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23号 YUJINガチャ改造 リアルトロン

[09年04月04日完成]

はい、実に一年数ヶ月ぶりの新作です。そしてG研初投稿作品となりました。
『リアルトロン』です。

製作期間はやたら長いけど、実質の制作期間は実はそこまでじゃ・・・。
で、お馴染みのリアルトロンです




正面



後ろ



サイド



逆サイド



素体のYUJINガチャ、
SR ヴァンパイアセイヴァー編ベストコレクション 『ザベル』
と比較。



土台はミクロマン 『春麗&さくら』の土台を使いました。




本邦初公開。撮影環境。光量が足りない。



3Dで



他のアングルが無いのは自信ないから!


トロン
ヘビメタバンドチーム『クラッシャーズ』の女性ボーカル、『トロンちゃん』

4コマ漫画作中で身長18m疑惑まで出た。女の子です。

ちなみに作中で画伯は比較のため、
身長が同じくらいのヘビメタの全長を参考にしていましたが、
元祖に書かれてるヘビメタの全長は実は「20m」、
どこから18mが!?
そして、SDの身長は「約10分の1」と言う決着でしたが、
そうなるとトロンちゃんの身長は・・・
約180cm!でかくねっ!?

きっとこの「約」ってのがもっと範囲広いんでしょうな・・・うn。


さて制作手順ですが、ザベルを使って・・・









パテなどで(ry


















終わり。












と、したい所ですが(心から)

今回は変わった作業も多かったので少し丁寧に説明しようと思います。


こ、今回だけなんだからね!!
次からは「パテなどで」で済ませちゃうんだから!!



まずこのリアルトロンの制作に取り掛かったのが二年前くらい
えーと確認できる日にちで・・・えーと・・・(ブログの日記見ながら)


2007年08月05日っ!?マジかっ?マジだーっ!!


うわーしかもこれブログ(18m)始めてのほぼ最初くらいの記事だ・・・。

そうそう、最初は真鍮線を芯にポリパテで作ろうとしてたんだ・・・
結局「この路線はダメだ!」ってことになってやり直したんだけど・・・。
今よりもっとダメすぎて・・・は、恥ずかしいっ!!

で、紆余曲折あって・・・トライ、エラー、エラー、エラー!みたいな。


そして2008年01月13日の日記を最後に放置!!


(どうでもいいけど日記の内容が昔から同じネタばかりでツライよぅ・・・)

そして時は流れ・・・2009年02月18日!
余りに破損しすぎた髪と髪の流れ(重心の置き方)がダメだと判断し、断髪!





そして後ろ髪を再度制作。
ここから真の制作が始まったのだった・・・。





今見るとこの時点でも結構ダメだね。


今更仕上げようと思った理由はいくつかあります。


1、リアルヘビメタ出ちゃうっ!!今しかないっ!!
2、もういい加減作らないと永遠に完成しない!
3、実は新しいトロン作りたくなった。(ぶっちゃけプロトタイプだしぃ〜)

3は気にしないで、いつになるかわからん。


まーそんな感じで作ってると、
思いのほか以前よりすんなりカタチになってきたので
まだ締め切ってなかったG研さんのガンドラ&コマンドコンペ。

二年前に参加しようとは思ってたけどモチベが無くなり
もう出せないなと完全に諦めてたで、お馴染みのコマンドコンペに

「あれ?これもしかして間に合うんじゃないか?」と
2月末完成目標でG研コンペ参加を打診。


・・・したのは良かったのだが、
実はここからが地獄だという事を
少年だった僕はまだ判ってなかったんだ・・・。





ぶっちゃけ2月末には間に合いませんでした。
それどころか3月いっぱいでも間に合いませんでした・・・。




その2月末の段階で送ったメールの写真。[09年02月28日]


メール送った後、三度ほど、これなら間に合うだろうと
延ばしてもらったのですが、
ことごとく間に合いませんでした・・・ホントスイマセンデシタorz



とーいうわけでー3月はずっとこれしかして無かったので、
日記的なメモを元に週間で作業手順を紹介。




「3月第1週」1日(日)〜7日(土)
 トロンの手、腕、小道具など制作。

「3月第2週」8日(日)〜14日(土)
 カラダの表面処理と細かい造形の完成、完全に表面処理舐めてた。
 特に人間の肌の表面処理。ホントに綺麗にやらないと破綻するのでツラカッタ。
 色を入れ始める。

