マキシの8way-run対策技
マキシを使う上で必ず悩ませられるのは、
このキャラクターの攻撃で強力なものはほとんどが上中段である、ということで、
そのために立ちガードに徹する相手にはわざわざ下段攻撃や投げを使う必要がありました。
ところがこれを3すくみで見てみると、
マキシの代表的な技は今度は縦斬りに集中しているということがわかります。
つまり、こちらがダメージを与えたいと思う局面で相手が8wayrunをした場合
マキシの技が空振りに終わるばかりか、相手からの反撃を受けるのは必至となってしまうのです。
そこで、ダメージソースとなる技を当てていくためには、
下段攻撃や投げを混ぜていくことで相手にしゃがみガードを迫ったのと同じように
横斬りを適切に使うことによって8wayrunを抑制することが必要になります。
マキシの8wayrun対策技にはどのようなものが用意されているでしょうか。
3or9runA | 判定:上 | |
主に中距離戦での主力技です。リーチ・発生速度ともに実用的で、 236Bや66Aを回避しようと中間距離で8wayrunをしながら様子見している相手に対し 強烈な8wayrun抑制効果があります。またリングアウト性能にも優れ、マキシの正面へ 相手を吹き飛ばすことが可能です。 ただし上段攻撃であるため、上段スカし技やしゃがみに対しては無力です。 もっとも、この技を恐れてしゃがんでくれるようならむしろ236Bや66Aで切り込むチャンス。 ダメージソースとなる技を当てる前段階の技としては最適といえるでしょう。 発生の遅さを気にしなければ接近戦でも利用できます。他の行動の硬直中に33または99 と予め先行入力しておけば、走り始めずともこの技を出すことができます。慣れないうちは 3AやジャンプAを誤って出してしまいがちですので注意しましょう。 |
A | 判定:上 | |
2A | 判定:特中 | |
接近戦で使用する技です。発生の早さに関してはこの2つの技が最速クラスで、 8wayrunを止める以外にも、相手の連携に割り込んだり牽制の目的で使うこともあります。 Aは上段スカし技に弱いのですが、相手がそういった行動に意識を向けるようになってこそ マキシの中段攻撃が生きてくるのです。接近戦ではこまめに使っていくと良いでしょう。 (2003.05.15 追記) また、Aはやや反時計回りの移動に弱い面があり、密着状態ですばやく ステップをされると空振りすることがあります。一方2Aは反時計回りの移動に対しても かわされることなくヒットさせることができます。 |
1K | 判定:上 | |
投げ | 判定:投げ | |
接近戦ではこの2つも8wayrun対策技として機能してくれます。立ちガード崩しのための技ですが マキシの側面へ回り込もうとする相手に対しても追尾効果がありますので利用しましょう。 |
4A | 判定:上 | |
やや距離のある状態で使用します。目安はBの先が届く間合いです。 中距離戦から接近戦に移行する場面や、マキシ有利の局面で使っていきたい技です。 カウンターヒットで派生技が連続ヒットするのでこれを狙ったり、4Aそのものの攻撃範囲を使って 8wayrunする相手を止める目的で使っていきます。 反時計回りに動かれると4Aがかわされやすくなってしまいますが、相手の移動が早すぎて マキシの背後まで回ってしまった場合、4A Bや4A BAが振り向きBに変化し、相手を追尾します。 また4A BA2発目は左手で相手を攻撃するため、4Aを反時計回りにかわした相手に対し ヒットしやすいという特徴がありますので、4Aを出すときにはBAまで出してしまうのがおすすめです。 (2003.05.15 訂正) 「4A Bや4A BAが振り向きBに変化し、」は誤りでした。4A Bは振り向きB に変化しますが、4A BAにはそのような性質はないようです。相手が背面まで回り込むような状況は 主に密着戦でおこることがありますので、4Aは密着戦でステップを多用する相手には使わないようにし、 少し間合いのあいた状況でのみ使用するようにするとよいでしょう。 |
8runK | 判定:下 | |
2runK | 判定:下 | |
これらも4Aと同じ間合いで使っていきます。技の途中で上段をスカすようになります。 8runKは時計回りの移動に、2runKは反時計回りの移動にそれぞれ強く、特に8runKは見切りづらい 動作ですので、立ちガードを崩すための下段攻撃としても非常に有用といえます。 8runKが特に活躍するのはナイトメア戦。ナイトメアの8runAAを潜って攻撃できるのです。 |
1A | 判定:上 | |
4Aよりもやや遠い距離から出していく技です。反時計回りの移動に弱いのはこちらも同じですが ダメージが大きくカバーする範囲も広く、さらにダメージも下段攻撃にしては大きい所が強みです。 発生が遅いため、接近戦やマキシ慣れしている相手には向いていません。 |
立ち途中A | 判定:中 | |
しゃがみ状態という限定された状況からしか出せませんが、 その代わりマキシの横斬りの中では珍しく左側に強い技です。 そのため、反時計回りに動く相手に対しても8wayrun抑制効果が期待できます。 また、ヒットした場合にはマキシ側が大きく有利になるため、 その後の展開の主導権を握ることができるのも魅力のひとつです。 |
3A | 判定:中 | |
(2003.05.15 追加) 発生が遅いのが少し気になりますが、実は反時計回りに移動する相手に対してのみ 強力な対8wayrun性能を持っている技です。マキシの横斬りは反時計回りに弱い場合が 多いため、近距離ではマキシの左側へ移動するのがセオリーとなっていますが、 それに対抗できる強力な性能を持っており、マキシの正面から真横までを完全にカバーできます。 ただし、判定が強いのは左側のみ。右側には全く攻撃が当たらないので注意しましょう。 |
天枢A | 判定:上 | |
玉衝A | 判定:上 | |
構えからの横斬りでは、この2つが優秀であるといえます。 天枢Aは、発生・範囲とも申し分のない性能で、さらにヒットすれば 続くKまでが連続ヒットするため、ダメージの点でも優秀です。 玉衝Aは、リーチの長さと範囲の広さに優れています。 下がりつつ攻撃を出すため、比較的安全に間合いを離すことができるのも特長です。 タリムやタキなど、接近戦の得意なキャラクターに対し効果を発揮します。 ただし、縦斬りにブレイクされやすいというもろさも抱えていることに注意してください。 |
相手や相手キャラクター、その時々の状況や間合いなどから
最適な横斬り(一部横斬りでない技もありますが)を選択して
相手の8wayrunを封じていけば、やがてマキシの主力技もヒットするようになります。
それ自体ではダメージが高くなくとも、8wayrun対策技には常に意識をおくべきでしょう。