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外伝編

機兵について

聖機兵物語編から登場した"機兵"と呼ばれるMS型兵器について考えてみる。
機兵は過去にあった大戦に使われた法力で動く搭乗型の巨大人型兵器であったが、 円卓の騎士編までそれは既に失われた技術(ロストテクノロジー)となっていた。
その技術を現代に呼び起こしたのがロナ家率いるネオジオン族であった。

ネオジオン族は古の騎兵の復活とそれを元にした現代機兵の量産に成功している。
(機兵には古の戦いで使われた機兵と聖機兵編から作られた機兵がある。紛らわしい為以下"古(いにしえ)の機兵"と"現代機兵"で統一することにする。) ネオジオン族でもロナ家は多くの古の機兵に関する情報を握っており、その軍勢にも多く配備されていた。
この事や聖機兵の封印に関する事からロナ家はもともと機兵の封印を管理する家系だった可能性が高い。
(聖機兵の封印の鍵は代々ロナ家の女性のみに伝えられていた)

古の機兵はチューブ(触手?)の様なものが体の各所につき"操手"(機兵のパイロット)の動きを読み取る事で操縦する、いわばモビルトレースシステムとなっている。
一方現代機兵はハンドルやレバーなどで操縦するかたちになっている。
しかし現代機兵も完全な機械人形という訳ではなくその動力も古の機兵と同様法力となっている。
現代騎兵も後に法術を扱うタイプの機兵も登場している。


各敵勢力の目的と傾向

ジオン族・・・ジークジオン編
発端は一匹の猫(モンスターザクレロネコ)であった。
人間に恨みを持つその猫はその怨念により闇の皇帝ジークジオンへと姿を変えスダ・ドアカ・ワールドから人間を抹殺しようと企んだ。
初めのうちは魔王サタンガンダムを隠れ蓑に表舞台に出ることは無かったが魔王が倒れたことをきっかけに徐々に表舞台に現れていった。
最後は復活したスペリオルドラゴンに討たれたものの一時期はほぼ世界全土を掌握するほどであった。
またその軍勢はユニオン族を誘惑する事により増やしていった。
誘惑されたユニオン族はユニオン族→中間体→モンスター→ジオン戦士→ジオン騎士へと変貌してゆき、
さらに上級になるとモンスター騎士へと変貌する者も現れてくる。騎士ジオング、騎士サザビー、魔術士ビグザムなどがその例である。
しかし親衛隊や側近などはモンスター騎士では無かったためジオンの最高位という訳では無い様である。
また一部のジオン戦士はジークジオンにより操られていたとも言われている。 実はその目的とは裏腹に意外と人間族も多い。

ザビロニア帝国・・・円卓の騎士編
キングガンダムの治めるブリティス王国を征服し七年にも及ぶ恐怖政治を行った帝国。
ザビロニアは守護獣としてラフレシアを飼っておりその力で旧ブリティス円卓の騎士をも壊滅している。 帝王グレートデギンは聖杯を使い永遠の命を手に入れようとするもキングガンダム?世率いるブリティスの円卓の騎士により討たれる。
主要な幹部は大体人間にである為元々は人間中心の国であったと思われる。
また、七年前の制圧時期とジオン族崩壊との時期がほぼ重なる為元々ザビロニアはジオンとの同盟または残党を受け入れたことによりその力を拡大したのではないかと思われる。

ネオジオン族・・・
ブリティス復興から数年後、その独自の機兵部隊により急激に勢力を伸ばし各地を制圧した軍勢である。
聖機兵物語編、機甲神伝説編の二章に渡ってユニオン族と戦いを繰り広げた唯一の軍勢である。
だがその組織は一枚岩ではなく各章で目的の異なる二つの勢力の姿が見て取れる。その為前者をロナ家、後者をデラーズとして考察していく。
ネオジオン(ロナ家)・・・聖機兵物語編
聖機兵物語編において聖機兵を巡りダバード王国と激しい死闘を繰り広げた軍団である。
ロナ家は機兵の項でも見たとおり機兵に関する独自の知識を持った家系であり邪機兵、魔機兵、暗黒機兵など多くの古の機兵を所有している。
またそれら機兵の修復、修理、強化などにも精通しておりそれらを掛け合わせたキメラ機兵なども作り上げている。
しかしロナ家は、一族の女性にユニオンの守り神とも言える聖機兵の秘密を守ってきたという側面もあり、
また、スペリオルドラゴンとの関わりも見て取れる為(スペドラ考察参照)本来はそれら古の機兵の封印を司る家系であったのかもしれない。
何にせよロナ家がネオジオン族として覇権を争うこととなった発端はカロッゾ・ロナが理想国家設立を訴えたことにあるのだが…最後は壊滅的な手段に出てしまう。
また、その後のデラーズネオジオンはこれとは全く別の目的を持っていた・・・。

