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制作第13、14号 BB戦士300、302
劉備ガンダム、関羽ガンダム 

[07年07月07日完成]
先月のBB戦士新商品。
まぁ普通に組むだけだったらそこらでやるだろうということで、
ちょいと(?)手を加えて、漫画的なディスプレイモデルとして
作ろうというコンセプト。

発売日の15日から作り始めてかかった制作期間23日。
本当に辛かった・・・。

「劉備ガンダム」







予備パーツ取りに使った人柱君と比較








人柱君と比較


自然光で







劉備ガンダム(リュウビガンダム)
BB戦士三国伝(おー初めてタイトルにBB戦士が付いた)風雲豪傑編の主人公。
なんか陽気っぽい。
関羽ガンダム(カンウガンダム)
劉備とは義兄弟。
なんか豪傑っぽい。

実は発売前にはこのコンセプトはもう出来ていて
関羽は構想ラフも描いていました。(後で劉備も)

汚くてすまん

工程はもう細かく書くのもメンドくさいので
ポイントのみ(でも長いが)

・主な改造点
腕とすねはキットのままで
二の腕やももを1ミリ真鍮線で芯を入れ、
ポーズ付けながらポリパテなどを盛って作りました。

パーツの分解にはホットナイフ(はんだコテのナイフ)とノコなどで、
もうここら辺はサイゾーの頃のノウハウ全投入。
経験は力。

塗装前に関羽の腕が丸いことに気付き、
綺麗に四角く生成できてた為に
流石に軽くショック。

・パテについて
実は今回はじめて本格的にポリパテを使ったんですが、
(闇皇帝の肉抜きなどには使ったのですが)
盛っても気泡ができ
そこを埋めようと盛っても気泡ができ
それを埋め・・・

ダー!

後で気付いたことなんですが、気泡埋めは、
ラッカーシンナーなどでポリパテを緩くし
密度の高い(でも脆いので注意)パテで埋めていくんですねー。
おかげで若干ぼこぼこ・・・

あとポリパテを切り出すときは半乾きのときにするとやり易い(結構重要なポイント)

ポリパテの他には、
アルテコ、田宮エポキシパテ、田宮速硬化タイプエポキシパテ、木部パテ
など色々投入。
パーツ折れたら真鍮線など入れて補強。

途中経過はこんな感じ



汚くてすまん


・角のエッジ出し
先っちょ削り
エポキシパテで作ろうとしたのですが・・・
ポロポロ取れやがる。
03ミリ真鍮線で芯を入れるもポロポロ取れる。
黒い瞬着で郷土補強してみる。
これはまぁまぁいけそうだったが削るときに
エポキシパテがむき出しになってやはりポロポロになってしまうので却下。
パーツがジャンクに・・・。

結局苦心の末、真鍮線とポリパテとアルテコでエッジを出す事に。
その際予備のキットを使用。(上記の人柱君)
勿体無い気もしたがこの場合仕方が無いし、
それに三国伝素体が手に入るのは悪いことではない。
ポリパテエッジは簡単に欠けたりするがそれまでよりは全然マシ。
強度を求めるならプラ材を削りだすのがいいと思うが、
流石に疲れ果ててそこまでの気力は出なかった・・・。

尚、塗装直前に劉備の羽一枚が紛失。
キットもう一枚投入して作り直した。
(羽は結局出てこなかった・・・)

 劉備の羽 525円
 再工程の苦しさ プライスレス

三国伝キット改造の最大のポイント(と思う)が 腰鎧を広げること。
これだけでだいぶ印象がよくなる。

自分は腰をパテで増幅し、
鎧側にうも裏打ちし真鍮線などで接着位置を決め
後で接着(なぜなら腰を先に塗らなきゃ生けない為)
劉備は腰をちょっと前に出しクビレを作りました。

しかしこの時、劉備は適当だったため後で苦労するハメに・・・


・塗装
今回はパテを使ってるのでサフ吹きしました。
かなりしつこめに。
今まで表面処理を疎かにしてきた付けがここに来て現れる。
頭の接着面のぼこぼこがなかなか取れない。
というか黒い瞬着を接着面の隙間埋めに使ったのだが、
こいつ塗ったところがざらざらになるのでこういう作業に向かないことに気付く、
アルテコが粘度も調節できてモアベター。

