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手術(1回目)

結局、最初の手術は2001年9月5日に行われました。
予定時間は4〜5時間と言う話だったのですが、実際は9〜10時間位かかったようです。
(旦那談・・・わたしは麻酔で寝ていたので全然覚えていません。)
この時点では、わたしは知らなかったのですが、主人は主治医から「開けてみないと分かりませんが
この段階まで進行していれば、治癒的手術をしても患者さんが苦しむだけなので、取り敢えず食事が
できるように姑息的手術だけを行います。」と言われていたそうです。
主人は「どうしても治癒的手術をして欲しい。たとえ手術中に死んでも病院の責任は問いませんから。」
と主張して主治医との間でかなりの押し問答になったらしいです。
その時主治医に「たとえ治癒的手術をしても、早い時には1週間くらいで再発します。退院できないまま
最期を迎える可能性も十分考えられます。その時には、治癒的手術をしたことで患者さんに余計な苦し
みを与えるだけですよ。」と諭されたそうです。
でも、やっぱり家族は、少しでも可能性があるならそれにかけてみたいと思うんでしょうね。
最近になって主人は「言われた時には悩んだけど、姑息的手術だけだと余命は3ヶ月位って言われて
たから、少しでも可能性があるなら治癒的切除してもらいたかったよね。そうじゃなきゃ俺がお前を見殺
しにしてしまったんじゃないかって、一生後悔しそうだと思ったんだよ。エゴかもしれないけどね。」って
言ってました。治癒的切除を交渉してくれて、ありがたかったです。
結局、開腹してみたらやっぱり横行結腸に浸潤はあったけれど、腹膜播種等はみられないということで
主治医も治癒的切除ができると判断して、急遽拡大手術となったそうです。
で、最終的には胃を全摘、横行結腸と脾臓、そして膵臓の一部を切除。リンパ節を第3層まで郭清。
こうして目に見える癌は、全て取り除かれました。

後の外来で、主人に内緒で主治医に聞いたステージは”T4N3”。未分化ガンでステージはW。リンパ節
転移は3層まで・・・自分でインターネットで調べてみると、再発率80〜85%。5年生存率10〜15%。
「ふ〜ん。なるほどね。」と再発を覚悟したわたしでした。