くものだから、お前が泣け」と事前に言われており、「泣きませんよ!」と言ったにも関わらず、アフレコ終了後やはり泣いてしまったエピソードを。

 そして阿部監督は最終回のことをすっかり忘れてしまったらしく、「何も覚えてないじゃないですか!」と緒方さんに突っ込まれていました(笑)。最近阿部監督はアニメエキスポというイベントで渡米されたそうですが、アメリカでは今まさに幽白を放映しており、幻海の死ぬあたりまで進んでいるそうです。(03年8月時点)。そのとき、ブースで「幻海が死ぬときのササキの演技はどうだった?」などと質問されたエピソードを代わりに話しておられました。

 そして…
 「時間の都合上、ここでお二人にはお別れです」という司会の言葉で、「あぁ、緒方さんが去っていく」と思ったのもつかの間、佐々木さんと阿部監督のみ一言ずつコメントを述べて退場されました。アレ?緒方さんは…?

 というわけで、緒方さんのライブで「氷のナイフを抱いて」が流れます。イントロ部分で緒方さんは華麗に薔薇を投げ、観客の悲鳴が館内に響きました。蔵馬ソングを歌う緒方さんを見るのはこれが初めてでしたが、もうあれから10年も経つんだなぁという感慨と、もっと頑張ってチケットを取って生でこの場所に居たかった…という悔し涙に暮れました。ダンスミックスの方ではなく、ノーマルバージョンのしっとりした方だったので余計にジーンときました。テレビ画面の前で興奮している私って…。でも10年経つ今でもこんなに熱狂的なファンが沢山いて、そんなファンの熱気をDVDで追体験するだけでも心が騒ぎます。愛されてるなぁ蔵馬…!もぅ本当に大好きだよ!ぴえろさん、是非30周年、35周年、40周年…と幽白を宜しくお願いいたします。本当にいい作品なので。

◆第1部−6 人気投票結果◆
 イベントに先駆けて、ぴえろの公式サイトにて歴代作品人気投票を行っていましたが、投票総数13万9073票の内、獲得数2万6436票で幽白が第一位に輝きました!1日1票を投じることが出来るとは言え、13万という数は凄まじいですね!!

 司会の草尾毅さんが「投票総数13万…」と読み上げたところで、館内からはエェーという驚きの声が。すごいですね、ぴえろの威力。声優さんが勢ぞろいの中、スタンバイしていた佐々木さん、緒方さんと阿部監督はステージ中央に呼ばれ、感想を一言ずつ。

 佐々木さん「び、びっくりしました。どうもありがとうございます。すごく嬉しいです!」

 緒方さん「本当に嬉しいです。10年間ずっと想い続けてくれてありがとう」

 阿部監督「感無量です。ありがとうございます」

 最後に布川社長からお三方に花束贈呈。佐々木さんは大きな花束を片手で高くかざしてアピール、緒方さんは嬉しそうにニコニコしておられましたv

 これは舞台での話ではありませんが、実は投票期間中に大幅な無効票を削除したらしく、首位独走を続けていた幽白は一時、2位につけていた「ヒカルの碁」と100票差でほぼ横並びになり(つまり幽白の無効票が多かったようです…)接戦を繰り広げることになりましたが、何とか無事に勝ち抜くことができました。サイトでは「第一位になると何かがあるかも・・・?」と思わせぶりなことが書いてありましたが…実際は何かあるんでしょうか?新収録のCDやDVD…だといいですねぇ。

◆第1部−7 特典映像◆
 特典映像は、ぴえろ公式サイトにて期間限定で公開されていた映像です。緒方さんは、今まで演じた全てのキャラクターに思い入れがあり、応援してくれて嬉しいということを仰っていました。

 

◆第2部  補足◆ 
 DVDには収録されていなかったので補足ですが、第2部の最後にも、1部と同じような人気投票結果発表がありました。めでたく「幽☆遊☆白書」第一位が発表され会場がどっと沸く中、緒方さんがステージ中央に移動し、一言コメント。

