バンゲリングベイ(Famicom)


クソゲーの代名詞のような扱いを受けているこのゲーム。興味本位
からやってみました。

 。。。。。。面白いやん!

っちゅうか発売当時もやったはずなんやけどなぁ。
あの時は2P対戦での誘導ミサイル連打にゲラゲラ笑ってそれっきり
やったような気が。
やっぱりクソゲーはクソゲーとかなんとか。。。
               先入観って恐ろしいです。


最近になってやり直してみて、その面白さに気づきました。
んでいつものようにファンサイト巡っていると、どうもそれ程不当な
評価を受けてないようで一安心。
どうやら発売当時のハドソンの宣伝広告に問題があったらしく、
マイクに向かってハドソンと叫べとか、100面以上あるとかあおり
まくった結果、お子様達の期待を一身に集め、しかし発売されたモノ
は全くもって大人向けだったためクソゲーのレッテルを貼られた不遇
のソフトです。


どんなゲームなのかというと、ヘリを操縦して自分の空母から飛び立
ち、敵の工場を6つ破壊すれば次の面に進めるというものです。
工場を爆撃するための爆弾は持てる数に限りがあるため、空母に補充
に帰らないといけません。
また、空母が攻撃を受けたりもしますので守りに帰ったり、逆に敵の
空母が建造されたりしますので破壊しにいったりと結構忙しい。

マップは広いですが、ハドソンの言うように100面ある訳ではなく、
(100画面分の広さってことらしいです)地形並びに工場の位置等
は毎回固定。スタート時の自分の空母の位置のみがランダムです。
この仕様がなかなか絶妙で、工場の位置はやっているうちに覚える
けど空母の位置が違うため毎回違う展開になるという繰り返しプレイ
推奨仕様となっております。

加えて難易度が高いこと。
1面はぬるいけど、時間と共に工場の回りに兵器が設置されていく為
もたもたしていると後半つらい。
2面からは誘導弾も撃ってくるし敵空母の建造も始まるしでかなり
きつい。
5面以降は敵の攻撃力が上がり、誘導弾1発で60%以上の体力を持って
いかれるようになります。2発で死亡!?
このゲームでは、自機の体力が50%を切ると機動力が低下し、誘導弾
を回避することが困難になるので、1発も喰らえない。
実にアーケード的な難易度の上がり方で気持ちいいです。
おかげで5面なんてクリアできません。。。

また、難易度のバランスの取り方ですが、自機の機銃が連射できない
ようになっており、いいかげんな狙いでは敵機を落とせないように
なっております。
ここが運命の分かれ道。 一発の弾丸でズバっと仕留めるのに快感を
見出すか、全然落とせずストレスが溜まるか、感じ方によってこの
ゲームの評価は真っ二つに分かれるでしょう。
私はなかなかいいと思うのですが。


理不尽な難易度に立ち向かうことに疑問を抱かないアーケーダーな人
には、ものすんごくお勧めできる、実に硬派な良ゲーです。



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