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 7月31日(土)

よーし、今日もマリみて徹夜待機だー!
やめられないとまらない

グリグリ2&3
1の続きがあるのかー つーか、ひまわりちゃんの後ろ髪が(・∀・) イイ!

>ケロロ軍曹
朝から出かけてたので見てません。でも録画はしました。
明日も出かけなきゃいけないんだけど、マリみては見る!
ええ、遅刻しても、それはそれで本望です(コラ

>ぷちリレーSS
無事、破綻することなく一ヶ月続きました。
しかも2人でパスなし! これは信じられない事態デス!!
よーし、私はお姉さまを褒めるから、お姉さまは私を褒めて下さい(ぇ
お姉さま最高! 愛してるᬦe

で、どうします? 一応、伏線貼ってありますよ?
もういっちょ、いっとく?(死


ぷちリレー

31.星空 /おにやん

目の前には、お姉さまの不思議そうな顔。まるで違う世界に迷い込んでしまったかのように驚いた顔をしている。
お姉さま、どうしたのですか?
そう、言おうと口を開いても肝心の言葉は出てこなかった。どうして声がでないのだろう?
何度も何度もお姉さまに声をかけようとするが、声が出てくることは一向になかった。私が声を出そうと悪戦苦闘しているうちにお姉さまは音もなく椅子から腰を上げて歩み寄ってきた。
お姉さま?
お姉さまは痛そうな顔をしてさらに近寄ってきた。
お姉さま、どこか痛いのですか? 困ったことでもあるんですか? 私、お姉さまのためなら・・・
そっと、お姉さまは私の頭を自分の胸に埋めた。
 「もう・・・、日が暮れるわね」
お姉さまの声はどこか淋しげで、それでも暖かかった。
あっ・・・、私・・・泣いてるの? でも、嫌な涙じゃなかった。



長い長い夏は、これから始まる。
また、想い出が増えていく。
悲しいことも楽しいことも、嬉しいことだって、淋しいことだって、お姉さまがいれば、みんながいれば
きっと・・・



空には、都会だと言うのに多くの星が輝いていた。
今、この空を眺めている人はどれくらいいるのだろう?
 「今年も来るのかしら?」
ううん!来て欲しいなんて思っつれわけじゃない。私はあの人のお姉さまに会いたいんだから!
 「・・・なんで自分に言い訳しなきゃなんないのよぅ」
全部あの人のせいだ。私が変になったのは、絶対あの人のせいだ。
 「・・・祐巳さま」
少女がため息と共にこぼした声は、空の闇に溶け込んでいった。

to be continued




 7月30日(金)

今日も降ったり止んだりする割に暑い・・・ 今の方がよっぽど梅雨ですよ。
シノブ伝みよー

>ルパン三世 盗まれたルパン
ベッキーが浅川悠だった。

>悪魔のミカタ13巻 「It/MLN」
490頁、読了。

 7月29日(木)

私が朝目覚めて、まず見るのが部屋の時計。(みなさんもそうじゃない?)
「 5時45分。」
時計

おっ、意外と早く起きたなァ・・・と、
パソの側にある小型の電波時計(時刻合わせが自動なヤツ)をみると
「 8時02分。」
時計

最低でも8時15分に家を出ないと遅刻なんです(つД`)
朝飯は諦めました。

webサイト オンドゥル語変換でウチに来た人、点呼 ノシ

>サヴァイヴ
ベルvsカオルのルナ争奪戦キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!(嘘
急に色恋沙汰がでてくるとは・・・サヴァイヴおそるべし。2週前にロビンソンしてたとは思えんぞ。

>悪魔のミカタ13巻 「It/MLN」
現在290頁。半分以上読んだのに、全く読んだ気がしないのは何故でしょう。
つーかアニメイトの透明カバーが厚すぎて付けられない小説なんて今まで読んだことないですよ。

>ぷちリレー
果たして今月中に完結するのか、それともだらだら続くのか?
乞うご期待!(ぇ


ぷちリレー

29.後始末 /おにやん

由乃さん曰く“ギンナン作戦”の結果は、とりあえず作戦失敗に終わった。
あれから一時間経っても江利子さまは現れなかったので由乃さんは“また江利子さまにやられた”と悔しがっていた。
しかも不発に終わったギンナンの処理をワタシに押しつけて怒りながら令さまの元へ大地を踏み鳴らして行った。
令さまには気の毒だが、今の由乃さんは制御できないだろう。・・・それにしても、このビニール袋一杯のギンナン、どうしよう。
このままその辺の草むらに捨ててしまいたいと思ったが、これだけ大量に捨てているところを誰かに見られたら・・・。由乃さん、恨むよぉ〜・・・。
果てしなく重く感じられるギンナンと共に消え去ってしまいたい・・・。あ、でもお姉さまに会えなくなるのは嫌だな。
 「祐巳さん?」
地獄に仏。今のワタシには彼女の声がマリアさまのお声に聞こえたような気がした。
 「志摩子さん! ・・・と、乃梨子ちゃん!」
 「どうも」
相変わらず仲がいいなぁ〜。
 「・・・・・」
一瞬にして乃梨子ちゃんの視線が沈み、眉間に皺が寄る。もうその顔だけで“なんですか、それ?”と言っているように見えてしまった。
志摩子さんも同様にすぐに私の持っているアレが目に止まったようだ。
 「あら、祐巳さんも集めていたの?」
 「へ・・? 祐巳さん“も”って・・・」
 「この通りです」
観念しました、と言った感じで乃梨子ちゃんの後ろから登場するビニール袋。乃梨子ちゃんの持っているビニール袋は二重になっていた。
 「ねぇ、志摩子さん、よかったらこれ、貰ってくれない?」
 「まぁ、でも悪いわ・・・」
心底すまなそうな困った顔をする志摩子さん。
 「ううん、いいのどうせ処分しようとしてて・・・」
 「そうなの?」
 「うん、だから遠慮しないで」
 「祐巳さん、ありがとう」
聖母の微笑みって、こういう顔の事をいうのかなー・・・。一瞬、志摩子さんに見とれてしまい、慌てて顔を振って理性を呼び戻した。
 「今度、茶碗蒸しをごちそうするわね」
 「うん、ありがとう。それじゃあ、私は・・・」
 「ええ、ごきげんよう、祐巳さん」
 「ごきげんよう、志摩子さん、乃梨子ちゃん」
 「ごきげんよう、祐巳さま」
二人仲良くビニール袋を携えて遠ざかって行く二人の姿に、なんとなく自分とお姉さまを重ねてみる。
そういえば、ここの所お姉さまが忙しそうなので一緒に帰っていない。切なくて少し胸が締め付けられ、急にお姉さまのお顔が見たくなった。
・・・まだ、いるかな?
to be continued




 7月28日(水)

どうやら、マリア様がみてるP「チャオ ソレッラ!」の帯に付いてた抽選に当たったらしい。
500名なら当たらないかなーとか思いつつ、小さな希望を込めて妹の名前で応募・・・(待

「オイ! 糞虫! 貴様こともあろうに私の名前を使ったな!」
妹代理

「さぁて、なんのことかなー」
おにやん代理

「私はこんなモノ、応募した覚えはない!」
妹代理

「お、お前、それ・・・」
おにやん代理

しっかり開封してらっしゃいました。
「生プリント」と書いてあったので、つるつるしたポストカードっぽいもののみが送られてくると思いきや、ポストカードホルダーまで付いてました。
でも、クマさん柄はちょっと・・・ いい歳ですし

>シスプリメ
今日はツインテールズの一人、我等が璃璃夢ちゃんのバースディです!(待
派手に楽しく行きましょう!
「おめでとうなのだ〜! これからもみんなで仲良くガンバロー!」
アイコン:タカさん


web拍手

>都古の壁紙ありがとうございました!!m(。_。)m オジギ
こちらこそ、お待たせしましてすみませんでした。

>おかげでクリアできたYO〜ありがd
してやったり(ぇ




 7月27日(火)

壁紙部屋をやっとこさ更新。
今回は都古と七夜をupしました。
他にサイト内のページをちょこちょこ更新中。

最上べにばなさまから暑中お見舞いを頂きました。(もらいものに保存)
ありがとうございます。

時間なくて昼飯がカレーパンだった。


ぷちリレー

27.迂闊 /おにやん

久しぶりに会った江利子さまとの長い話しも終えて、教室に戻ろうとしたとき恐ろしい音が聞こえた。
 「・・・そういえば昼休みだった」
ちなみに今日の午後の授業は1つ。つまりこれから数分後にホームルームが行われるわけだ。
 「最悪」
肩を落としてみてもなにも変わらない。とにかく急いで教室へ戻ることにした。