「3月第3週」15日(日)〜21日(土)
 トロンの顔を作る

「3月第4週」22日(日)〜28日(土)
 足のえくぼを消す
 表面処理、塗装やり直し

「3月第5週、4月第1週」29日(日)〜4日(土)
 髪の毛まさかのやり直し
 何とか完成。





とまあ、大体こんな日程で作りました。
今回は「できるだけ妥協しない」をモットーに 作ってたので、少しでもオカシイと思い、
かつ戻れる作業だったら戻ってやり直し
「あと少しで完成だ!」と思っても全然完成しないという・・・

まるで蜃気楼を追っているような地獄。



結局最後は「終わらん!」と言うことで妥協・・・いや・・・違うな。


「これ直すのなら全部やり直しですよ?」って所まで来てしまったので
そのまま完成させたと言うべきか・・・。

おっと、いかん!まだ反省する時間じゃない。


では反省会に入る前に
各パーツごとの制作手順を紹介。







「髪」

今回の制作のキモであり、最大のスクラッチ部分。

最初に手をつけた部分であり、最後に完成した部分。


先に書いたように最初は
真鍮線で芯を作り、ポリパテで髪の毛を作ろうとしていた・・・のだが、
盛って削るがスタイルのポリパテではあまり上手くいかず。
ぶっちゃけ、髪の毛には向かないなと思い。断念。

で、その次に考えたのがエポキシパテでの髪の毛の制作。
結局この路線が最後まで基本になったのだが・・・
これまた大きな問題があって・・・。

壊れやすい!


最初にやった作り方にも問題があって、
「作り直さなきゃいけないな〜」と思いながら面倒くさくなり放置したのが一年数ヶ月前。



そして作業再開を決意し、先ほども書いたように思い切って断髪!




その夢のあと。(切った髪パーツ)


我ながら酷いなぁこれは・・・
破損を作り直したり後で
後でパテ盛りなどで何とかカタチにしようとしてた為、
カナリ適当って・・・虫かっ!


???「いや、こりゃ蟲の仕業だな」


ああ・・・、なるほど。



髪の毛はカタチ自体もあまり良くないと感じたため
後ろ髪と後頭部の半分を作り直し。


・・・が、後に全ての髪の毛を作り直しているので、
結局ジャケットの芯くらいしかー年数ヶ月前に作ったところが残らなかった。
つまり実質ここから制作が始まったと言って過言でもない・・・はず。



ここからはそれまでの制作手順を踏まえつつすこし改良、
以前よりかなり綺麗に作れるようにはなった。



では具体的な手順を紹介。

基本的には、
エポキシパテで、髪の毛をこの様に手のひらで
紙縒り状のパーツに一つ一つ作り、




それをひたすら貼り付けてく、という単純かつ地道で地味な作業。

・・・といいつつ実はそんなに地味でもなかったりする。
人型の頭部の制作では、
髪型のシルエットでそのキャラ自体の印象が作れるため

「今、あのキャラ作ってるぅ!」

って一番実感出来る作業で、
実は一番楽しい部分でもあったりします。
(今回、一番苦労した部分であるのも事実ですが・・・。)



では今度は使用パテの話を。

髪の毛の造形に使ったパテは先も言ったように殆どエポキシパテです。

しかしひとえにエポキシパテといっても今や種類は無数にあり、
その使い勝手はモノにより全然違います。

その中でも今回、髪以外も含めた制作全体で使用したのは、
わりとオーソドックスなこのパテ。



タミヤ・エポキシ造形パテの「高密度タイプ」(上)と「速硬化タイプ」(下)
あと「セメダインの木部用エポキシパテ」(右)も。

ごく初期はポリパテも使ってますが殆ど使ってないと言ってもいいでしょう。


ポリパテ&木部パテは太い真鍮線仕込んで後ろ髪の芯にしただけで
他には使ってません。

あと「速硬化タイプ」のエポキシパテもジャケットの大まかな造形と靴に使ったくらいで
髪にはほぼ使ってません。


と言うわけで髪の毛の主成分は「高密度タイプ」(青いパテ)となっております。
まぁ・・・理由はあります。


このタミヤの「高密度タイプ」は昔からあるスタンダートなエポキシパテなのですが、
最近の他のエポキシパテに比べ硬化が遅いです。
実はそこが今回のミソで、
このパテは硬化が遅めでかつ時間が経つとベタ付かなくなるので、

「形は崩れないけど、曲げられる柔らかさ」

という「絶妙な状態」で髪の毛を作れます。
そのため大変重宝しました!大変重宝しました!

