スターラスター(Famicom)
いまだに面白いってどういうことよ!
ってな感じのスターラスター。 いまだにやってます。
Zaurusで通勤電車でできるなんてとんでもない世の中になったもんだ。
スターラスター。アーケードの沙羅曼蛇と同じく、完全に一つの宇宙を作り上げた
名作中の名作です。
ゲーム内容詳細は他のページに譲るとして、ここではその素晴らしさを語りましょう。
どんなに素晴らしいゲームでも、やり続けていたら飽きるもんです。
しかし、スターラスターに至ってはなぜか飽きることがありません。
なぜでしょう。 ゲームバランスがいいからです。
私の腕では暗黒星雲に到達できる確率が10%ぐらい。
暗黒惑星を撃破できる確率は3%ぐらい。
ゲーム開始から5分以内に破壊される確率が20%ぐらい。
ゲーム開始から5分以内に自らリセット押す確率が30%ぐらい。
この絶妙なバランスが何度も何度も私を宇宙へといざなうのです。
人によってはこのバランスは「攻略が容易なマップが出るまでリセットを繰り返す」と
いう技により崩れると言うかもしれません。
確かに明らかにどうしようもないマップもごろごろ出てきますが、何度も何度もクリア
しているとあまり簡単すぎるマップでは物足りなくなってきて、「この程度のダメさ
ならクリアできるだろう」とか「もうちょっと絶望的なやつに挑戦したい!」とか
スト2のリュウみたいなことを考えだすんですよ。
そして案の定5分以内にヒューンヒューンとかいってリセット押すはめになるんですが、
ついまたやってしまう。
いつまでたってもやめられない。
上級者であれ初心者であれ、上記の確率は似たり寄ったりだと思います。ここがすごい。
ここでもう一つ、バランスを崩壊させるネタを。
エミュレータの「その場セーブ機能」です。
これを駆使すると暗黒惑星も手軽に拝めるでしょう。
しかし、まだこのゲームをクリアしていない人はできれば使わないで、全身が震える
程のクリアの感動をまず味わって欲しいものです。
一回クリアしてしまえば、練習するにはいいかもしれません。
参考までに、Zaurus上(に限りませんが)のエミュでやる時のその場セーブ機能の殺し方。
1.タイトル画面で、全てのスロット(セーブ番号)にセーブする。
2.エミュレータを終了する。
3.セーブファイルを探し出し、全てのセーブファイルの書き込み権限を外す。
以上でゲーム毎にその場セーブ機能を制限できます。
それではここからは小技など。
●自機の連射について
このゲームで自機は、画面上に2発しか弾を出せません。
3発目を撃った時点で1発目が消えるのです。
これは見えなくなるだけじゃなく、本当に消えるからたちが悪い。
なので遠くの敵を撃つ場合は、2発が着弾するまで待つ必要があります。
あせって連射しても逆効果。
逆に近くの敵に対しては、弾自体に当たり判定があるため敵をサイトの真正面に
捕らえる必要はありません。弾の射軸線上で捕らえることができるのです。
これは敵の攻撃を回避する上で重要な性質です(後述)し、黒ディスラプターの
大群に目の前まで迫られた時とか、高速接近する「縦型」を迎撃する時に威力を
発揮します。
●敵弾を回避する
このゲームの敵弾は誘導性を持っていますが、左右に自機を振ることにより回避
することができます。
宇宙空間に静止したまま左右に旋回するだけでかわせるってのもおかしな話ですが
とにかくそういうものです。
そして、回避に慣れてくるとどうしてもかわせないのは以下の2つのパターンだけ
になってくるでしょう。
1.至近距離から撃たれ、直後に着弾する弾
2.真正面から飛んでくる弾で、左右に振っても弾道がぶれない弾
1はどうしようもないので、自機の移動でこういう状況を作らないことが重要
ですが、2に対しては対策があります。 それは敵の真正面に立たないことです。
「自機の連射について」の項で書いたように、敵をサイトの中心に捕らえるのでは
なく弾の射軸線上で捕らえるなどの技を駆使して、敵の正面に立たないようにする
のです。
こうすることにより敵が撃った弾があらかじめ左右に揺れており格段に回避しやす
くなるのです。黒ディスラプターの大群などで効果テキメン!