 「保健室にでも行っていたの?」
教室に戻るなり由乃さんからお声を頂いた。
 「いや・・・あの・・・つい」
なんとかうまく誤魔化そうと頑張った。
 「・・・まさか祐巳さん、午後の授業忘れてたの?」
 「忘れていたわけじゃないの、ちゃんと国語の教科書持ってきてるもの」
 「・・・なにかあったわね?」
由乃さん鋭すぎ。江利子さまと話してて、気付いたら終わってたなんて言えるわけないよぉ〜。
 「祐巳さん」
突然、由乃さんの顔が笑顔に変わる。それと同時に両手で私の手をぎゅっと掴む。
 「私たち、友達だよね?」
いつもの鬼気迫る顔で聞かれるより数倍威力がある。こんな状態の由乃さんに逆らえるほど大きな心臓を有していない私は、泣きながら事情を話すことになるのだった。
 「じゃあ、ホームルームの後で」
 「ええ。楽しみにしてるわ」
丁度いいタイミングで先生が来たので、助かったけど、今のうちに上手い言い訳を考えておかないと。

しかし、世の中そんなに上手くは行かないものだと、改めて思い知らされてしまった。
江利子さまを聖さまに置き換えて上手く話したつもりだったんだけど・・・
 「祐巳さん、今回はまぁまぁだったわ」
話し初めて数分で肩を叩かれる。
 「え?」
 「で、本当は何があったの?」
だから由乃さん、なんであなたはそんなに鋭いの?
 「ど、どうしてわかったの?」
 「やっぱり」
 「えっ? えっ?」
やっぱり? やっぱりってどういうこと?
 「祐巳さん、絶対嘘つけないタイプね。もう諦めた方がいいわよ。たった一回のカマかけで落ちるようじゃ」
カマかけたんだ・・・
 「・・・負けました」
 「よろしい」
由乃さんは絶対敵に回しちゃダメだ。
to be continued




 7月26日(月)

朝から腹痛で目覚めが最悪な一日でした。

・・・今日はそんだけ

>シスプリメ
将来ちゃん瑠巳佳ちゃんのページが移転。




 7月25日(日)

20:20追記 (具志堅vs岡村中)

陰陽龍のタカさんから暑中お見舞いを頂きました。 (もらいものに保存)
ありがとうございます。

近頃は寝る寸前にエアコン使わないと熟睡できません。
恐ろしい・・・ さすがに一日中稼働はさせていませんが、それでもパソとエアコンは電気を食いますからのぅ・・・
少しは節約しないと

壁紙部屋、おそらく来週中にup出来ます。

>マリア様がみてる 〜春〜   第四話「Will」



ちよちゃんはなんでとぶのんー?









10歳ですけど――



ぷちリレー

25.真相 2 /おにやん

 「・・・と言うのが、みんなに話した所まで」
きっちりアールグレイ一杯分を飲み終えて江利子さまのお話は一区切りした。多少脚色されてるような気もするけど、話の大筋は会ってるからいいかな。
 「自由奔放な方ですわね・・・」
 「ありがとう」
 「それで、その続きは?」
黙って聞いていた可南子ちゃんが不意に口を開いた。
 「えっ? ちょっと、可南子ちゃん?」
 「わざわざ“みんな”を強調してましたから」
そう言えば、そんな気もしないでもないけど・・・。
 「・・・そうね、本当は祐巳ちゃんだけに話をするつもりだったのだけれど」
そう言って江利子さまはこちらを向いて微笑んだ。
 「では、私たちは失礼します」
 「そうれすわね、次は体育の授業ですし」
二人が席を立ち、部屋の扉が閉まる。
 「あ、そうだ。祐巳ちゃん、ちょっと待っててね」
江利子さまは面白い悪戯を思いついた子供の様な顔で素早く部屋を出ていってしまった。

 「ちょっと、二人とも」
薔薇の館を出ようとしたその時、後ろ手に江利子さまの声が聞こえてきた。
 「まだ、何か?」
振り向くと、江利子さまは階段を下りきらずに途中で立ち止まった。
 「二人とも、祐巳ちゃんの妹候補なの?」
一瞬にして私と瞳子さんの間に見えない壁ができた。
 「それは、祐巳さまが決めることですわ。それに私は頼りない姉は欲しくありません」
 「あらあら、照れちゃって」
 「誰が!」
 「お話はそれだけですか?」
 「そう。それだけ」
嫌みの笑顔なのだろうけど、元がいいので全然嫌みに見えない笑顔で江利子さまは微笑んだ。
 「それでは失礼します」
扉に手をかけ、外へ・・・
 「二人とも、漁夫の利に気を付けなさい」

数分で江利子さまは戻って来られた。なんか瞳子ちゃんの声が聞こえたような気がするんだけど。
 「あの、お茶淹れましょうか?」
 「いいえ、もう結構よ」
ううっ・・・緊張する。
 「あれね、わざとよ」
 「へ?」
 「私が“みんな”を強調したの」
へ? ワザと? なんで?
 「あの娘なら引っかかってくれると思ったから」
江利子さま、もしかして・・・
 「体のいい人払い、というわけですか?」
 「ご名答。祐巳ちゃん、鋭くなったわね」
ううっ・・・嫌みだ。
 「祐巳ちゃんに聞きたかったことがあるのよ」
 「私に・・・ですか?」
 「祐巳ちゃんと由乃ちゃんって仲がいいでしょ?」
ああ、そういうことか。江利子さまは由乃さんの事が聞きたいのか・・・って、やっぱり例のアレ?
 「祐巳ちゃんは大丈夫そうだけど、由乃ちゃんは・・・どう?」
 「どう?って・・・」
 「蓉子に託した伝言、届いた?」
 「あの後大変だったんですよー! 由乃さんが令さまを攻撃しだして」
 「あら、それは見たかったわね」
ホントにこの人は・・・。
この後、昼休みが終わるまで、私は当時の状況を根ほり葉ほり江利子さまに聞かれた。

to be continued




 7月24日(土)

「マリア様がみてるA 黄薔薇革命 (マーガレットコミックス 長瀬智:集英社)」を購入。
黄薔薇派(とくに由乃さん派)としては買い逃すなんて真似出来ませんよ。
あぁ、やっぱり誰がなんと言おうと黄薔薇が一番だ・・・

>ハバネロスティック
セブンに寄ったら「ハバネロスティック」なるものが視線に入り、思わず購入してみた。
不味くありませんでしたが、私は普通のハバネロの方がいいですね。

>一撃殺虫ホイホイさん
気付いたらエンディングでした。 コンバットさんがラスボスだったとは・・・
ハンマーとスナイパーライフルで葬ってやりました。
害虫を相手にするよりよっぽど(精神的に)楽でした。
しかし、エンディング見たのに60%前後とは・・・
リフトの色違いも持ってないし 衣装ももっとありそうだし パズル揃ってないし
一番イヤなミッションは「スズメバチの巣の駆除」でした。
巣を攻撃する度に巣からハチが出てきて、背後から襲われます。
結局ミサイルとエクスカリバーで無理矢理駆除しました・・・

>27時間テレビ
毎年恒例ですね。ウチの妹は徹夜するとか言ってましたヨ。
かく言う私も明日のマリみて(第四話「will」)の為に通算4回目の夜明け待機を敢行します。

>ケロロ軍曹


白い所が暖かい・・・

今日は外に出る度に“プールから出たばっかり感”がしました。




 7月23日(金)

悪魔のミカタLを読む時間が欲しい。

久々に「一撃殺虫ホイホイさん」をやった。 巫女服ゲットー!(ぇ
つーか、エクスカリバーなんて売ってるし
あぁ・・・ コンバットさんのほうが良かったなぁ〜


ぷちリレー

23.真相 1 /おにやん

 「お姉さま、事情を説明して頂けますか?」
祥子さまの声に誰もが頷く。
 「その前にその方の介抱が先ではないですか?」
志摩子さんが床に伏している哀れな男に手を差し伸べようとした。
 「おっと、いいよ。コイツは私が気合いを入れてやるから」
そういって聖さまは男の肩を持ち上げ背中に膝を入れる。
 「ほっ」
グギッ
恐ろしい音が辺りに響く。
 「お、お姉さま・・・?」
 「あれー? おかしいなぁ〜 ドラマとかでこーゆー風にして起きたと思ったんだけど」
聖さまは悪びれた様子もなく頭を掻く。
ドン
 「あ・・・」
その表紙に男が顔面を床に打ち付ける。これでは暫く気絶したままだろう。
 「聖。お願いだからこれ以上、手間を増やさないで頂戴」
蓉子さまが額に手を当てて、ため息を吐いた。