しかし最近は「速さ」という利点からか、
地元の模型取扱店では「速硬化タイプ」に完全に取って代わられて
手に入りにくくなっちゃった・・・くそー。

まーそんなパテ製の髪の毛を
木部パテの芯に一つ一つ髪の毛パーツを貼り付けていくのですが、
その時には




・若干乾かしてカタチにはなってるけどベタ付く。強く押すと崩れる。(1時間くらい乾かした状態)
 直接芯にくっ付けてられる。
 が、硬化中にパテが重力に負けて寝てしまうので「外ハネの髪」の表現が出来ない。

・半硬化、カタチは崩れないけど曲げられる。もうベタ付かない。(3〜6時間程度)
 そのままではくっ付かないが、瞬間接着剤で接着可能。
 カタチも出来、重力にもだいぶ耐えられるようになってる為「外ハネ」表現ができる。

・スペック上の硬化時間。ムリに曲げると、折れる。(12時間)
 重力になんか、もう負けない!
 もう動かすのはムリだが、重力に完全に逆らって接着可能。




と、主にこの三種の状態を使います。
他に、実は本当の完全硬化には更に時間がかかり、数日は柔らかかったりするので
それが完全硬化してから使ったりもします。


とにかくこれらの状態を使い分けて、先端から「段々」に接着して髪の毛を作っています。
「段々」にしていかないで作ろうとしたのが、一年数ヶ月前の状態です。

後でなんとか出来る部分でもないので、
失敗したら全直しした方が無難ですし綺麗に出来ます。


ええ、思いっきり思い知らされました・・・。


このパテのもう1つの利点であり、欠点でもある点があります。
それは、完全硬化後も「そんなに硬くならない」と言う点です。

他のパテだと、
完全硬化後は「ホントに硬くて削ることも困難」になるものもあるので
「一年数ヶ月も長期放置するヒトには」結構な利点だと思います。


じっさい一年数ヶ月前に「即硬化タイプ」で作ったジャケット部分は
硬化しきったポリパテ並みに硬くなってしまってスゴク削りにくかったよ・・・。


ついでなので、(自分の体感での)完全硬化後のパテ硬度&切削性を含めたあいまいな硬さ比較。

ポリパテ>タミヤ・エポキシ即硬化タイプ>>>木部パテ≧?タミヤ・エポキシ高密度タイプ


ひとつ判ったことがある。
私、ポリパテ嫌ぁ〜い!!

(放置するとね!削れねえんだヤツラ)


しかし愛用してる人も多いので、あまりテキトーな事はいえないなと、
少し調べてみたら・・・完全硬化して硬くなっても
火で焙るなどでまた切ったり削ったりできるらしい。

これは知らなかった!
今度やってみよう。でも臭いんだよねポリパテ・・・。



さて話はかなり戻って、
青いエポキシパテで作った髪の毛は、
作った時点では、思いのほか上手くいった・・・のだが、


如何せん脆すぎた!


完全硬化する前なら弾力があってそんなにすぐには壊れないのだが、
完全硬化すると脆い脆い!


ホントに少し押さえただけでパキパキ折れてしまうので
せっかく上手くいってた造形が台無しに・・・orz

この造形では髪の毛が纏まった固まりになっているが、 ホントは所々ピンピン跳ねているのが正解。
しかしその「後ろ髪の毛の外ハネ」表現も一応作ったのだが、ことごとく折れてしまい、
仕方ないので「髪の毛の塊」での表現になってしまった・・・心残りだ。




しかも先端が折れた破損部分はもう直しようが無いのでそのままにしてしまい
仕上がりも残念なことに・・・。



しかも誤魔化そう誤魔化そうとして
髪のボリュームが全体的に狙いより大きくなってしまった・・・。



そして気が付くと髪の毛の表現が写真を送った時点から・・・その破損の修復で、
だいぶ劣化してしまったので・・・(泣)
[写真は3月29日]

三月第五週に頭頂部をすべて壊し、思い切ってやり直しました!



