ムービー反省その2
おおさか(マキシ)vsナギ(ヴォルド) 編
ヴォルドはよくわからない。
何をしているのかわからないし、何をしていいのかわからない。
僕もそういうところがあるのですが、知識がないために
ヴォルドに苦手意識をもっている人は少なくないはずです。
今回このページを書くに際して、ヴォルドに詳しい某有名プレイヤーより(笑)
ためになりそうな話をたくさん聞いてきました。
以下の解説(というよりほぼこの方のご意見のコピペですが)を
ムービーを見ながら読んでいただければ、対戦で役に立つ知識が満載……かもしれません。
ヴォルド対策を進めたいけれど、何からしてよいか迷っている方の参考になれば幸いです。
まだムービーを手に入れられていない方は「376231」へどうぞ。(こちら)
画面 | 時間 | |
![]() |
0:12 | ヴォルドと戦う上でもっとも重要な技がこれです。B。 ヴォルドはステップや移動の速度が遅いので、避けて反撃という戦法をとりづらいキャラです。 他方、上段スカしなどについては豊富であるため、対ヴォルドの方針は「縦押し」が最適です。 マキシには、発生が中段の中で最速クラス、リーチも長くて使いやすいBがあります。 |
![]() |
0:33 | フェイントに使いやすいのが66Aキャンセル。 ムービーではこのように相手がインパクトを空振りさせていますが、 何もガードインパクト失敗を誘うところまでいかなくとも、見せるだけでも効果は十分。 この動作を相手が見てしまった場合は、その直後にマキシは2択をかけていけるのです。 ただし、最大の弱点はもちろん、暴れに弱い事。 |
![]() |
0:43 | やや離れた間合いから、ヴォルドがリグルステップ中A+Gを決めた場面。 この技に対しては、横移動して着地の隙を叩くか、またはしゃがんでしまうことです。 しゃがんでいる相手に対しては投げが成立しないので、安全にやり過ごせます。 リグルステップからはリーチの長い中段がないので、 中距離でのリグルステップを見たら即しゃがむというのも有効かもしれません。 最も効果的なのは、ヴォルドがリグル中の投げに来たのを見て、 |
![]() |
0:48 | マキシの背向け2Kがヒットした場面です。 このときはヒット後に22Kへと連繋させてヒットしていますが、 これは最適の選択ではありません。背向け2Kヒット時は大幅に有利なので、 投げを出すと相手の打撃技全て(しゃがみ扱いのものを除く)を掴むことができます。 もちろんある程度発生の早い打撃技を出すことでも相手の暴れを潰せます。 よって、この技が当たった後は投げと中段攻撃の完全二択(三択)になります。 |
![]() |
1:18 | マキシがBをガードさせた後に出した3B+Kを、ヴォルドの1Aが潰しています。 この時のおおさかの狙いは、Bガード後に相手がガードを固めるとみて下段を当てること。 しかしながらヴォルドの1Aに負けてしまいました。 この時、マキシは何をすれば良かったのでしょうか。 Bガード後、そのまま天枢Aに派生させても、ヴォルド1Aの上段スカしにやらせてしまいます。 おそらくは天枢B、または天枢Kが正解だったと思われます。 ただしこれほど離れた間合いでは、相手が下がることを選択すると天枢技は全て空振り。 |
![]() |
1:31 | 236Bがヒットしたあとの6Bは3Bのコマンドミスです。 何か深い意図があったわけではありません(笑) さて、ヴォルドの立ち途中Aは横斬りにしてはよけやすい技……といわれますが食らっています。 |
![]() |
2:00 | プレーしていた時は何が起こったかよく分からなかったのですが、 ムービーで確認してようやく、投げと相打ちになっていたことが分かりました。 掴みモーション自体は、判定があってもダメージが無いために体力が減っていなかったのですね。 さて、88AがカウンターヒットするとA、距離が近ければAAまでが確定します。使っていますか? 88Aはノーマルヒットだと不利なのはマキシ側であるということを知らない人も多いようです。 |
![]() |
2:08 | Aをガードさせてから2択をかけにいったところです。 マキシのAは、ガード時両者は五分。硬直フレーム差がプラスナイナス0の状況です。 ヴォルドと比較するとマキシは全体的に技の発生速度に優れるため、 事実上はマキシのほうが有利であると考えても問題なさそうです。 ここではマキシは66Aを出しています。投げや下段を読んでしゃがむかな、という狙いですね。 |
![]() |
2:55 | ヴォルドの4Aをガードした後、最後の一撃の削りあいをした場面。 3B+Kを出そうとしたら、コマンドミスでB+Kに…… 泣くに泣けないミスではありますが、本当に3B+Kだったら勝てていたのでしょうか? 詳しくは以下の(おまけ)を見てください。 |
(おまけ)
背向け移行対策、していますか?
