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シークレットゲーム 総評
  

タイトル

:

シークレットゲーム

メーカー

:

イエティ

原画

: 

己即是空

シナリオ

:

健速

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 プレイ履歴
声優コメントボイス有り
メモリカード空き容量80K以上

 


■総評 


-シナリオ 90点-

根本的なルール(トランプのPDAを使うゲーム)の変更はされてないので、
その感想については
キラークイーン総評を見てやってくださいなw




※プレイ時間&構成
総プレイ時間は16時間。
合計4ルート+αがあって、一周4〜5時間ぐらいで終了。 
それぞれのルートは完全に独立してるので、既読部分はありません。(最初にエピソードを選択する形)  EP1が終わったらEP2が開放・・・という感じで進んでいきます。





※シナリオについて


まぁ色々と書きたい事はありますが、一番は書きたいのは優希ルートの変化ですかねw



優希ルートは物語の核となるシナリオとなっていました〜。


今までの他ルートで出ていた伏線を一気に回収するルートという感じかな。



これまで明かされてなかった舞台の裏側、そして最後の戦い・・。
何故シークレットゲームは行われているのか、その背後には・・・。


このルートは原作ファンも必見です。
少々強引ですが最後の〆方も一番まともでしたし、これが正史となるんでしょうね〜。




詳しくは一番最後にネタバレ反転で書きますが、とある最後の〆方は驚愕しましたし。
これはマジでビビりましたよ・・・!
当然自分はBADEDに直行でした(ノ∀`)




・・・同人版で優希ルートの方が好きだった自分にとっては納得行かない部分も多かったですけどねOTL 超展開も多いですし、優希ルートから構成が180度変わってます。
でも、優希ルートをどうにかしてほしい・・後味悪いと思ってた大半の方は納得いくのかな?



一応後味が良い終わり方になってましたw 







以下個人的に感じたポイントなどを適当に書いてみますハイ。






☆エピソードの追加による利点

キラークイーンが咲実と優希の2ルートだったのに対して、今作は咲実、麗佳、渚、優希という4ルート。
攻略キャラが二人増えて単純に2倍のシナリオ増幅がなされています。


そして既存のルートも展開などが全く別物になっているので、本当に完全新作として言っても差し支えないほど。




シナリオが増えることによって必然的と他キャラにもスポットが当たる機会が増えていたのが良かったですね〜。
高山さんが活躍してくれたり、手塚の格好良い面も見れたり・・・。
(勿論個人差がありますが、前作より皆活躍の機会が増えてます。)




原作はシナリオが致命的に短くて、登場人物の設定が活かせてない部分もあったのですが、
シナリオ量が増えたことによりカバーなされていたのかと。


新しいシナリオが増えて純粋に楽しいという面に加えて、こういう利点がありましたね〜。






☆タイトル変更にも意味があった?

前作は「キラークイーン」というタイトルで、クイーンのPDAを持つ彼女を殺せるのか否か
そのまんま主人公の境遇がタイトルに出てました。


そして今作の題名は「シークレットゲーム」
前回はゲームの中身をタイトルにしてたのに対して、今回は殺人ゲーム全体の総称をタイトルにしています。



このタイトルからも作品の有り方が見えてきますねw



こんなことを予めイメージしておくと、この作品を受け入れやすいかも(ぇ







☆一部ルール変更について


変化はルールを破った時のペナルティですかね。
首輪爆発→建物の仕掛けで殺されるという変更がなされています。


最初は「これで悲惨さが描けるのかなぁ・・?」とか思ってましたが、十分でしたねw
慣れれば全く気にならない変更点でした。多分首輪爆発だとCEROが(ry




そしてもう一つはエクストラゲームの存在。
こっちは主催者側の存在を明確にしてると言う意味でも、中々素敵な存在だったかと。

というか、あのヘンテコなBGMと声が好きだったりw






☆各エピソードの短い感想


・・・これだけだとアレなんで、とりあえず各ルートの短い感想を載せてみよう。


・咲実ルート→徐々に主人公の過去を明かす手法にした為か、このルートだとイマイチ彼女の心の強さが見えてこなかったかな。彼女の性格も若干弱い方に変わっていて、最初の頃はイラっとしてしまった(ノ∀`) まぁ、アレだ。高山さん最高(ぇ


・麗佳ルート→彼女のデレっぷりはやヴぁい(*´Д`*) ゲーム開始直後に誰と出会うかでここまで話が変わってくるとは・・。
世の中タイミングが大事って事をシミジミと感じましたw ラストのオバサンの格好良さは異常。