暗黒惑星に遠距離から撃ち込む場合でも、ちょっと左右に外しておくことを意識し
ましょう。
また、左右だけじゃなく上下にも振ることも大切です。
左右に振り切れなくても上下でかわせる場合もあるので。
●ゲーム開始直後
開始直後の選択肢としては、以下の2つが考えられます。
1.ベースでパワーアップ
2.手頃な敵を一つ倒す
1を選択するのは敵の密集地にベースがある場合。
パワーアップ目的というよりは、ベースを見捨てて壁にするのが狙いです。
同様に2を選択するのは、星を見捨てて壁にするのが狙いです。
そして大抵次のようになって絶望感に打ちひしがれるのです。
1を選択して、最初に立ち寄ったベースがSupply
2を選択して、最初に立ち寄った敵がバイオレット
更に、2を選択して敵を倒し、最初に立ち寄った星が地球
。。。このゲームはオレのことが嫌いなのか? と疑いたくなるようなこの仕打ち。
ちなみに暗黒星雲まで行けるかどうかは、どれだけ速くシールドをパワーアップ
できるかにかかっています。
なので、最初にシールドが出るまでベースを巡るという選択肢が実は一番手堅いの
かもしれません。 しかし、そんなプレイは美しくない。
やはりエネルギー効率を考えつつ流れるように攻略していくってのにあこがれるじゃ
ないですか。ダカラショウリツガアガラナインダヨ。。。
●スコアに関して
エネルギー効率だのなんだの書きましたが、このゲームのスコアは黒ディスラプター
を倒し続けることで永久に稼げます。
なのでエネルギー効率どうのこうの言わなくても最高位は取れるのです。
効率追求ってのはただの自己満足です。言いかえれば男のロマンです。
そこがちょっと残念なところ。黒ディスラプターは0点でもよかったと思います。
●星やベースの見つけ方
ワープアウトしてレーダー画面に切り替わった瞬間、星やベースがレーダー内に見え
ていること程うれしいことはありません。逆だった場合は、、、
探すしかありません。
では誰もが考える最も効率の良い探し方とはどんなものでしょうか。
それが分かれば苦労はしないのですが、私は以下のようにしています。
1.まずその場で横方向に自機を90度ほど回転させる。
レーダー画面外ぎりぎりのところにある場合見つけることができます。
2.それでだめなら前進を開始する。
3.前進ボタンは押しっぱなしで、右旋回と直進を3秒ずつ交互に繰り返す
4.しばらく続けてだめなら、左旋回に切り替えて繰り返す
3と4を見つかるまで繰り返すのですが、ない時はホントにない。
結局効率のよい探し方なんてないんだと思います。
でも経験上ただ直進を続けるよりは見つけやすい気がします。
どうしても見つからない時はワープ離脱して仕切り直ししたくなるかもしれません。
でも再度訪れてもまた見つからない可能性が高くお勧めできません。
ちなみに高速移動中でもセレクトボタンでレーダーを切り替えることにより一瞬で
停止できます。個人的には(バグだと思うので)使わないですが、便利な技です。
●暗黒星雲は初めからそこにあるのか
エミュレータのその場セーブ機能を使って確認することができます。
まずゲーム開始直後にセーブします。
そしてゲームを進めて行き、全ての鍵をそろえて暗黒星雲を出します。
レーダー周囲のフォトントーピドーの目盛などを頼りにその位置を正確に覚えます。
そして最初にセーブしたデータをロードしてゲーム開始直後に戻ります。
暗黒星雲のあるはずのところに正確にサイトを合わせてワーーープ!
すると、なんと! 暗黒星雲が出現するじゃないですか!!!
結論は、「暗黒星雲はゲーム開始直後から存在している」です。
つまり星を破壊されてキーが揃わなくても、全宇宙を1ドットずつくまなく探索すれば
暗黒星雲は発見できるのです。 実際にはナンセンスですが。
ちなみに、昔某雑誌に暗黒惑星の位置を記憶する方法としてマジックで印をつけろと
いう風に書かれていました。んなアホなと思って読んでみると、まず画面にセロテー
プを貼り、その上からマジックで書けとかなんとか。
これって頭いいのか?悪いのか? ちょっとバシシマーカーを思い出してしまった。。。
●暗黒惑星の体力は回復するのか
これもエミュレータのその場セーブ機能で確認します。
暗黒惑星に数発撃ち込む毎にセーブし、あと1発で破壊できるところまで持って行き
ます。 その状態で色々な行動を取ってみると。。。
結論。「ワープで暗黒星雲を離脱した時は暗黒惑星の体力が回復する」です。
それ以外、例えば暗黒惑星を画面外に出す、ですとか、ひたすら前進し暗黒惑星を
レーダーの外に出す、またその状態で更に前進し一周して再び暗黒惑星を前方に
出現させる、などの行為では一切体力は回復しません。
また、暗黒星雲にワープする前にフォトントーピドーを撃ち込んでも、体力を減らす
ことはできません。
ちなみにこのゲームではワープで離脱すると、残った敵の数だけは記憶されます。
ディスラプターを倒し、「縦型」1機だけになった編隊で、一度離脱し、再度訪れる
となんと、最後の1機がディスラプターになっている!
縦型は倒すのにかなり時間がかかる場合があるので、これは攻略として使えるかも。
私が始めてクリアした時、実はマーシャルオブフォースパラゴンは取れなかったのです。
震えるような感動の中でちょっと悔しかった。
そのせいでいまだに挑戦しているのかもしれません。
ゲームセンターにスターブレードが出た時、ラスボスとの戦闘になって初めてBGMが流れる
という演出にシビれた人が続出しましたが、あれはスターラスターへのオマージュだと
今でも思っています。
暗黒星雲に乗り込んで初めて流れるBGMには、ものすごい衝撃と恐怖と高揚感を感じたもの
でした。
これ程のゲームがファミコンで出たことは奇跡です。ナムコってのは昔は職人集団だった
んだよー。
戻る ホームページへ