ウェブサイト構築のヒント集 > 「画像形式 jpg と gif」
jpg は写真を扱うものとしては最小の容量で保存できます。 解像度の概念が無く(縦横のピクセル数だけ)、色数は限度無し、保存のたびに劣化するなどの特徴があります。 ウェブで扱う画像形式としては最も写実的で、最も重い画像となります。
多色 | 256色 |
---|---|
17.3 KB | 14.2 KB |
gif は色数が少ない画像に向いています。 最初から256色で作るか、256色に色数を落とした後に gif で保存すると効果があります。 ちなみに写真をムリヤリ gif 形式にしてしまうと下のようになります。 多色で gif 形式に保存すると、ザラザラとした安っぽいイメージになります。
多色 | 256色 |
---|---|
21.1 KB | 11.9 KB |
16色 | 白黒2色 |
---|---|
5.37 KB | 2.54 KB |
ご覧の通り、色数が少ないほど非現実的な雰囲気になっていきますが、 線と線が明瞭に表現されるのでスッキリした印象になります。 文字を織り込んだり、イラストっぽい感じにする場合に適しています。
gif には特許があり、gif 画像を処理できる画像ソフトはロイヤリティーを支払う必要がありました。 その為、フリー・ウェアでは gif を扱える画像処理ソフトは無く(どうしても有料になってしまう)、 そんな中で権利関係にうるさくない低容量形式として png が普及したと言われています (ただし、上述した gif の特許は '03年に米国で切れ、 '04年には日本でも特許切れになるらしいです)。
特性としては gif に近いものがあり、イラストや略式図形に効果を発揮する保存形式です。 gif とはいろいろな違いがあり、gif よりも優れた面もあるらしいのですが、大局的な見地ではどうもマイナーな存在のようです。 透過などについては gif よりも優秀なところがあるらしい png 、愛好家もそれなりに存在します。
gif や png では特定の色を透過色にするコトができます。
透過色に指定した色は透明になるので、背景をダイレクトに映し出します。
紙にカッターで穴を開けていく感じと申しましょうか、穴が開いているトコロは下側(裏側)が透けて見えます。
bmp は Windows がサポートしている形式なので、ウェブでは用いない方が良いのです。 Macintosh ユーザーは bmp 画像を見るコトができないので、その点は考慮してサイトを作るべきです。 結局、ウェブで使える画像形式は jpg 、 gif 、 png くらいのものです。