また、数十年後の外伝五章『ナイトガンダム物語』編に登場するグラナダ王国のロナ王もこの一族である可能性がある。
彼もまた自国の機兵技術を内外に示し他国の機兵技術を得るために聖機兵選抜会を主催する切れ者であった。

ネオジオン(デラーズ)・・・機甲神伝説編
聖機兵の戦いから三年、ダバードは謎の機兵軍団により攻撃を受けてしまう。その謎の機兵軍団こそデラーズのネオジオンであった。
以前のロナ家のネオジオンは聖機兵の強奪または破壊を目的にダバードに攻め入ったのだが、聖機兵の無いダバードに攻め入るには別の理由が存在した。
それは紅の「神秘機兵編」でアトミックガンダム(GP02)が言っているように月の王子ネオガンダムの命と機甲神の強奪にあったのだ。
そもそもデラーズ軍は元々「月の悪」が機甲神と月の国セレネスへの逆襲のため"だけ"に使わした軍団であったからだ。

しかしここである一つの疑問が生まれる、逆襲というそんな目的のためだけにに仮にも一つの王国が動くものであろうか?
そこで一つの仮説をたてることができる。デラーズ軍は人の住めなくなった月世界を捨てスダ・ドアカへ移住するというもう一つの目的があったのではないだろうか?
そしてその折理想国家建設を目指していたカロッゾ・ロナと出会いお互いの利害の一致により盟約を結びネオジオン族を結成、またその名をネオジオンとしたのもジオンの名を使い組織を大きする為であり、
またネクロマンサーとしての実力もあったカロッゾはその一環としてジオン族戦士の再生とジークジオン復活を目論み、邪心を持ったGP02を使いそれを育ててたものの後にデラーズ自身がジークジオンに取り込まれ「光の超機甲神編」の戦いへと至ったと考えられるないだろうか?
(「光の超機甲神編」を見てもらえれば判るがジークジオンは種族はジオンでありネオジオンではない。また、ネオジオンの部隊がジークジオンに砲撃を放つ姿も描かれている。)

これらの事を見て判るように実は機甲神伝説編では肝心の敵を倒していない。(あるいはもう既に存在していないのか) 月の悪と呼ばれる存在についてはその後も触れられる事は無かったのだが「∀とかと絡めると実にしっくり来るし面白そうだったな〜」と個人的には思う。

????・・・ナイトガンダムストーリー編
『魔龍剣士ゼロガンダム』の父で後の『幻魔王バイスガンダム』、『龍騎士ファルコガンダム』が仲間の『騎士ジェイバー』と共に戦った敵。 外伝スーパーバトル1、2の一部カードでのみ明かされたのだが、それが一体何者であったのか一切語られていない。
ただ唯一判っていること、それはファルコとジェイバーが戦った相手『騎士コナンガンダム』。 何者かによって過去を消され、ファルコ抹殺の命をうけた戦闘のプロの彼が、 実はSDコマンド戦記でお馴染みのGアームズ司令官『コマンドガンダム』その人だったということだ。(ってホントに戦闘のプロだー!)
何でも彼は26のフォームがあるとか・・・[コミックボンボン2006年11月増刊ガンダムマガジンより]

雷龍剣(サンダーソード)伝承者候補・・・ゲームボーイ『ナイトガンダムストーリー』
記憶喪失の若きゼロガンダム(そう彼は外伝三人目の記憶喪失主人公なのだ)に襲い掛かる、三人の雷龍剣伝承者候補者達。 ゼロと雷龍剣伝承をかけて戦った。
『騎士サーディス』はわずかに実力が劣る。年令はゼロと近い。『騎士メザルダン』は邪悪さゆえに破門された騎士。『騎士ヴイスクエア』にはゼロは敗れている。雷龍剣は抜けない為、自ら退いた感あり。
ヴイスクエアに至っては、ゲーム中は戦いに勝つのだが「まだ未熟だ」と突然白金のハルバートを何処かへ飛ばされ、『龍機ドラグーン』を封印されてしまう。 そんな彼でも『龍を継ぐもの』裏書ストーリーによるとゼロの数少ない友達らしい・・・。(正確には友と書いてライバルだが)