流石にこのままの作り方ではまたすぐに壊れてしまい、
2年前から「まるで成長していない・・・」
と言うことになってしまいうので、強度強化(変な言葉)を考えてみました。


やはり一番最初の構想にあったように、パテの髪の毛の中に芯を入れるべきだなと考え。
(とりあえず先端が紛失せず、繋ぎ止めることが出来れば修復は可能なので)
いろいろやってみました。



「真鍮線0.3ミリ」
 思いのほか硬くてまったく曲げられない。その上太くなってしまう。はっきり言って使えない。

「糸(裁縫用)」
 こより作るときに糸がくしゃくしゃになりやすく上手く作れない。



真鍮線は硬すぎ&太すぎてまったく使えない。糸は真っ直ぐ入れるのが困難。
そこで考え・・・取り出だしたるは、船舶模型等では結構古株ツール・・・



「テグス(釣り糸)」
 糸なので曲がり、強度もあり、長さ自在、太さも非常に豊富。


と言うわけで、現時点ではこれがベストなチョイス。
もちろん欠点が無いわけではなく。


・思いのほか真っ直ぐ伸びようとするため曲げたり癖をつけるのが意外と難しい。(時には火であぶる)
・どんなに細くてもやはりパテオンリーで作るときと比べ、若干太くなり、若干綺麗に作るのが難しい。


しかし強度面においてはもうクリアといいと思う。
エポキシパテが12時間越えて完全硬化するまでの間にも弾力を保ち、
まったく折れないという最大の利点がある。



そして例え折れても繋ぎ止められる!完璧!

もっと早く気づけばよかったよ・・・。
正直、写真を送った時点でその造形を保つことが出来れば完成度も違っていたのにな・・・。



・・・と思ったら一ヶ月くらい経っての写真撮影のときに
一ヶ所思いっきり折った!


狙い通り、テグスで繋ぎ止められたため瞬着ですぐにくっ付けられたが、
思いのほか簡単に折れた・・・。

やはり完全硬化するとこのパテは脆くなるらしい・・・。
材料を考えた方がいいかもしれない・・・。

(今考えてるのは完全硬化すると金属並みの硬さになると言う
セメダインの「馬パテ」。どうせ元々削り難いし・・・)



と言うわけで(???)
髪の毛は何とか出来た・・・のだが、
その後も良くなかった。


髪の毛の塗装!


(一部)溶きパテ→サフ→ベースホワイト

と下地を重ねたのだが、構造上ペーパーなどでの表面処理が出来ないため、
かなり強めにかけてしまい、結果的に塗膜が厚くなってしまった。

(実はその前にもサフ缶が水拭きやがってブツブツになってしまいシンナードボン!という事故もあった)


そのせいで髪の毛全体の彫りと髪の毛先端のエッジがダルダルになってしまったのだ・・・。


これは塗装してから失敗だと気づいたのだが、
今考えられる対処法としては、髪の毛パーツを一本一本作った時点で
軽くペーパーがけなどの簡単な表面処理をすぺきだったのかもしれない・・・。


その弊害が顕著に出てしまったのが前髪パーツ。

ここは実は再開後も2、3度作り直し、
一時的にはモノスゴク上手く出来たいったパーツだったのだが・・・、

細かい髪の毛がパーツ取り付けするたびに先の破損が発生し、
応急処置と、この塗膜の厚さの為、
ダルダルの造形になってしまい周りとのバランスも悪くなってしまった・・・。

心残りだ・・・。


今回のテーマに
「どうせ一点モノなので絶対複製不可能な造形を目指す!」

という目標がありましたが・・・。

次からは複製可能な髪を作るよ!!

ぶっちゃけいろんな意味であまりメリットがないので・・・。




「カラダ」

・・・さて、散々落ち込んだところでカラダの製作過程です。


カラダは・・・まぁその他のパーツに比べれば、
まだ苦労が少なかった場所ではあるかな?比較的にだけどね!

基本はザベルのカラダ。
元々格好も似ているので、そのまま使える部分は使いました。


・・・でも正直もうどこからやったのか覚えていません!


えーと、最初はジャケットの芯の部分。これは放置前に作っていた場所。
その次には、髪の毛を作り直すのと同時に、元々あったブーツとかを削る作業かな?


その後エポキシパテ二種(速硬化タイプと高密度タイプ)で服の装飾を作り、
靴の装飾、リストバンドなどを作っています。

「靴のベルト」は真鍮線でバックルを作ろうとしたのですが、
瞬間接着剤の膜の方が厚くなり、埋もれてしまい、
結局エポキシパテで作り直しています。

その為、思いのほか大きくなってしまった・・・。


「マイク」は、プラ棒と余ったポリの丸いパーツ、そしてエポキシパテで自作。

大体作ったところで
マイク用の持ち手を作らなくてはいけないと思いつつ
バランスを見る・・・

シルエットが弱い!!


