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外伝の時間経過を考える


戦国伝やコマンドは一応の年表はあるものの
こと外伝にいたってはちゃんとした年表は存在しない。
というか曖昧でよく判らん。

という訳でとりあえず旧外伝でちゃんと明言されている時間の経過

・ガンマガンダムがジオンの残党退治をしている【カードダスハーフ】
・ブリティス崩壊から七年後に皇騎士立つ【カードダス裏書】
・ブリティス奪還から数年後(X年)にダバードから使者【カードダス裏書】
・ダバード戦役から三年後、神秘騎士現る【カードダス裏書】

あと推測できる時間の経過

・ジークジオン編の間に少なくとも二回クリスマスがあった【コミックス元祖!SD】
(後日談含め)
・円卓の騎士編の四章を四季で区切っていた【スーファミ円卓の騎士】
・プラモのキング2世の雪の降ってる絵【BB戦士】

取りあえずこれらの事象に、推測できるアムロの年齢で外伝の時間経過を考える。
アムロの年齢は原作であるリアルガンダムから考える。アムロの誕生日は公式に発表されていないが、
一番最初に登場した原点『機動戦士ガンダム』は宇宙世紀0079年の九月十八日〜翌一月一日の間の話である。
また、この下半期でアムロは15歳から16歳となっている。

アムロはサイド6では16歳と言っているので12月24日ソロモン攻略戦以前にはすでに16歳となっている。
これを外伝に当てはめるとサタン討伐後のクリスマスにはアムロは既に16歳となっていると考えられる。

便宜上外伝のこの年を騎士ガンダムが現れた年ということで、
ガンダム歴、GC(ガンダムセンチュリー)0年とする。
ネーミングは適当、某設定本に同名があった気がするが気のせいだろう。
「GC0年=アムロ15〜16歳」である。

騎士アムロは聖機兵物語と機甲神伝説編で再登場し、それ以降は登場していない。
ちなみにリアルガンダムでの最後の登場は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』である。
宇宙世紀0093三月十二日、アムロ29歳の時である為、
この年齢を外伝でも当てはめて考える。(それしか指針が無いため)

心情的には『機動戦士ガンダム』をモチーフにしていると思われる『ラクロアの勇者』、
『逆襲のシャア』をモチーフにしていると思われる『光の超機甲神』に年齢を合わせたいのだが・・・



横井版を考えるならジークジオンを倒したのは次のクリスマス過ぎ、
恐らく当時のボンボン発売日の1月15日(たぶん)

ガンダム歴で考えると最低でもGC1〜2年(の1月)の間にジークジオン編が終わり、
ジオンの残党が各地で暴れ始め、ブリティス付近ではガンマが退治する。
そんな中でGC1年のうちにブリティス崩壊したとは考えにくいので、
早くてGC2年にブリティスが敗れたと考える。

それから7年の経過を考えると、皇騎士が立ったのは約GC9年、
ブリティス奪還が約GC10年とする。

それから数年後(X年後)ダバードから使者がくるのだが、
数年という言葉から少なくとも1<X<10と考える。
(広辞苑で調べてみたところ、『数(すう)〜』とはたくさんという意味のほかに
「2、3から5、6程度の数を漠然と表すとき」に使うそうです。勉強になりました。)

とりあえずGC10+X年ダバード戦役開始。

ここでアムロが再登場するが取りあえず年齢は考えない。
ここでの問題はダバード戦役の期間である。
一年ぐらいは欲しい所だがここは短めに半年とする(0.5年)。

そしてダバード戦役から3年後、機甲神伝説編である。
ここの戦いもひとまず半年とし(0.5)
アムロ最後の登場の最終章に『逆シャア』のアムロの年齢29歳を当てはめる。


と、ここで問題が発生する。
すべて足すと

(10+X)+0.5+3+0.5 =14+Xとな、

1<X<10のため、
この時点で宇宙世紀の時間経過
0093-0079 =14年(未満)を完全に越えてしまっているのだ。

仮に円卓、聖機兵、機甲神の各戦争を各4ヶ月、
合わせて1年としても12+X年・・・ギリギリである。

というかこの三編は皆、大軍隊での行動をしていて期間の省略が難しい。
特に円卓は小さな村から始まり、ほぼ0から軍隊を編成している為、この四ヶ月という考えでも、
かなり凄い電撃戦を必要としてしまう。苦しい解釈である。
(なんとかなるかもしれないが・・・)

一番時間を短く出来そうなのは全く軍隊行動をしていない初代騎士ガンダムパーティなのだが・・・
伝説の巨人戦で完全に崩壊したラクロアを完全に復興しているため、ここもこれ以上は短くしにくい。
(ダバードは三年もかかったのに!)


最初、戦争期間を考えていなかった為、この計算でうまくいくと思っていたが、
この解釈はいろいろと苦しい。



という訳で、破綻を防ぐ為にはアムロの年齢をリアルガンダムよりもずらすしかない。
動かすとすると前より後だ。流石に15歳未満の騎士は若すぎるので・・・たぶん。

騎士アムロは聖機兵物語時点で29歳だったと考えるのが
時間経過に無理が無く一番妥当な線だと思う。

これなら

ジークジオン編→α→円卓の騎士編→β(X)→聖機兵物語編

のαとβあわせて4年弱の猶予があるし、
最後の登場でも、原作リアルガンダムには存在しないが、まだ33歳程度で十分若い。

年齢は設定されてないので全く考えなくてもいいのだが、
さすがに40越えのアムロはあまり想像できないし・・・。
リアルガンダムの世界ではAI(人工知能)のアムロとかはいるのだが・・・。


とりあえずまとめと

ジークジオン編 →α→     円卓の騎士編    →β(X)→聖機兵物語編
GC0〜2年1月?→α→7年の月日とブリティス戦争→β(X)→GC13or14年?
アムロ15(16)歳?〜→                        →29歳(30歳)?

で、その後の時間経過は

聖機兵編→3年後→機甲神伝説編→数十年後(XX年後)→魔龍剣士ゼロ編
→4年後→黄金神話(1年)→??→鎧闘神戦記

となっている。

[ゼロ編は数十年後だが、カサレリア村の老人が前大戦を知っている風なので、
そこまで長くは無いと推察できる。
(先にも書いたように、数十年は漠然とした20〜60年程度の範囲が一般的)]

[黄金神話はローズの裏書により期間が一年というのが判明している。
(恐らく元ネタのGガンから)
この期間は黄金魂を受け取ってからデスペリオル族が現れるまでの
数ヶ月を含むかどうかは不明ではあるが、「戦いに明け暮れた」と書かれてるため、
1年+数ヶ月かもしれない。]

[黄金神話から鎧闘神戦記までの期間は不明である。]

まーどこまでいっても外伝はあいまいな時間経過しかわかりませんが、
とりあえず曖昧でも真面目に考えたモノは記録しておくのが吉と判断。


と、話は変わるが、
軍隊行動の話でジークジオン編以外は一度は大部隊での戦闘をしている。
(ジークジオン編でもアルガス騎士団編は部隊で動いているが・・・)

(全く偶然の産物なのだが)そう考えると、
初代騎士ガンダムがいかに凄い人物かったのかが伺える。

決して多くないというか少ないたった数人のパーティーで
ジオン族と戦い、討ち滅ぼしたのだから・・・。

彼が伝説的な神話的な英雄であることは疑うことのない事実である。事実なのだー!



2007年12月22日著
2008年06月06日一部改訂




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