伸びた男を部屋の隅に転がし、私と志摩子さんとでお茶を入れた。
いつも祥子さまが座っていた席に蓉子さまが座り、私たちもいつもと違う場所に座った。
 「ふぅ・・・」
蓉子さまは紅茶を一口含み、間をおいてから口を開いた。
 「あなたたちには、まだ伝わってないと思うのだけれど」
 「江利子さまのことですか?」
突然、由乃さまが声をあげた。
 「よ、由乃さん!」
祐巳さんが慌てて立ち上げる。
 「祐巳」
それを祥子さまが一声で座らせる。うん、いつもの山百合会だ。
 「そう、二人は知ってるのね」
 「あの、お姉さまに何かあったんですか?」
令さまが小さく挙手をする。
 「まぁ、落ち着いて聞いて頂戴。順を追って話すから」

蓉子さまの話し方は巧みだった。ただただ感心してしまうほど。
要するに、令さまのお姉さまの江利子さまが交際してる花寺の先生が休暇を取ってオーストラリアへ化石の発掘へ行ったという情報を、どうやってか江利子さまは入手し、誰にも言わずに追いかけて行ってしまったそうだ。

 「まぁ、一応向こうに着いたときに家には電話を入れたらしいんだけどねー」
 「はぁ・・・ お姉さまらしいと言えばお姉さまらしい・・・」
令さまは頭を抱えつつテーブルに突っ伏してしまった。
 「でも、それだけじゃないんでしょ?」
祥子さまの発言に皆の視線が集中する。
 「どういう意味ですか? 祥子さま」
由乃さんの目が輝いた。やっぱり、こういう人なんだなぁ〜。
 「それだけだったら、わざわざここまで来なくてもいいんじゃなくって? 足を運んでまで話す理由があるのではないのですか?」
 「鋭いわね、祥子」
 「お姉さまの妹ですから」
 「・・・・・」
 「・・・お姉さま?」
 「なんちゃって」
 『え?』
聖さま以外の全員の声が同時にこぼれた。
 「みんなの顔を見に来たついでよ」
 「まぁ、江利子からも昨日電話あったしね」
 「お姉さまは何て?」
 「一緒にいても邪魔になるみたいだから明日帰る、って。江利子も苦労人ねぇ・・・」
 「あーあ、拍子抜けー」
部屋には由乃さまの嘆きの声が響いた。

to be continued




 7月22日(木)

竜胆浅葱さんより苺のイラストを頂きました。
可愛いイラスト、ありがとうございます。

アンセブの新譜「ラブスレイブ」購入。
今期のUHF局アニメ「DearS」のOP曲「ラブスレイブ」のマキシ。
1stツアーの先行予約・・・ どうしよう

同じく「悪魔のミカタL It/MLF」(うえお久光/電撃文庫)購入。
待望の「It/ザ・ワン編」の完結編。J巻からの頁総計数は442+292+484=1218頁。
つーか、ライトノベルで750円も払ったのは初めてですよ。

クロスカディアDとハガレンGは保留〜
シノブ伝のドラマCDやらこれやら・・・ 経費がかさむなぁ〜

>サヴァイヴ

意外と女装の似合うハワードでした。




 7月21日(水)

暑中見舞い申し上げます。

土用の丑の日なんで、鰻を食いました。
この暑さはいつまで続くんでしょう?

ぷちリレーのページを作成しました


ぷちリレー

21.ちょっと後の話 /おにやん

 「大体の事情は飲み込めましたわ」
紅茶を一口含んだ後に少女からこぼれた言葉は虚しく薔薇の館に響いた。
髪をロールに纏め、気品の溢れる様子は流石はお嬢様学校と言ったところか。
ただ、悲しいかな、彼女はその場には全くそぐわない格好をしていた。
 「どうでもいいけど瞳子さん。その格好はなんなんですか?」
一際背の高い少女は、その場に一緒にいるのも嫌なくらい彼女を嫌っているのに、何故か自ら話しかけていた。・・・まぁ、無理もないけど。
 「何って、体操服ですけど? もしかして可南子さん、知らなかったんですか?」
口に手をあて、本当に驚いたような“フリ”をする少女。この辺が彼女の彼女らしいところ。
 「・・・もういいです。ところで祐巳さま、もしかして、そんな話をするためだけに私たちをお呼びになったのですか?」
 「え? そうだけど?」
そんな義務はないんだけど、やっぱりこの二人にはリリアンかわら版の歪んだ事実より、ちゃんとした真実を知ってもらいたいし。
 「はぁ・・・」
可南子ちゃんがここへ来て何度目かのため息をする。
 「あなたという人は・・・」
 「まったく、祐巳さまはホント、変ですわね」
 「へ?」
二人はなんだか私をみてやれやれ・・・みたいな顔をしている。
 「私たちが入学する前に卒業された面識もない先輩のことを聞かされて、私たちにどうしろと言うのですか?」
 「・・・あ」
言われてやっと気が付いた。そうだ、彼女たちは今年入学してきた生徒だったんだ。
蓉子さまや聖さま、ましてや江利子さまとも会ったことないんだった。
 「祐巳さまはホント抜けてますわね」
 「あ、ははは・・・」
今回ばかりはホントに抜けてた。暑さでどうかしちゃったのかな、私。・・・って、いつものことか。
 「それで、どうなったんですか?」
さっきから立って腕組みしていた可南子ちゃんが窓辺まで近寄る。
 「どうなった・・・って?」
 「その事件は解決したのでしょう? ここまで話したのだから最後まで教えてください」
えっと・・・たしか、聖さまが江利子さまのお兄様を足蹴にしてたところまで話したんだよね。
 「そうですわね。確かに元・黄薔薇さまとは面識はありませんが、結末は知りたいですわね」
 「そうだね。えっと、その後ね・・・」
 「折角だから、そこから先は私が話しましょうか?」
音もなく扉を開けた人物は、紛れもなく鳥居江利子さま本人だった。
to be continued




 7月20日(火)

都心で観測史上最高の39.5℃
・・・風呂ですか?

負け組は負け組らしく勝ち組さんのサイトでも眺めてます

 7月19日(月)

畏れ多くも、陰陽龍のタカさんに苺のアイコンをつくって頂きました!

これで苺ちゃんのミリョクも100倍なのだ♪
タカあにっち、ありがとうなのだ!

>行動、言動から小さい女の子を想像してしまいがちだが、外見は結構成長してらっしゃるようd(削除)
そうなんですよね、身長も155.5pありますし。変な設定するなぁ、クリエイターは・・・
Σ ( ̄□ ̄; ってワタシじゃないですか
何はともあれ、感謝です (つД`)アリガトウゴザイマシタ


はっきり言って、ぷちリレーがここまで続くとは思っていませんでした。
「二人で一日交代(パスは2回まで)」という厳しいルールの中、今月頭から現在まで二週間以上も続いたなんて・・・
精神力もそうですが、ネタもよく尽きなかったな、と・・・
こんな無謀な提案に乗ってくださったお姉さまに今一度感謝を
参加者はお気軽にどうぞw 人数が増えると負担が軽くなってネタが増える、といいことずくめなんでw
ホントは令ちゃんも巻き込みたかったんだけど、ほぼ毎日SS仕上げてるからなぁ〜
負担以外のなんでもないよなぁ〜 この企画。 自分を追い込んで・・・そうか! これがMか!(違


web拍手

>戦いの果てにを読もうとしたのに無い?
言われて探したらホントに無かった・・・ 紛失?!
ちょっとマテ、ありえなーい。 バックアップ取ってないですよぉ〜(つД`)