 「先程帰ってしまったんですが、佐々木望さんもこの結果を見て感激していました。皆さん、10年間愛してくださってありがとうございました」

 とのこと。佐々木さんは、幽白のみのご出演でしたので、さすがに夜まではいらっしゃらなかったんですね。この緒方さんのコメントは生で聞けましたので、それを聞いただけで私はジーンとしてしまいました。お二方とも、幽白を、そしてキャラクターをとても大事に思って下さいますよね。応援している大好きなキャラを、演じてらっしゃる声優さんも大切にしてくれている。そんな些細なことを感じるだけでも嬉しかったです。

 

◆予約特典 ボイスメッセージCD◆
 イベント会場とぴえろショップ限定予約特典のボイスメッセージCDです。緒方さんと佐々木さんのボイスメッセージが入っていましたので、こちらにテキストとして残してみます。

○緒方さん○

 「皆さん、お早うございますわーこんにちはーこんばんはー。あなたの、緒方恵美です(笑)えーとですね、こないだのイベント、とても楽しかったです。本当に色々な意味で楽しかったです。「幽☆遊☆白書」っていう作品と「探偵学園Q」と「東京ミュウミュウ」で出たんですけれど、「探偵学園」はですね、とても何かこう、ますます変なチームワークがヒートアップしてですね、どんどんエロい方に話が行ってしまって、本当に青少年番組なのかという感じなのですが、私はとても楽しかった(笑)です。皆さんどうでしたか(笑)非常口の絵もとても…(笑)…こんなの載るのかなDVDに…(笑)分かんないですけど。とても楽しかったですしね。「東京ミュウミュウ」はやっぱりみんなできれいな浴衣を着る中で、私だけ変な浴衣を着ていてですね、やっぱり中のいい番組だったんだなーと改めて思いました。

 そして「幽☆遊☆白書」はやっぱりいろんな意味で自分の原点になるような作品で、とても感慨深いものがありました。後で気が付いたんですが、「幽☆遊☆白書」のの蔵馬としてステージに立つと、私の口からは一切シモネタが出ないということが分かりました。それはやっぱり蔵馬くんだから(笑)かな?なんて思います。別にそんな話どうでもいいんですけどね…でもあの、やっぱりすごく懐かしかったし、いろんな意味で、また懐かしいってだけじゃなくて、これからのいろんな励みになったと思います。いろんな意味でね、そういうところからスタートできることはすごく良かったと思います。

 最後に、「幽☆遊☆白書」が皆さんのおかげで人気投票第一位というものを頂きまして、それはとても嬉しかったです。ステージに立つ前にもちろん結果は聞いていたんですけれども、でもステージの上に立って、発表されて、聞いてる皆さんがものすごく喜んでくれたのをきいてすごく感激して、本当になんか胸がいっぱいになりました。改めて、すごく皆さんに長いこと愛してもらえるようなそんな作品に関わることができて、とても幸せだったな、と思います。十年間愛してくれて本当にありがとうございました。またこれからもですね、蔵馬君にもまたどこかで会えたらいいなーなどと思いつつ、そして頑張って行きたいと思います。今後とも宜しくお願いします。ありがとうございました。」

○佐々木さん○

 「皆さんこんにちは、「幽☆遊☆白書」浦飯幽助役の佐々木望です。ぴえろアニメワールド2003、とても楽しいイベントでした。「幽☆遊☆白書」はもう十年も前の作品なんですが、会場の皆さんからものすごい声援を頂きまして、全然十年前だったことを感じさせないような勢いで、オープニングの間だった微笑の爆弾、それから幽助・桑原・飛影・蔵馬の四人をですね、久しぶりに見ることができて、私もすごく懐かしくて感動しました。で、当時はいろんな所でイベントしたんですが、今回のぴえろアニメワールドの会場だった九段会館はですね、「幽☆遊☆白書」のイベントをやったとこなんで、なんか二重に感慨深いものがありましたね。やっぱり、一番何よりも一番嬉しかったのは、会場でずっと「幽☆遊☆白書」を愛し続けてくださっていたこんなに沢山の人たちにお会いできたという、それを目の当たりにできたということですね、こんなに十年も長く愛される作品というのは本当にすばらしいし、そういう作品で主人公を演じられたことを本当に幸せに思っています。これからもずっと自分にとって「幽☆遊☆白書」っていうのは大切な作品でありつづけるので、皆さんもそうであってくれるといいなと思います。そしてまたどこかでまたお会いできると嬉しいです。ありがとうございました。浦飯幽助&佐々木望でした。」