何とか表面処理を終わり(妥協し?)
エアブラシで下地につや消しブラックを塗る。
しかしこいつが(も?)曲者、
つまるつまる。
すぐ乾くためすぐピースが詰まる。
それと今回、 塗料も薄めが足りなかった為(気温も高かったから?)
今回初めて糸を吹いた・・・。

一応カラーレシピ
劉備ガンダム
下地:サーフェイサー1000、1200、つや消しブラック(33)
白色:ホワイト(1)→つや消しクリアー(スプレー)
銀:スーパーシルバー(159)→スーパークリアー 青:銀→ブルー(5)→スーパークリアー
赤:銀→レッド(3)→スーパークリアー
金:銀→クリアー蜜柑(前使った奴)→スーパークリアー
緑:銀→クリアーグリーン(138)→スーパークリアー
瞳、手:スーパーブラック(157)
剣の柄:メタルブラック(78)
リタッチ:つや消しホワイト(62)

関羽ガンダム
下地:サーフェイサー1000、1200、つや消しブラック(33)
白色:ホワイト(1)→つや消しクリアー(スプレー)
緑:白→グリーン(6)→つや消しクリアー
銀:スーパーシルバー(159)
赤:白→レッド(3)→つや消し
金:スーパーゴールド(SM02)
メッキ緑:銀→クリアーグリーン(138)→スーパークリアー
瞳、手:スーパーブラック(157)→(手のみ)つや消し
リタッチ:つや消しホワイト(62)、フラットベース(30)加えた色


劉備は体をつや消しの鎧はピカピカに、
関羽は殆どつや消しで金のみつや有り。

しかしつや消し塗装は難しい。
リタッチするにもうまく調合できないし、すぐ艶が出る。
スプレーで均一にするのも難しい。
やればやるほど悪化する。
修行が必要だ・・・。


・腰鎧の接着
接着はエポキシ接着剤を使用。
キャストモデルなどに使われる物だが、
透明で塗膜も侵さず強力なので使用。
関羽は真鍮線でアタリを取っていたのですぐ付けられたが、
劉備はそこら辺適当だったので苦心の末、
速硬化エポキシパテとエポキシ接着剤で接着。
模型作りは計画的に。

全体的に塗装を整える。
関羽の金の鬼の顔には立体感が欲しかったので
金部分をつや消し黒で軽くドライブラシ。
ドライブラシも初めてだったので要領が判らず。軽くのみ。

5日、取りあえず終わって
第三者の意見を聞きたくて某掲示板に上げる。

見ない振りしてた関羽の手の造詣を指摘される。↓



仕方なくディテールを上げていく・・・。

言い忘れてたが、手は
劉備はキットの手を改造、関羽は木部パテを中心に制作。
劉備の平手は関羽のキットのものを
ホットナイフで切って溶接使用としたのですが(我ながら凄いことしてるな)
スチロール樹脂はなかなか溶接が難しく逆に脆くなってしまう為、
普通にカッターなどで切って真鍮線で芯入れて作ったほうが早かった・・・。
結局アルテコで補強。

それで指摘された手を速硬化エポキシパテとアルテコ、ヤスリで精製。
ついでに、それまではつや消し黒で手を塗っていたのだが、
ディティールが死んでしまう為、劉備、関羽両方の手を艶のある色にした。
関羽は他の色と色調整えるため若干つや消しを吹く。



そんなこんなで完成。
実は現時点での集大成を目指してたのだが、
ふたを開けてみれば、造詣や塗装、ポーズによる隙間など反省点が
幾らでもあるわけで・・・・うむむむ

最後に
今回色々やって偶然見つけた小ネタを

「塗料瓶のシール剥がし」
使い終わった塗料瓶のシール1度びりびり剥がします。
それでも白く残る部分は熱いお湯につけてこすれば
簡単に剥がせます。
おそらく糊が解けるんでしょう。
若干ですがこびり付いた塗料も落ちます。


つ・・・つかれた。



(2008年01月26日追記)
前回芽生えたディスプレイ志向を推し進めたもの。余剰パーツなし!
工程はとくに書くことはありませんが、失敗は劉備の手の長さと塗装の荒。

あと劉備が安定感を付ける為、胴腰足の一体型にしてしまったのだが、
これだと塗装がし辛くある程度の分割は大事だと知りました・・・。

僭越ながら関羽さんはオラザク一次通過させていただきました。ぱちぱちぱちー。




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