>とてもわかりやすくてよかったです♪ありがとうございました
「見やすく、理解しやすく、完璧な攻略」が目標ですからw あ、あくまでも目標ですけど・・・

>どれもすばらしいものばかりです。 PS有間都古の壁紙作って欲しいです!!
だって〜 ネモ良かったね〜 見てる〜?(ぇ
リクエストは随時彼にメールしてるので、作ってくれてると思います。
ただ、彼のネット環境がよろしくない状態なので、なかなか完成品を受け取れないのです。
毎週日曜とか言っておきながら、全然更新できていない事を改めてお詫び申し上げます。


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19.一足違い /おにやん

事態は私が考えていたものより、ずっと複雑で重く、最悪の状況まで陥っていた。
聖と二人でまず職員室に行き、先生方に挨拶をし、薔薇の館へ向かう途中に会った人物の一言で私たちは背中に嫌な汗が流れるのを感じた。
 「あら? 蓉子さまたちも来ていたのですか? お久しぶりです」
胸元に高級そうな一眼レフを抱えた女子生徒が言ったその言葉に反応したのは聖だった。
 「蓉子さまたち“も”って、どういうこと?」
言われて気が付いたあたり、疲れているのかな、と思ってしまった。普通、こういうことに気が付くのは聖より自分の方が先のはずだから。
 「ん・・・ 何番目のお兄様なのかは覚えていませんが・・・」
そこまで聞いて理解した。これから正しい情報を祥子たちに伝えて、これ以上の騒ぎを起こさせない、という私たちの考えは、どうやらもう果たせそうにはない。
 「挨拶なんて後回しにすればよかったかな?」
 「いいえ、そうはいかないわ。でも・・・まずいことになったわね」
 「どういうことなんですか?」
 「あなたは江利子のこと聞いてないの?」
 「江利子さま・・・? なぜ、既にご卒業なされた江利子さまの名前が出てくるのですか?」
 「・・・そう。あなたの耳に届いてないとすれば、伝わるのは最悪でも明日、といわけね」
 「あの・・・蓉子さま?」
 「ごめんなさい。今は何も言えないわ。それと先を急ぐので失礼するわね」
 「・・・はい。わかりました」
 「ごきげんよう、蔦子さん」
そう言って二人でその場を去る。

 「頼む! 教えてくれ!!」
志摩子さんたちが薔薇の館に戻ってきて、一段落経ち、これから学園祭についての話し合いをしようとした時に扉を叩く音がした。
扉を開けて入って来たのは、一年前に見た、その人だった。
 「お兄様?」
 「あぁ、令くんか、よかった」
令さまの顔を見たその人は一瞬安堵し、ものすごい速さで令さまのもとへ駆け寄った。
 「君なら、江利子から連絡があったんだろう? 頼む! 教えてくれ!! 江利子はアイツを追ってどこへ行ったんだ!!」
私と由乃さんは目を合わせ、最悪の事態を悟った。

to be continued




7月18日(日)

>マリア様がみてる 〜春〜 第三話 「いと忙し日日」



今年は、何をしてくれるのかしら?












一番、支倉令。



りんご、砕きます。






二番、小笠原祥子。



分身します。






三番、島津由乃。

 





手品やりました。








7月17日(土)

>ケロロ軍曹


グリコ!!!

明日はマリみてだ〜!
下手すりゃ、また夜明け待機だw むしろ望むところよ!!


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16.乃梨子 /おにやん

 「さてと・・・」
不意に隣に座っていた人物が腰を上げる。
 「私の出番はここまで」
終始笑顔を絶やさなかったその人の顔は真剣そのものだった。
 「・・・・・」
 「・・・・・」
フッと笑顔に戻り、その人は去っていった。一度も振り向かずに。
そっと左の頬に触れる。
 「泣いてたな・・・志摩子さん」
無性に淋しくなって、自分の体を抱きしめる。

 「あの・・・お姉さま・・・」
先程から無言で私の手を引くお姉さまが怒っているのように見えたので恐る恐る声をかけてみた。
 「姉が妹を傷つけてしまったと自覚した時、どういう気持ちになると思う?」
お姉さまは振り向きもせずに、立ち止まり口を開いた。
 「えっ・・・と」
お姉さまは何が言いたいのだろう?
 「あ・・・」
急にお姉さまが振り向いたと思った瞬間、私はお姉さまの腕の中にいた。
 「今の志摩子たちは、少し前の私たちと同じ状況にいるのよ」
お姉さま、もしかして・・・
腕の力が少し強まる。
 「私たちが干渉することじゃないの。本人たちでしか解決出来ない問題なのだから」
 「お姉さま・・・」
お姉さまはやっぱり、あの事を言ってるのだろう。あの雨の日の・・・。私とお姉さまの気持ちがすれ違ってしまったあの時のことを・・・。

 「乃梨子」
いつの間に、そこにいたのだろうか?
志摩子さん・・・私のお姉さまは、目の前に佇んでいた。あの時のように。
 「乃梨子」
すごく優しい声で、お姉さまが私の名前を呼ぶ。
自然に体が動いて、その場を立ち上がって、お姉さまの方を向く。
 「・・・ごめんなさい」
あれ、私なんで謝ってるんだろ。
 「わっ・・・」
いつの間にかお姉さまが私のすぐ目の前まで寄ってきて右手で私の左頬に触れた。
 「謝るのは私の方よ」
 「それは違う! 悪いのは私なの。しま・・・お姉さまは悪くない・・・」
ごん
 「いたっ」
お姉さまは私に触れたまま、顔を近づけてお互いの額をぶつけてきた。
 「これでおあいこ」
 「・・・・・」
呆気にとられる私にお姉さまはさらなる追い打ちをしてきた。
 「私はね、あなたが・・・・・よ」
 「えっ?」
大切なお姉さまの言葉は悪戯な風にかすめ取られてしまった。

to be continued




7月16日(金)

ニンニン!

今日は若本・音速丸が千葉テレビで大暴れデス。こんなにおバカなアニメは滅多にないですよ。

>はにはに&windアニメ
画質はよくなかったけど見れた。緑川が主人公だとやっぱ違うね。どんなアニメもぐーんとレベルが上がってみえます。
windはほとんど声優がパソゲ時と同じでした。

いくら「サキュバスクエスト 攻略」で検索かけてきてもウチじゃ攻略はしませんよ(w
あれくらいのRPG自力でクリアしましょう。100%のクリアデータならupしてもいいですけど(ぇ

さて、無い知恵しぼって案をまとめますかな。おっとケロロ軍曹予約しないと


久々のwebぱちぱち

>フフフ、マリ見てなだけに華麗にスールかいウチのことは…ほっとかれた暁堂の店長より つдT)
Σ ( ̄□ ̄; すんまそん!? 紗夢蛇夢さんに聞いていたハズなのに・・・
ホント申し訳ありません(つД`) 何かお詫びをしなければ・・・
つーか、こんなすげぇドット絵忘れるなよ、自分


私信・補足

いくら慣れても桝目が無ければ(綺麗には)描けないと思います。
ほえ〜 やっぱドット絵って根気がいるんですねー
PoL用のでも何十枚も必要なんですから、みなさんスゴイっすよねぇ〜

7月15日(木)

PoL製作支援中
支援と言っても、使えない案を考えてるだけですけど・・・
実質的には何も出来てない(ぉ

この方のドット絵は凄いなぁ〜 ALINEさんのドット絵も、不二アニキのドット絵も素晴らしい!
ドット絵って、どうやって描くんでしょうねー やっぱやたら細かい升目のある紙に描いていくんでしょうかねー
慣れればそんなん無くても描けるんでしょう。人間の能力って恐ろしい。

関東は梅雨明けしたみたいですが、日中の暑さは危険ですね。熱中症とか熱射病とか。
あと、朝の雷はヤバイらしいですね。なんかニュースでやってましたが、朝の雷は気候が不安定な状態らしく、天災が起こりやすいとか、竜巻とか直撃されたら(*゚Д゚)コラーッ!!ってなっちゃいますねー
オタは大切なものが多すぎるから・・・


久々のwebぱちぱち

>拍手です〜!(^^)
いやぁ〜、有り難いことです。

>絵、うまいっすね。
お世辞とは言え、勿体ないお言葉です。私なんぞまだまだ素人以下です。精進して人並みの絵を描けるようにはなりたいんですけどね。左脳派なんで美術の才能が乏しいので、いつになることやら・・・。