しかし、雷龍剣は一子相伝ではなかったのか?[バトルオブナイツNo.49]

ヘルアクシズ団・・・ナイトガンダムストーリー編
機甲神伝説編から数十年後、突如現れた野盗の群れの一つ、『聖騎士選抜会』の優勝商品『白金のハルバート』を狙い襲撃、ゼロによって撃退された。
他愛の無い盗賊集団であるが『親分ゲモン』は、『雷龍剣(サンダーソード)』と双璧をなす、 『嵐虎剣(ストームソード)』の奥義を操る巨大機兵を駆りその力はただの野盗の親分という身分から逸脱していた。
これは影で『ザンスカール族』の『幻魔王バイスガンダム』が巨大機兵を与え、影で糸を引いていた為である。

ザンスカール族(ザンスカール帝国)・・・ナイトガンダムストーリー編
『幻魔王バイス』、そして黒幕の『幻魔皇帝アサルトバスター』率いる軍団である。 その目的は世界制覇と独裁、一時的とはいえナイトガンダム世界で唯一野望を果たした勢力でもある。

その発端は、(恐らく)嵐虎剣の正統継承者であった、アサルトバスターが権力に取り付かれ 鏡の向こうの異世界と手を結んだことにある。

『嵐虎剣』を使う機兵軍団による圧倒的火力で『ドレスデン王国』に侵攻、 『超巨大遺跡ドゥームハイロウ』発動の鍵である『ロゼッタストーン』を奪い遺跡を発動。 ユニオン族を一網打尽にし、その後『モンスターバイスタランチュラ』で人々を操り世界を支配した。。 『スダ・ドアカワールド』を『ザンスカールワールド』としたが、 数ヵ月後の『ザンスカールワールド』創立記念式典でゼロにより襲撃。 『雷龍剣』最終奥義によってその野望は絶たれた。

当初はバイスタランチュラによって影武者にされていた幻魔王が一族の指揮をとっていたが、 ドゥームハイロウの戦いにおいて息子のゼロに討たれ、その呪縛からも解放され死亡。 その後は『幻魔皇帝』自らが表舞台に立ち一族を率いていた。

アサルトバスターは、彼を付け狙う『騎士ヴィクトリー』の兄であるという噂もあるが真実は明かされていない・・・。[アサルトバスター裏書より]

デスペリオル族・・・黄金神話編
雷龍剣と嵐虎剣の戦いから四年。 1000年一度の太陽の異常膨張『コロナ・ノバ』、それを阻止せんがために起きたスペリオルドラゴンの死をきっかけに現れた集団。 その多くは人々の破壊の本能だけを増幅させられた者たちである。
彼らを操るのはるかなる昔、戦いに敗れスペリオルドラゴンによって封印された『暗黒卿(ダークロード)マスターガンダム』であった。 その力は絶大でスペリオルドラゴンの亡骸をも支配しその絶大な力を利用している 彼の目的はスペリオルドラゴンを使い、スダ・ドアカのすべてのエネルギーを吸収して滅ぼし、その力で天空をも含めた世界の支配であった。

オズワルド軍・・・鎧闘神戦記編
デスペリオルとの戦いの後、機兵の谷での発掘作業で出土した『古代神バロックガン』。 それはかつて創世の時代、『黄金神スペリオルカイザー』に敗れ封印された神の一人であった。 彼を救世主だと信じた『考古学者トレーズ』は、『古代神』復活を助け世界の刷新を目指す。 しかし後に失敗の続きの『トレーズ』は総帥の座を追われている。
構成員はかつて創世の時代、古代神の元で戦った騎士達である。 彼らにとってスダ・ドアカのすべてが敵であり、デスペリオル族との戦いも確認されている。 古代神の目的は鍵である『天使リリーナ姫』を奪い封印解除とと故郷への帰還を果たすこと。




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