スペースハリアー(PS2)



なんじゃこりゃああああああああああああああああああああっ!!!



近年これ程の衝撃を受けた作品はないですよ。
どこをどう間違ったらあの名作がこんなキャタストロフになるんでしょう?
あのボーナスシーンで飛んでくる気持ち悪い物体は一体なんですか?
大迫力で迫ってくる1面ボスはどこへ行った?
ロックオンショットって何?

これは原作ファンへの冒涜ですよ。

まぁ見た目はともかくやってみるとこれは紛れも無くスペハリっ!
    。。。ってのを期待してたんですが。
プレイ感が全っっっ然違うんですよ。
私が本当に声を上げて言いたいのはここです。
みなさん、スペハリのゲーム性はどういったものだったか覚えていますか?

「回ってれば」敵弾は避けれる。
地上物に合わせて「回り方」を調節する。

この2点の上に成り立つゲーム性なわけですよ。
アドレナリンどばどばなわけですよ。
それがPS2ではなぜか死ぬ。
回ってても死ぬ。
そして、死んだ時ははっきり何に当たって死んだか確認できる。

冷静に分析してみましょう。
PS2版は敵弾があまりにも遅いのです。
原作のあのモビルスーツの恐怖。特に赤と青!
恐らく発射されてから5フレーム程度で着弾してるでしょう。
これなんですよ。これのおかげで回ってれば避けれるんですよ。
おびただしい数の敵弾をわずか10分の1秒程の間に避けている。
そこにシビれるあこがれるゥッ!
それがPS2版では敵弾があまりにも遅いために、発射されてから避け初めても、
自機が一周して戻ってきた頃に丁度重なるんですよ。敵弾が!

これは私の実体験なんですが、難易度をハード、スーパーハードと、上げれば
上げる程死ななくなりました。

そんなスローな敵弾を避けるにはどうすればいいか。
簡単です。見てから避ければいいんです。
PS2版のプログラマは、この最も根源的なゲーム性の部分で、180度の
過ちを犯していることに気付かなかったのでしょうか。
ここがクリアされていたなら、たとえユーライアがシャコでも我慢できたと
思います。

まぁそれ以前にレバーを離してもハリアーがセンターに戻らない時点で失格
なんですが。。。

しかし、このインパクトは、このセガの一連のシリーズに対する不信感を
持たせるの十分でした。
ゲイングランド買おうと思ってるんやけど大丈夫かなぁ。。。

こんなことは思いたくないですが、昔のゲームのリメイクというのは、
新人教育の格好の場なのではないでしょうか。
昔の熱さを知らない若造が、昔の作品を教科書にして作品を作る。。。
ぞっとしますね。

買わなかったらいいだろうと人は言うでしょう。
でもスペハリと名前が付いた時点で、買わざるを得ないんですよオジサンは。
最近のユーザには分からんでしょうが。
詐欺ですよ。冒涜ですよ。


さて、気を取り直して、一緒に買ったファンタジーゾーンのお話を少し。
こちらはまだ数回しか遊んでないですが、そこそこ頑張ってます。
まだ見ぬ追加面が楽しみです。

しかしテンポが悪いですなぁ。。。
面開始時、ポリゴンデモのせいで自機が動作可能になるまでが微妙に遅い
んですよ。ここで「んっ、ぐっ、」って感じにちょっと詰まります。
さらにディスクアクセスがかなり多いこと。
短い面をどんどんこなしていくゲームでこれはつらい。
さらにさらに、どういう調整を受けたか分かりませんが、1面が長い。
3面でレーザーを2回買ってもボスまで行けなかったのは唖然としましたね。

ボスを倒した後のコインばらまきモードなんてのがある為に、ボスを下の方で
倒すという戦術がなくなりました。
ええ、比べましたとも。ボスを上で倒した時と下で倒した時の、3D面での
バラマキを。。。

そして致命的なのは、5面の曲が海外版だってこと。
5面ときいて「ランランララン ランランラ、ラララン」とカタカナで歌って
しまうのがオールドゲーマーで、「たーらーらーらっらっ、」とだらけた旋律
を奏でるのは、移植ものから入ったNewbieなわけで。。。

あと、ファンサイトを見て回っていると、ウィンクロンが強いのは気のせいでは
ないようですな。
どうも死ぬはずのないところで死ぬと、継続する元気が萎えますなぁ。
しかもラスボスのすり抜けバグがないって?
どうしてセガはこうもゲーム性を根元から変えてくるんでしょう。

メガドのスーパーファンタジーゾーンは、本っっっ当によかったなぁ。。。
あ、でもあれはサンソフト。。。

セガよ。。。ハード屋に戻ってくれ。。。



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