ヴォルドは一旦背向けに移行してしまえば、
そこから発生の早い、強力な連繋を仕掛けることができるキャラです。
そこで、ここでは趣向を変えて、ヴォルドの背向けへの対策を考えてみましょう。
基本は、「移行技をガードしたら、早い技を打ち返す」こと。
実はこれだけでヴォルド側の行動を一気に制限することができます。
逆に、「背を向けた!チャンス!」と思って大技を出してはいけません。
例)ヴォルドが4Aをガードさせてから、背向け4Bを出した場合
4Aガード(3F不利)→背向け4B(発生13F) …… 16Fの技と相打ち
つまり、この場合は15F以内の技を出さないと割り込みが成立しないのです。
A、2A、Bはこれに該当しますが、3B+Kは発生16Fとされているため割り込みは不可能です。
相打ちにはなるかもしれませんが、そこはモーションの関係などがあり検証の必要がありますが……
とにかく、「背向け移行技をガードしたら、早い技を打ち返す」ことが大切なのです。
では、ムービー中のマキシはどれだけこの基本を実践できているでしょうか。
時間 | ガードした打撃 | 返した技 | ヴォルド側の行動 | 結果 |
0:20 | 1K(3) | 2A(12) | 背向けA(11) | カウンターヒット |
0:47 | 背向け4BB(6) | B(13) | ガード | ガード |
1:33 | 6A(0) | 2A(12) | 投げ(16) | カウンターヒット |
1:39 | 4A(3) | A(11) | 背向け4B(13) | カウンターヒット |
2:45 | 1K(3) | B(13) | 背向けA(11) | カウンターヒット |
「ガードした打撃」欄のカッコ内は、ヴォルド側の不利フレーム数です。
「返した技」「ヴォルド側の行動」はともに発生フレームを示します。
ムービー中で上手く早い技を打ち返せたのは上記の5回です。
次に割り込み失敗のケースを見てみましょう。↓
時間 | ガードした打撃 | 返した技 | ヴォルド側の行動 | 結果 |
1:50 | 4A(3) | 立ちガード | 背向け4B(13) | 連携続行 |
1:51 | 背向け4BB(6) | 3A+K(28) | 背向け3K(15) | 潰される |
2:15 | 1K(3) | バックステップ | 背向けA(11) | 仕切り直し |
2:36 | 4A(3) | A+B(17) | 背向け4B(13) | 潰される |
2:55 | 4A(3) | B+K(18) | 背向け4B(13) | 潰される |
ためらってガードしてしまうと、ヴォルドは好きなように連携を繰り出せますし
かといってA+BやB+Kでは遅すぎて割りこみが成立しません。
前述しましたが、ヴォルド側はマキシのBなど基本技が苦手。
背向け移行技をガードしたら、すぐに最速クラスの技で抑えつけて
相手のしたい行動をとらせない。これが大切だと思います。
一試合だけでも背向けへの移行が10回あったということは、
ここで試合の流れを掴めるかどうかが決まるといってもよいでしょう。
背向け対策、してみませんか?