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14.孫 /おにやん

 「みーつけた」
先程その場から逃げ出した少女は、その場所に居た。
 「・・・・・」
膝を抱えて俯き、しゃがみこんだままの少女の隣に腰を下ろす。
 「私を笑いに来たんですか・・・?」
少女が口を開く。
 「ひどいなー。私がそんなことする人間に見えるの?」
 「見えます」
即答。
いやー、初めてのタイプだなー。こーゆー娘。
 「手厳しいなー」
さて、追いかけてきたのはいいけど、どうしたもんか。
 「・・・私はね、昔は今と全然違う人間でね」
しばらく間をおいてから私は話をきりだした。

 「・・・どうする?」
思わぬ場面を目撃してしまった。まさかあの志摩子さんが乃梨子ちゃんに平手打ちをするなんて。信じられなかった。
 「どうするって言われても・・・」
困惑する令ちゃん。まぁ、誰だって戸惑うのはしょうがないと思う。あんな所見ちゃったら・・・
 「放っておいてあげようよ」
 「えっ!?」
 「志摩子たち自身の問題だと思う・・・。それに聖さまもいたみたいだし」
確かに令ちゃんの言うとおりかも。それに私たちがお節介を焼かなくても、きっと志摩子さんたちは仲直りできると思う。
いっつもあんなに仲が良いんだから。
 「それより令ちゃん、顔洗った方がいいよ」
令ちゃんの顔は涙でくしゃくしゃだった。

 「志摩子さん・・・」
さっきから志摩子さんが震えている。顔は見えないけど、泣いているのだろうか?
そっと志摩子さんの肩に触れようと手を伸ばした。
 「祐巳」
 「ふぇっ!?」
その時、絶妙なタイミングで聞こえてきたお姉さまの声に、悪いことをしてしまったかのように、咄嗟に出した手を引っ込めた。
 「お姉さま!」
私のお姉さま。現・紅薔薇さまの小笠原祥子さまその人が私たちから少し離れたところに立っていた。
私を呼んだお姉さまはその場から一歩も動こうとしなかった。
 「お姉さま・・・?」
不思議に思いながらもお姉さまの側に近づくと、お姉さまは私の腕を掴みその場から立ち去ろうとした。
 「えっ!? お姉さま?」
 「いいから来なさい」
腕を引かれたままの体勢で慌てる私にお姉さまは小声で言った。
私は一瞬、志摩子さんの方を振り返った。
 「でも、志摩子さんが・・・」
 「いいのよ」
お姉さまはそのまま私を薔薇の館までひっぱって行った。

その人は私の隣に座ったまま、延々と自分の昔話をしていた。
 「私はね、志摩子に救われたんだと思う」
いつまで話すつもりなんだろう?
 「そして、志摩子を救ってくれたのが・・・乃梨子ちゃんだよ」
 「えっ!?」
驚いて顔を上げると、その人と目が合った。
その人はすごく優しい目をしていた。
 「乃梨子ちゃんは志摩子が好きなんだね」
 「・・・・・」
 「あ、誤解しないでよ。私も志摩子のことは好きだからね。もちろん乃梨子ちゃんもね」
恥ずかしがりもせず面と向かって好きと言われて咄嗟に視線を逸らしてしまう。
 「でも、私と志摩子の関係は乃梨子ちゃんと志摩子の関係とは違うんだよ」
視線を戻すと、その人は真っ直ぐに桜の木を眺めていた。
 「私と志摩子は同類なんだ。だからお互いに深入りしすぎると両方とも傷ついてしまう」
 「・・・・・」
 「志摩子は確かに強い人間だよ。本人は否定するだろうけどね。・・・でも、同じくらい弱い人間なんだ」
 「・・・仰っている意味がわかりません」
その人は私の言葉に反応して、視線をこちらに傾けた。
 「はは。私にもわかんないや」
なんでこの人はこんなに笑っていられるんだろう。
 「・・・今なら」
 「えっ?」
 「今なら、蓉子や江利子が言ってた“孫が可愛い”って意味がわかるような気がするよ」
 「・・・・・」
そのまま、その人は黙り込んでしまった。

to be continued




7月13日(火)

GBA版 テイルズオブファンタジア、クリア〜!
プルート取ったし、ドルアーガセット集めたし、サブイベントも全部みたし、やりきった・・・!!
でも称号集めとミニゲームはパス。モンスター図鑑は集めきったけど。
つーか、基本的に敵が弱いね。
ダオス3連戦、クレスがちょこっとダメージ受けただけってどゆこと?

ぷちリレーも、突発的に始めた割には、なんとか詰まらず続いてるなぁ〜・・・


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12.波乱 2 /おにやん

一方、薔薇の館では・・・。
 「由乃はもうちょっと考えてから行動するようにした方がいいよ」
令ちゃんの語尾が上がってる。これは怒ってる状態。ホントわかりやすいんだから。
 「令ちゃんが必要以上に私に干渉してくるからでしょ! いっつもいっつも! もう、今の私は昔の“病弱な由乃”じゃないんだから! いい加減にしてよ!!」
一気にまくし立てる。今まで言いたくて溜まってた言葉がすんなり全部出てしまった。
 「・・・・・」
沈黙。
 「ふん」
なんだか気まずくなって、腕組みして横を向く。これだけ言ったのは久々だから、きっと堪えてる。
 「・・・無理だよ」
今にも掠れて消えてしまいような弱い声が聞こえた。
 「・・・え? ・・令、ちゃん?」
令ちゃんは、まっすぐ私を見つめてきた。流れ出る涙を拭うこともなく、私だけを見つめてきた。
なんで泣いてるの? あの人一倍涙を人に見せたことのない令ちゃんが。
剣道部で後輩達から慕われ、どんな苦境でも笑って越えてきた令ちゃんが、どうして泣いてるの?
 「私にとって・・・、私にとって由乃は・・・」
言葉が途切れる。・・・でも、私には令ちゃんの言いたいことがわかった。
いや、ずっとわかってたんだ。わかってた上で反発してたんだ。子供みたいに。
 「・・・・・」
とん
気が付くと、令ちゃんに抱きついていた。
 「ごめんね・・・、令ちゃん」

パン!
突然、外から小気味のよい渇いた音が響いた。
あまりに透き通った音だったので私と令ちゃんは抱き合ったまま、窓から外を眺めた。

驚いた。
目の前には、崩れ落ちた乃梨子ちゃん。
自分の右手を青ざめた顔で見つめる志摩子さん。
 「し、志摩子・・・?」
私と同じく、驚いた聖さま。
 「私、なんてこと・・・」
時間はほんの数分前。乃梨子ちゃんの切れ味のある発言を、軽くあしらう聖さまの二人の応酬が続いていた。
不意にオロオロしていた志摩子さんが乃梨子ちゃんを見つめて二人の戦いに横槍を入れた。
 「乃梨子、今のは言い過ぎよ。取り消しなさい!」
いつもとは違う厳しい口調で言う乃梨子さんに、私は場違いながらもカッコイイと思ってしまった。
こんなことお姉さまに言ったら、きっと“あなたはもう少し場の空気が読めるように努力なさい”とか言われて叱られてしまうんだろうな。
 「いいえ、取り消しません。いくらお姉さまの言うことでも、これだけは譲れません!」
乃梨子ちゃんってもともと気が強いから、かなり迫力があった。私ならきっと、咄嗟に謝ってしまうかも。
 「ふ、二人とも落ち着いて・・・」
いつもなら遠巻きに眺めて笑っている聖さまも今回ばかりは慌てていた。こんな聖さまを見たのは初めてかも。
 「あなたは黙っていて下さい! お姉さまのこと、何もわからないくせに!」
瞬間、とても渇いた音が響き渡った。
志摩子さんが乃梨子ちゃんを叩いたのだ。
乃梨子ちゃんは一瞬、志摩子さんの方を向き。左頬を押さえて、その場に崩れてしまった。
志摩子さんは、乃梨子ちゃんが崩れ落ちた後、自分が手を出してしまった事に、今気付いたようにはっとして自分の右手を見つめた。
私は、ただ眺めているだけしか出来なかった。
 「乃梨子ちゃん・・・」
聖さまは崩れ落ちた乃梨子ちゃんに手を差し伸べた。
パン
 「余計なお世話です」
乃梨子ちゃんはそれを手で払い、その場から走り去ってしまった。
私はその時、乃梨子ちゃんが泣いているのを、一瞬見つけてしまった。

to be continued




7月11日(日)

 

黄薔薇まっしぐら!

