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C妖魔街からの挑戦状!!の巻

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闇の中の死闘!!の巻 第四次審査は真っ暗な闘技場の中で、一対一の戦いによって行われる。残る8人のうち、第一試合は、殺し屋の黒田VS忍者の風丸。試合は風丸が霊気を放ち、黒田との戦いに勝利した。第二試合は少林の勝ち。そして、第三試合は桑原VS武蔵。何も見えない桑原に武蔵はパンチを浴びせていたが、とうとう神聖な木刀で必殺技を繰り出す。咄嗟に折れた木刀の破片を握った桑原は、自らが作り出す霊気の剣で間一髪、武蔵を倒した。

武道家・牙野!!の巻 第四試合は牙野VS幽助。闘気をたよりに幽助の位置をつかんで攻撃してくる牙野に、何も見えない幽助は苦戦する。何とかして相手の位置をつかみたい、と考えた末に幽助のした行動とは、火をつけたタバコを牙野の帯に挟んでおくことだった。幽助の霊丸は見事命中。幽助は第四試合を勝ち抜いた。

忍者・風丸!!の巻 場所を湿地帯に変えての準決勝は、風丸VS幽助。連戦で霊気の落ちている幽助がまともに攻撃できるはずもなかった。しかし用心を重ねる風丸は、自動追尾の手裏剣で幽助を攻撃する。ギリギリで交わした手裏剣は衝撃で爆発し、幽助の体力を削ぐ。一か八か、幽助は玉砕覚悟で風丸へと突っ込んで行くが、返り討ちに合うというその瞬間、幽助の姿が消えた。霊気を追う手裏剣は、当然そのまま風丸へ。自分の放った手裏剣に、風丸はあえなく倒された。幽助は、風丸の手前にあった沼に体ごとはまり込んでおり、偶然勝利したのだった。

少林=乱童!?の巻 準決勝第二試合は少林VS桑原。残された少林が乱童であることはほぼ確実である。火の球を投げたり、呪文を唱えて桑原の体を小さくしたり、今まで盗んできた技をフル活用して桑原を痛めつける乱童。全身の骨が折れ無残な姿になった桑原を目の前にして、幽助の怒りが爆発した。

怒りの鉄拳!!の巻 怒りの一念で少林を倒した幽助。しかし倒れたはずの少林は妖怪:乱童へと姿を変えて、再び幽助に襲い掛かる。乱童が口から吐き出す妖気の糸に絡め取られた幽助は身動きもとれず、散々地面に叩きつけられたあと、そのまま人間を食う魔界魚のいる池へと落とされた。

奥義継承者決定!!の巻 これまでか、と観念する幽助の頭に、地上で倒れているはずの桑原の意識が流れ込む。「腰抜け」「負け犬」と愚弄する桑原に怒った幽助は激しく霊気を放出し、それによって魔界魚はすべて吹き飛ばされた。なおも池の前で幽助が浮かび上がるのを待つ乱童だったが、もうひとつの池の出口から出てきた幽助に殴り飛ばされる。渾身の力を振り絞った幽助はその場で力尽きて倒れた。しかし期待も空しく、乱童はまだ生きていた。とどめとばかりに、縮身の術を幽助にかける乱童。その時、偶然幽助の耳に貼りついていた池の藻によって、術は反対に乱童にかかってしまった!ミニマムサイズの乱童を押しつぶして、幻海の奥義継承者は幽助となったのだった。

妖魔街からの挑戦状!!の巻 山にこもって修行をしていた幽助が町に帰ってくると、街には“四聖獣”らによって魔回虫が数千匹も放たれていた。魔回虫は破壊・暴力・殺害衝動を引き起こす。街の安全のために虫の根源を絶つべく、幽助・桑原は敵の本拠地、魔界にある迷宮城へとやってきた。城の周りに群がる腐餓鬼というザコ敵に苦戦する二人の前に現れたのは、なんと蔵馬と飛影である。

裏切りの門!!の巻 免罪のために味方についた二人を加え、仲間は四人になった。急造パーティーであるが、途中にある裏切りの門で結束を試されるような試練を課されたにも関わらずすぐに飛影を信じて大事な仕事を任せた幽助に、飛影は今までにない奇妙な戸惑いを感じる。ともかく先を急ぐ四人の前に、最初の四聖獣、玄武が姿を現した。進み出た蔵馬の背後から、岩と一体化した玄武の尾が襲い掛かる。ふいをつかれ、蔵馬は腹に裂傷を負ってしまった。

人岩一体・玄武!!の巻 玄武は岩と一体化できる妖怪だった。なおも岩に溶け込み隙をついて攻撃しようとする玄武に、蔵馬は何故か余裕の表情を見せながら一本のバラを取り出す。そのバラこそが、蔵馬最大の武器:薔薇棘鞭刃だった。バラの香りの立ち込めた部屋に玄武が出現すれば、その妖気がすぐに匂う。数度の攻撃の末、玄武の体を構築する中枢岩を見つけ出し、蔵馬はそれを粉々に砕いた。砂となった玄武を後に、幽助たちは先へと進む。