と、悩んだ末に腕を作り直すことになりました。


もともとあった手のひら残した腕部分を破壊し、真鍮線の骨に速硬化パテで自作。

実は写真を撮るまで元になったフィギュアと比較していなかったので、
腕が元より太くなってるって気づいてませんでした。

あとマイク用の握り手も自作、
もっとマイクは頭のところで持たせたかったのだけど、
手首の接着剤が付いてしまい動かせなくなってしまったので
中途半端な位置になってしまいました・・・。



まぁそんな紆余曲折があり、造形自体は終了。
表面処理へと移りました。


カラダで一番大変だったのはこの表面処理でしょう。
上に書いたように、人肌で表面処理が甘いとスゴク残念な結果になるため苦労しました。
今まで表面処理をろくに練習してこなかったため、今回は本当に「修行」になりましたよ・・・。

最初はうまく出来ませんでしたが、おかげで今ならもっと効率よく出来ると思います。



最初はアルテコとか使っていましたが、プラモの運河埋め等ならともかく、
小さなクレーター程度の凹みにはそれほど向いてるとは言えませんでした。


そこで、
やはり表面処理ので一番やり易かったのはオーソドックスな「溶きパテ」

今までも溶きパテを使ったことは何度かありましたが、あまり便利だとは感じませんでした。
しかし今回は、少し工夫したやり方をやってみましたら、これが大当たり。
とても便利な道具になりました!

まー要は



Mr.ホワイトパテをタミヤセメント青瓶で溶く!

てだけですけど・・・。

青瓶は流し込みタイプのスチロール樹脂が入っていないプラモ接着剤。
これでホワイトパテを溶くとサラサラになるし、乾燥も結構速いです!

シンナーで溶くとか色々聞いたことあったが、
なんかコレが一番便利だと思いました。


と、そんな訳で表面処理したところで


実はザベルには膝の裏にえくぼ・・・とは言わないか、 このように何というかいうか窪んでる部分があるんです。



元は片方はブーツ履いてる状態のため、両方の足には付いてないんです。


足の造形しているときにこれをもう片方で何とか作ろうとはしていたんですが、
上手く窪ませられず。
片方だけ窪んでいるというアンバランスなことになっていました・・・。

最初は大丈夫かな?と思ったんですが、塗装したら余計に気になりだしちゃって・・・

結局、埋めました!

窪ませられないのなら埋めてしまおう!と言うわけで、
もう表面処理も塗装も終わっている部分にパテを盛り、
再び表面処理へ・・・。


詳しい工程はカットしますが、
自分がこれほどマゾだとは思いませんでしたよ・・・ええ。
(これが三月第4週、だからね・・・)



そうそう、塗装作業中に
右肩にクラッシャーズマークのデカール貼りました。



タトゥーっぽく。
正直やりすぎかな?と悩んだけど、
自作デカール一度やってみたかったし、
気に入らなきゃ上から塗ればいいと思ったのでやってみました。

設定上はタトゥーシールってことで!




「顔」

さて顔です。

顔ですが・・・造形自体は全くいじくっていません!
元フィギュアそのままの顔です。


しかし、元フィギュアの顔と比べると一回り大きくて形が違います。
何故か!

実は・・・塗膜が厚すぎて造形自体が変わってしまいました!てへっ


まぁぶっちゃけリペイントしすぎて必要以上に厚くなってしまいました。
色味とか凄い迷ったから・・・。


まぁ塗装で一番苦労するのがこの顔だと言うのは明らかでした。
目とか眉とか書かないといけないからね。


目の塗装ですが、一度ラッカー塗りで頑張ろうとしましたが、
細筆の毛先がダメになっていて上手く塗れない。震えて上手く塗れない。
ということで、一度シンナードボン。

結局試行錯誤の末、何を使ったかと言うと・・・



PIGMA!!

いわば漫画などに使うミリペンです。
ペンっぽさを出したかったので1ミリの筆状の三角に尖がっているものを使いました。


ミリペンはそのままでは塗装に定着しませんが、
実はクリアを薄く吹くと定着させることができます。

ペン書きそのままのタッチが出来る上、
下地がクリアなどでツルツルな状態なら
なんと、普通の「消しゴム」で線を消すことが出来ます!

今回は見送りましたが
実は「えんぴつ」でも同じ事が可能です。

しかし注意して欲しいのは、下地がツルツルじゃなく梨時になっていると
インクが完全に落とせなくなり黒ずんでしまいます。
クリア吹き必須作業です!