今日の江利子さまはいっぱい喋ってた!
原作の時も笑ったけど、アニメでも面白いなぁ〜
「結婚したいなー」



 

あっぱれ由乃志摩子!

原作では“あっぱれ扇子”は由乃さんが持ってるハズなのに・・・w
いや、もう次週も楽しみだw

AKIRA見た後ずっと起きてたので流石に眠気が・・・
メッセを見る限りでは不二アニキも起きてたみたいですね。おけ薔薇姉妹で鑑賞なさっていたのかしら?w
ワタシはお姉さまと一局打ちながら待機してました。残念ながら令ちゃんはダウンしてたけどw


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10.天の采配 2 /おにやん

「どうして聖さまがここに?」
もっともな疑問だと思う。確か大学生ってとっくに夏休みに入っていたと思うのだけど。
「祐巳ちゃんに会いに来たに決まってるじゃない」
相変わらずの軽い笑顔で抱きついてくるこの人は佐藤聖さま。今の白薔薇である藤堂志摩子さんのお姉さま。
聖さまについては語らなければならないことがたくさんあるのだけれど、今回は割愛。
とにかく、この人は私が壁にぶつかった時に方向を修正してくれる有り難い人なのだ。
「それでー? 祐巳ちゃん、今度はどうしたのー? この佐藤聖に言ってごらん」
ホントに鋭い人だ。それとも顔にでちゃってるのかな?
「んー・・・」
「おっ!? やっぱり何か悩み事があるんだな?」
聖さまは後ろから回した右手で私の左頬を撫で始めた。
「ちょっ、ちょっと聖さま!」
「祐巳ちゃんスベスベ〜」
この人は・・・。

「どうして由乃は私の言うことが聞けないの?」
誰もいない薔薇の館で私と令ちゃんは向かい会っていた。
「なんのこと?」
あくまでも平然とした態度で返す。
「私がわからないとでも思うの?」
いつもわかってないくせに。
「お姉さままで巻き込んで・・・」
ぷつん。
「巻き込んだのは令ちゃんでしょ!」

「・・・・・」
「・・・・・」
薔薇の館の扉を開けた瞬間、二階からものすごい声が鳴り響いた。
「少し時間を空けた方がいいみたいですね」
乃梨子が扉を閉める。
「そうみたいね」
あの声は由乃さんね。あの由乃さんがこれだけ大きな声を出すのは、きっと令さまだけだろうから、今はそっとしておいた方がいいわね。
薔薇の館から離れ、同じ方向へ歩き出す。向かう先は言わなくてもお互いにわかってる。
もう何回、乃梨子とそこに居たのだろう?
「お?」
乃梨子の声に視線を動かす。
そこには・・・。
「・・・さま」
懐かしい顔が笑っていた。

to be continued




7月10日(土)

明日は黄薔薇まっしぐら!



ヨ〜ロレイッヒ〜♪ ロ〜サフェティダ〜♪

でもその前に鈴凛。なんとしても、マリみて放送前までには仕上げる!


>ケロロ軍曹


裏桃華降臨

池澤さん、最高! 惚れた!




でもって来週は裏モア降臨w


>ニニンがシノブ伝
やばい! えろい! あたまわるい!
このアニメ最高! つーか若本さん最高! 奈々さん万歳! あやちーぐっど!
久々に笑った笑った。




7月9日(金)

鈴凛、誕生日おめでとー!!

えーと・・・何もできなくてごめん(つД`)
もしかしたら1日遅れで・・・(ゴニョゴニョ


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8.夜が明けて /おにやん

ピピピピピ・・・
耳元で一際高い電子音が鳴り響く。
 「あと五分ー・・・」
この眠気からしてまだ1時間は余裕がある。それに遅刻しそうになったら令ちゃんが起こしに来てくれるし。
 「1時間・・・?」
なんで1時間も早く目覚ましが鳴るんだろう? セットするの間違えたかな・・・?
 「あーっ!」
バサッと布団を翻してベッドから飛び降りて時計を見る。
 「よかった・・・ あのまま眠ってたら、祐巳さんを1時間も待たせる所だったわ」

マリア様の像は、本当になかった。
 「なんか不思議ねー・・・」
 「祐巳さん、なに呑気なこと言ってるのよ」
辺りに人の気配がないのをいいことに私たちはこっそりビニールをめくってみた。
いつもそこにいて私たちを見守って下さっているマリア様は、まるでふわっと浮いてどこかへ飛んでいってしまったかのように消えていた。
 「お二人とも、今日は随分と早いのね」
祐巳さんと二人でマリア様の前でこれからのことを話していたら、不意に声をかけられた。
 「真美さんっ!?」
祐巳さんが素っ頓狂な声を上げる。
 「なぁに、祐巳さん、お化けでも見たような声出して」
 「えっ!? いや、あの・・・ ごめんなさい」
 「そういう真美さんも早いじゃない」
 「私は新聞部ですからね」
ふふん、と気取った態度でメモ帳とペンを顔の前に上げる真美さん。悔しいけど、様になってる。
 「それで、お二人は・・・?」
わかってるくせに。ホント新聞部ってみんなこうなのかしら?
 「わ、私たちは、その・・・あの・・・」
 「・・・祐巳さんって、隠し事出来ないタイプね」
 「・・・ホント、素直すぎるくらい素直ね」
私と真美さんは大きくため息を吐いた。

 「まぁ、そんなことだろうと思ったわ」
祐巳さんの態度で新聞部支配化作戦は見事に失敗。仕方なく全てを真美さんに話すことにした。
 「でもね、この事件はもうすぐ解決するわよ」
 『えっ!?』
真美さんの思わぬ発言に二人して驚く。
 「色々と調べたのよ。これでも新聞部ですからね」
 「で、何かわかったの?」
すると真美さんは1冊の古いノートを取りだし、あるページを開いた。
 「どうも5年前にも同じ事件があったみたいね」
 「えっ!? 同じ事件?」
そのノートには5年前に起こったマリア様像消失事件のあらましが書かれていた。

5年前の夏休み、このノートの記事を書いた当時2年生の新聞部の生徒は、用事で部室に向かう途中にマリア様の像がないことに気付いた。
驚いた彼女は、すぐに部員を集め、この事件を調べ始めた。
しかし、その翌日、マリア様はそこにあった。綺麗なお姿で・・・。
 「なんだ・・・」
 「どういうこと?」
 「つまり、5年周期でマリア様の像を掃除してるってことね」
 「えっ!? でも毎日掃除してるじゃない・・・」
 「それでも落ちない汚れってあるでしょ、祐巳さん。それに休みの日は掃除できないわけだし」
 「あ、そうか・・・」
 「まぁ、5年前だから誰も知らなくて当然よ」
ノートを鞄に仕舞いながら真美さんは言った。
 「でも、どうして先生方は何も言わなかったのかしら?」
すると真美さんは少し考え込んで言った。
 「これはあくまで私の推測だけど、本当は生徒のいない夏休みに入ってからにするつもりだったんじゃない?」
 「なるほど。それが何かあって急に昨日になっちゃったってわけ?」
 「そういうこと」
 「じゃあ、今日戻ってくるのかなぁ?」
 「それはわからないけど、近い内に戻ってくるのは確かね」
 「・・・つまんなーい」
 「由乃さん・・・」
 「何よ、江利子さまにまで直談判に行った私がバカみたいじゃない!」
 「江利子さま・・・?」
私の発言に真美さんが反応する。
 「江利子さまって言えば・・・」
 「あ、真美さん! ニュースよ、ニュース!」
同じ新聞部らしき生徒が小走りに駆け寄ってくる。
 「黄薔薇さまが!」
 「令ちゃん?」
 「えっ!? ・・・あっ」
その生徒は私の顔を見て一瞬マズそうな顔をした。
 「令ちゃんがどうしたの?」
ちょっとキツめに睨む。
 「いえ、令さまではなくて江利子さまが・・・」
 『江利子さま?』
どうして既にご卒業なされた江利子さまの名前が上がるんだろう?
 「あの・・・」
彼女は私と祐巳さんを交互に見ながら口ごもった。
 「いいわ、話して」
 「でも」
 「この二人は信用できるから大丈夫よ」
 「まだ、確証はないんですが、江利子さまが・・・駆け落ちなさったって」
嵐は始まったばかりだった。

to be continued




7月8日(木)

今更ながら、エターニアじゃなかったんだなー・・・と軽く後悔。
エメラルドリングはフェアリィリングになるんだったなぁ・・・
無駄な苦労、わはー

久々にテイルズ熱がシスプリ熱を上回ってしまったので
熱冷ましに結城聖の小説「テイルズオブファンダム〜旅の終わり〜」を読みますた。
もう最高やね。エルヴンボウで人間三人を貫通させるシーンなんてグロいグロい。
人間相手に時空蒼破斬とかやりすぎだし。

あー 折角ですから、今日は鈴凛のキャラコレでも読みましょうかね。
なんか思いつくかもしれへんし。

>第四期ギャラクシーエンジェル
ヴァニラさん大激怒ーーーー!!
あの素のかないみかは久々ですw




7月7日(水)
「私の邪魔はさせんぞ・・・」
塩沢さん・・・ ええ方やったのに・・・(つД`)
これから現代でのダオス戦。

やった! アタマだよ! 思わず笑っちゃったよ。 ほんにょこにょ

今日は七夕らしい。
そんな事より、今夜は第四期のGAが始まります。
・・・深夜枠になったのには何か原因があるのでせうか?

>SDガンダムフォース

元気丸(しゅびっち)、やっとキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
どれだけ待ち望んでいたことか・・・


web拍手

>月姫壁紙とっても良かったです。次はぜひとも志貴をお願いします。
最近・・・とゆーかここ一ヶ月壁紙部屋を更新していません。楽しみにして頂いている方々にはホント申し訳ありません。近い内に更新しますので、もうしばらくお待ち下さい。


ぷちリレー 最初から読む ≫ 

7.一日の終わる前に /おにやん

 「聞き込みって言っても・・・」
すでに空は茜色に焼け、生徒の気配もほとんどなくなっていた。さすがに期末テスト最終日で午前授業なのに、こんな時間まで残っている生徒がそうそういるわけないか。
 「ま、とりあえず聞き込みは明日から、と言うことかしら?」
蔦子さんが眼鏡をくいっと上げる。蔦子さんほどこの仕草が似合う人はいないだろうな。
 「それに、まだ行動に移すにはちょーっと勇み足ね」
と、思わぬ言葉が彼女からこぼれた。
 「蔦子さん、どういう意味?」
 「写真部の隣はね・・・」
 『新聞部!!』
見事に私と祐巳さんの言葉が被った。
 「この件に新聞部が何もしないわけないでしょ?」
・・・なるほど。
 「さすがね、蔦子さん・・・そういうこと」
 「いえいえ、とんでもございませんわ。黄薔薇のつぼみ」
 「ふぇ?」
まぁ、祐巳さんは・・・やっぱり祐巳さんね。
 「祐巳さん、わかってないでしょ?」
 「う・・・・うん」
祐巳さんが申し訳なさそうに方をすくめるのを見て、私と蔦子さんは思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
 「気にすることないわ。そこが祐巳さんのいいところなんだから」
 「そ・・・うなの?」
本人にはわからない魅力、か。私にもあるのかな・・・。
 「簡単に説明するわよ?」
 「うんうん」
 「今回はお姉さま方が目を見張らせているから、大っぴらに行動できない」
 「そうだね。江利子さまにまで釘刺されちゃったもんね」
 「だからこそ、新聞部を巧く利用するのよ」
 「・・・え?」
 「いつもは新聞部に利用させてばかりだからね。今回は利用させてもらうのよ」
 「で、でも、どうやって・・・」
 「だから、ここにスパイがいるじゃない」
 「スパイとは心外ね、由乃さん」
 「あら、カッコいいじゃない、腕のいい女スパイって」
口では文句を言ったが、蔦子さんは嫌そうな顔をしていなかった。むしろその逆で、悪代官にゴマすりする越後屋みたい。
あ、そうすると私が悪代官か。

 「随分遅かったじゃない」
玄関前で練習を追えた令ちゃんと出くわしてしまった。
 「祐巳さんとお茶してたのよ」
何もないような顔で平然と嘘を言ってのける。私ってさすが!
 「・・・ふーん」
しばらくの間の後、令ちゃんは納得言ったのか、タオルで汗を拭きながら奥へ言ってしまった。きっとこれからお風呂にでもはいるんだろう。
 「さて、明日の計画、一応練っておかないとね。祐巳さんは何もしないだろうし」

to be continued




7月6日(火)

天候満つるところに我は存り・・・  黄泉の門、開くところに汝存り・・・

SFC版の操作難易度の高さにキレてGBA版に移行。
デミテルなんてあっさりブチ殺してやったサ!
つーか、ミスティシンボル付けたアーチェせこい。詠唱速度、PS版より早いぞ。
あと、ルナさんはしゃぎすぎ
召喚時 攻撃時
 → 
つーか萌えた(w

今週のちろちろクッキングは阿蘇編の再放送の模様。

>GIRLSブラボー
主人公、能登さん!! しかも男の子!! 更にヘタレ!!
新たなる能登ワールドの予感w


web拍手

>可憐剣内ネオシス紹介でバットイチゴのイラストを使わせていただきました(事後承諾ですみません) by御児
了承(一秒) ・・・って、あんな絵でいいのでせうか?(汗




7月5日(月)

鈴凛(7/9)の為に何かしてやりたい・・・
鈴凛って大きくなったら眼鏡かけそう。ちょっとクールになって、髪の毛もセミロングで・・・(妄


ぷちリレー

5.三人目の・・・

 「あら、面白そうじゃない」
幸運にも、江利子さまは学園の敷地内にいた。そして私たちの話を聞くなり、考えもせずにこちらの望んでいたセリフが返ってきた。
 「でも、ダメね」
しかし、淡い希望は光ることなく消えていった。
 「そんな・・・ どうしてですか?」
 「一足遅かった・・・ってことかしらね? 私はね、由乃ちゃん。あなたのお姉さまのお姉さまなの」
そこまで聞いて気が付いた。
 「やられた・・・」
 「えっ? えっ? なにが?」
相変わらず祐巳さんは状況を理解するのがちょっと遅いみたい。
 「それに・・・ いえ、なんでもないわ。もうすぐ日が暮れるわ。二人とももう帰りなさい」
 「・・・わかりました。でも、私は諦めませんから」
 「ふふ。 由乃ちゃんも相変わらずなのね」
 「江利子さまもです」
 「あら、言うわね」
江利子さまが薄く笑う。顔立ちがいいから上品な笑い方なんだろうけど、私にとっては嫌みたっぷりの笑いにしかみえない。
 「それじゃあ、失礼します」
 「ええ、ごきげんよう。由乃ちゃん。祐巳ちゃん」
 「ごきげんよう、江利子さま」
 「えっ!? あ、ご、ごきげんよう」

マリア様の像があるいつもの場所には、いかにも「何かあります」って感じに青いビニールで覆われていた。
“立ち入り禁止”
側に即席で作られた看板には、仰々しい赤字でそう書かれていた。
 「ホントにないのかなぁ〜?」
祐巳さんが見えもしない向こう側を見ようと背伸びをする。
 「ねぇ、由乃さん。さっきの『やられた・・・』って・・・」
祐巳さんは背伸びをやめて話を切り替えてきた。
 「えっ? 祐巳さん、まだわかってなかったの?」
 「えっ・・・う、うん・・・」
祐巳さんも相変わらずだった。
 「いい、祐巳さん。私のお姉さまは?」
 「令さまでしょ」
 「じゃあ、令ちゃんのお姉さまは?」
 「江利子さまでしょ、それが関係あるの?」
 「ホントにニブいわね、祐巳さん・・・」
 「えー! そんなこと・・・あるかも」
 「令ちゃんが先回りしたってことよ」
令ちゃんってばいつもはこっちの気もしらずにボケーっとしてるのに、こんなときだけ鋭いんだから!
 「・・・ああ!」
やっと祐巳さんは納得したらしい。
 「じゃあ、もうこの件からは手を・・・」
 「退かないわよ」
 「由乃さぁ〜ん・・・」
 「もうこうなったら意地よ! なんとしてもマリア様の像を見つけてみせるわ!」
カシャ!
横から強烈な光が放たれた。
 「“黄薔薇のつぼみの怒り”」
 「蔦子さん・・・」
 「なんてね」
どうやらマリア様はまだ私たちを見捨ててはいないらしい。

to be continued

一話から読む




7月4日(日)

>マリみて〜春〜
瞳子と乃梨子はまだだった!!