線を描き→定着クリア→新しい線→定着クリア

とピグマで線を描き。
色はラッカーで入れました。


まぁでも、
結局、手順自体はエナメル塗料使った描き方と同じなので
そっちの方が出来るなら綺麗で安全かもしれません・・・。

(とりあえず一ヶ月以上経った今でも無事ですが、
インクの関係で消えないとも言い切れないので・・・)


口のカタチや色も悩んだところですが、これはまぁ妥協点です。


顔でもう一つ重要だと思ったのが塗装後の表面処理。

実はコレ、完成目前の最後の最後で
光にかざして良く見ると顔がボコボコだと言うことに気付き、直しています。

スタンドのライトや日光に晒してみないと判らなかったのですが、
写真撮影時にどのみち露見する場所なので危なかったです。


このような小さく細かい荒は作っているときは気付かないことが多いので、
あのライトつきのフリーハンドルーペが欲しいと思う今日この頃・・・。
(ちなみにコレも完成した後に気付いて直してない点もあります)



「土台」

実は今回一番誇れるパーツ。
(裏面は手抜きですが)

元々は穴だらけのミクロマンの土台ですが、パテで上手く穴を埋めて表面を再現。
塗装もドライブラシ気味にテキトーながらも上手く雰囲気出せて塗れた!

塗装自体は一時間かかってないと思う。
他の部位に比べなんとラクだったことか!!







「塗装」

塗装で特に苦労した部分は各パーツの説明で書いたので割愛するとして、
この項では代表的な色のカラーレシピなどを。
色はすべてMr.カラー(ラッカー)なので番号と名称だけで表記します。



・肌色
 最初はリペイントしやすいように単色のみでやろうと思ってたので、始めは
 Mr.カラー111番「キャラクターフレッシュ(1)」だけで塗ってみたのだが・・・
 いかんせん単品では無理があった。
 若干ベースホワイトに透けてる下地のサフ色もあいまって顔色悪い悪い。

 というわけで、
 「111キャラクターフレッシュ(1)」+「112キャラクターフレッシュ(2)」少量
 で決定。

・赤
 「158スーパーイタリアンレッド」で塗ってるはずがいつの間にか
 「98モンザレッド」に・・・。何を言ってるか判らねーとおもうが(ry。
 ぶっちゃけ途中で間違えました。結果的には両方混ざってます。

・レッドオレンジ
 「59オレンジ」と上記「赤」を使用。

・黒
 「157スーパーブラック」と所によっては「33つや消しブラック」使用。

・白
 適当に瓶に入ってた白とか、そこら辺に転がっていた白。

・グリーン
 「64ルマングリーン」、そのままだと暗いので白で明度を上げて使用。
 でも正直、黄色の方が正解だった気もする・・・。


色は大体こんな感じで、
下地の基本的な色を除いてはだいたい筆で塗っています。


仕上げにはつや消しスプレー吹いています。
肌色はつや消しかけるまでツルツルしてて気持ち悪いですが、
つや消しかけると見違えます。





さて総括です。


いってみれば今回の作例は

今まででいちばん手間も苦労もかけて、いちばん苦労し、
そして、いちばん悔しかった作品!!



コンナ筈ジャナカッタノニ・・・orz
と言うお話。


ホントに苦労したので完成後のショックは筆舌しつくせない。
自分はもう完成後のやりきった感のためだけ!に作っているのに
それが味わえなかったモヤモヤした作品になってしまったよ・・・。

ホント完成後は胃がキリキリしていたよ。
今も写真見ると辛い・・・。つーかもう泣きたい・・・。




でも・・・でも・・・これでだいぶノウハウ掴むことができたよ


次の本気はフルスクラッチをやるよ!
まぁ、何年後になるかわからないけどね!!


前々からやりたかったものにも今なら手が届きそうだし・・・。

(あ、決定版トロンじゃないです。
決定版トロンはまた別で、これまたいつになるかは判らない・・・。)


























では最後に残っていた製作過程の写真を公開。(復帰後からの)




[2009年02月19日]





[2009年02月22日]



[2009年02月28日]
正直、この頃の造詣が好きだった・・・。





[2009年03月29日]
髪の毛再破壊前、破損で髪の横幅がなくなり、
そして細い髪を盛ってるうちに頭頂部が盛り上がってしまった・・・。

あと色気を出すため口紅を入れるかは結構迷ったんだが、
ポケモンのムサシっぽいな(汗)と断念・・・。
口は上手くいかず、ホント何度もやり直した。

そして現在の姿へ・・・。



という訳で、大反省会でした〜。




[2009年05月04日著]








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