来週は黄薔薇まっしぐら! そう! 黄薔薇まっしぐら!

はい、もう一回! 黄薔薇まっしぐら!!


今日は令ちゃんと徹夜明け6時間耐久カラオケデートでしたw(ぇ
もうなんか、いっぱい歌ったよ。 らんらんらー らーらー

7月3日(土)

デスノート2巻、購入。
デスノート、おもしれー
この駆け引きがなんとも言えず面白い!

>ケロロ軍曹
ケロロ軍曹の前のダンドーのちょっと前に、マリみて〜春〜の予告がやってました。
瞳子、茶髪だー わはー

来週は裏桃華(=由乃さん)がメインらしい。やったネ!(ぇ
やっぱケロロ軍曹、面白いわ。


ぷちリレー

3.捜査開始?


助手(もちろん祐巳さん)を連れて勢いよく教室を飛び出した、そこまでは良かったんだけど。
 「あなたたち、そんなに急いで、一体どこへいくのかしら?」
しまった。そう言えばホームルーム、まだ終わってなかったっけ。
 「さぁ、二人とも教室に戻りなさい」
 「はぁ〜い」
仕方ない、捜査はとりあえずホームルームが終わってからだ。

 「これからみなさんに、夏休みに入るにあたっての諸注意をいくつか話そうと思っていたのだけど、急に職員会議が入ってしまったのでプリントを配るだけにします」
教室中に歓喜の声が小さく沸く。やっぱり、長い話がないのっていいわよね。
 「はいはい。みなさん静かに。ちゃんとプリントに目を通すのよ」

ホームルームが終わり祐巳さんがやってきた。
 「どうしたの、祐巳さん。腑に落ちないような顔して」
 「いや、いつもの由乃さんらしくないな、って…」
 「どうして?」
 「どうして、って… 由乃さん、先生に食ってかからなかった、って言うか…」
 「祐巳さん… あなた私を何だと思っているのかしら?」
 「えーっ! だっていつもの由乃さんなら、『先生、マリア様の像が消えたってホントなんですか!』って…」
祐巳さんは私の真似をしたつもりなんだろう。全然似てないけど。
 「これだから素人は…」
 「素人って… 由乃さんだって素人じゃない」
む。祐巳さんに一本とられた。不覚だわ。
 「ゴホン。祐巳さん、私たちはあの時、先生に見つかったわよね?」
 「え、ええ」
 「そんな時にマリア様の話題を出したら、どうなる?」
 「……あ」
 「そうゆうこと。それじゃ、一旦薔薇の館へ参りましょうか」

 「由乃、ダメだからね」
扉を開けて私と目が合うなり令ちゃんが言ってきた。ホントに令ちゃんって、こう言うことにだけ鋭いんだから。
 「一体なんのことかしら? お姉さま」
令ちゃんは私のお姉さまで黄薔薇さま。
 「とぼけても無駄。どうせ例の事件に首突っ込もうとしてるんでしょ」
 「バレバレみたいだね。由乃さん」
祐巳さんが小声で耳打ちしてきた。ちなみに私たちの後ろには、途中であった白薔薇さまこと藤堂志摩子さんと、その妹で白薔薇のつぼみの二条乃梨子ちゃんもいる。
 「事件って… マリア様の?」
乃梨子ちゃんがぼそっと呟いた。
 「だって、大事件だよ!? いつも私たちがお祈りしてるマリア様の像が消えちゃったなんて!!」
 「その問題は今、先生方がご相談していると思うわよ?」
祐巳さんのお姉さま。紅薔薇さまの小笠原祥子さまが優雅にお茶を口に運んだ。
 「では、お姉さま、私たちにできることは…」
 「あったら祐巳はどうするのかしら?」
まるで蛇に睨まれた蛙のように祐巳さんの動きが硬直する。
 「さぁ、この話はここまでにしましょう」
 「あ、黄薔薇さま、私がやります」
お茶を入れようとした令ちゃんを止めて乃梨子ちゃんがカップを洗い始めた。
 「乃梨子、私も手伝うわ」
志摩子さんも乃梨子ちゃんの横に並び、一緒にカップを洗いお茶を入れる。
 「私は、諦めないからね…」
小さく呟いた私の声は、乃梨子ちゃんがカップを洗う音にかき消されて誰にも聞こえなかった。

to be continued

7月2日(金)

先月のアクセス数上位

  1.メルブラ攻略ページ 2.月姫攻略ページ 3.Fate攻略ページ

型月すげーな、おい。 ぶっくりだ。


補足・私信

多分、半月後には、うちのサイトジャンルに「マリみて」が入ってます(ぇ(7/1)
うちのサイトのジャンルを教えてください。




7月1日(木)

ちろちろクッキングレビュー 須賀川編 やっと更新


下のプチリレーを書くに当たって、微妙にしか覚えていないお馴染みのフレーズを確認するために小説とアニメを見比べてみた。省略はこの際問題視しないとして、明らかに違う点が一ヶ所。

小説
アニメ 
「白いセーラーカラーは翻らせないように」
「白いセーラーカラーは翻ないように」

検証してみた。 といってもワタシは文系でないので、ぶっちゃけ活用なんてサッパリなんですが。

ひるがえ・す【翻す】 ヒルガヘス
活用の種類 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
四段活用 サ行

つまり、アニメ版は語呂のいい未然形オンリーの活用にしたわけですな。
小説の方は助動詞を使って微妙にニュアンスを変えている・・・んですよね?
自発? それとも受身か? まぁ、小説家の文章ですから文法間違いなんてことはないでしょう。


プチリレー (参加:おにやんkousi、)  日記でリレーSSをやってみようという無謀な試みです。


1.はじまりはじまり



マリア様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。
私立リリアン女学園。 ここは乙女たちの園。



重苦しい梅雨もすっかり明けて、季節は夏の一歩手前。
夏休みも間近に迫り、学園の乙女たちも上機嫌……にはまだなれません。
夏休みの前には期末テストが待っているのだから。
でも、それさえ終われば、後はお楽しみが待っている。

今日は期末テスト最終日。
開放感に満ちあふれた乙女たちが、集まって夏休みの計画を立てている中、学園である奇怪な事件が起こりました。
さあ、これからが長い長い一日のはじまりです。



 「はぁー…」
残り二教科だった期末テストが終わり、帰りのホームルームの始まるまでの教室で深いため息がこぼれた。
 「由乃さん、どうしたの? ため息なんてついちゃって」
クラスメートで私の親友。でもって紅薔薇のつぼみである福沢祐巳さんが横から私の顔を覗き込んできた。
 「祐巳さんか」
実は、さっきから祐巳さんが私に話しかけようとしていたのは知っていた。
でも、私が今抱えている問題があまりに重いので、祐巳さんには悪いけど構ってあげられる余裕がなかった。
 「結婚かぁー…」
 「ふぇ!?」
暫く黙って、急に声をかけると、祐巳さんはいつもどおりの反応で驚いてくれた。
 「よっ、よよっ! 由乃さん!? けっ、けけっ」
 「祐巳さん、顔。顔」
 「えっ! …あ」
 「ふふっ。 祐巳さんってホント百面相ね」
 「よ、由乃さぁ〜ん」
ホントからかい甲斐のある親友だわ。
 「お母さんの友達の娘さんが結婚するんだって」
 「あっ、なんだ。そう言うことか」
 「しかも娘さん、まだ19歳なんですって」
 「嘘っ!? だって、19って…」
 「それでね」
言いかけた瞬間、教室中に学園には相応しくない音が響き渡った。
 「たっ、大変よ!」
お嬢様らしからぬ登場をしたのは隣のクラスの生徒。突然の登場に教室中の視線が彼女に注がれる。
彼女は怯んだ様子も見せずに一気にまくし立てた。

 「マリア様の像が、マリア様の像が消えてしまったって!!」

to be continued


お姉さまの日記のネタがない発言から思いつき企画がスタートです。
リレー4コマのが見栄えがいいのでしょうが、実力的に実現不可能なのでプチリレーSSにしてみました。
最低限のルールは3つ。
@5行以上で次に回す。たった5行ならネタに詰まっても安心。
Aパスは一人一ヶ月二回まで。連続パス(A→パス→パス→D)はダメ。
B余りにも内容のリンクのないSSはやり直し。

一回書いて見たかったマリみてのSSからスタートです。
さてさて、どこまで続くでしょうか。





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