・渚ルート→渚ルートというよりも、どちらかというと優希ルートの為の伏線ルートという印象。 
何か一番印象が薄いかなぁ・・。実際シーン数も少ないですしw


・優希ルート→何かもう展開に付いていけないほど驚きの連発。あの人の正体とかね・・。渚ルートの最後で疑問に思ってたことが解決w
BADEDを迎えた時、今年一番の驚きを味わいました。










んで、気になった点はやはりテキストの手法ですかね〜。


「・・・だった」などの第三視点が相変わらず入るのが個人的には合わなかったかなぁ。
先の展開を匂わせる手法を使わないで欲しかったかも。






まぁ、それでも普通に高得点を付けれるぐらい自分は楽しめたシナリオでしたけどねw










-グラフィック 75点-

う、う〜む・・・。
キャラCGに関しては同人版も移植版ももう少し頑張って欲しいかなぁ。
・・・・でも、麗佳さんのEP1ラストCGは大好きだったりします(*´Д`*)



可愛いくなってるんですけど、やはりイベントCGでの粗が目立ってしまいますね。
(それでも同人版よりは進歩してますが)

背景CGに関しても同じ事が言えて、描き込みは細かいですが未だに簡素な感じが否めない。
この場合はゲームの殺伐とした感じを表現してて良いと思いますけどもw



キャラCG、背景CG共に枚数はかなり増量されてますのでそこは大変良かったですね〜。
奮発して使ってくれてるので、シーン演出に大きく貢献してくれてたかと。









-システム 75点-

システム周りと発想は本当素晴らしいんです・・・・!!
高速スキップや、シーンスキップもあって至れりつくせりですね。

BETシステムもゲーム全体のスパイスとして大活躍。



ただ、どうしても気になることがありました。



それは・・・



一々冒頭でシーンタイトル表示されること


これは本気で邪魔だったなぁ・・。意識しないでも自然と目がいってしまうし。
こういう作品って先の展開にワクワクするのも醍醐味の一つだと思うんですよ。


しかし、シーンタイトルで大体予想が付いてしまってげんにょりすること数知れず。
・・・プレイ後に変更できることを知りましたよOTL OTL



自業自得なんですけどね(ノ∀`)


でも、普通にシーンタイトル自体いらな(ry







-
サウンド 80点-

楽曲や細かい効果音までかなり追加されてるんじゃないでしょうか?
クオリティもかなり高くて特に書くことが(ry


個人的にはPS2版のOP歌もかなり気に入ってたりしますね〜。そのスピード感が素敵w
トラワレビトもトラワレビトで良いですけどね!




・・ボイスのほうはエキストラゲームのアイツが大好きですハイ。



ただ気になったのは、咲実の声小さすぎる気が。
個々のボイスは弄れないので、彼女の為だけに音量上げるわけにもいかずに聞き取れないことが多々ありましたね。









-萌え度 70点-

麗佳さんスキーの方は萌死必至です!!

同人版でどうして攻略できないんだ!!と嘆いていた方は本気で喜ぶだろうなぁコレw
自分も相当悶えてましたし・・。


彼女のエピソードに入る前はかなりアレな立ち位置である種の病みっぷりを見せた彼女。
そして麗佳エピソードに入るとツンツンっぷりを発揮、そしてデレる。


つまりエピソードを跨いでヤン→ツン→デレという新しい進化を見せてくれました(謎
あれです、ホップステップジャンプみたいなw



他キャラも萌え要素がありますけど、麗佳さんが一番印象に残ったかなぁ。




優希に超期待してたんですけど、キャラ設定が変わりすぎててOTL
まぁ、アレはアレで良いですが(ノ∀`)













-私的総合得点 85点-




選択肢が無いのにゲームが分岐する


とメーカー側で銘打ってますが、ゲーム終了後に納得すると思います。
というか予想していなかったトリックにビックリですよ。これで一気に評価が変わりましたw 


EDを迎えた時は「何これ??」とか思ってましたが、ヒントを見て全てを理解したときの鳥肌はやヴぁい。


このゲームでそういうことやってくるのか・・と。 
まぁ、メインにするものを履き違えてる気もしますがががが。こういうトリックは好きなんで有りです。 
どちらにしろ、単なるサスペンス物じゃなくなりましたねw




まぁアレです。


・・・うん、想像以上に面白かったよ!!!
同人版からキチンと改善されてるところはされてますし、素直に満足できましたね。


同人Verをプレイした方にも、これが始めての方にも安心してお勧めできる一品ですです。
興味がある方は是非体験版でもプレイして判断してみるといいかも? 作風は掴めるはずですのでw






〜以下反転ネタバレ感想〜


もうね、最後のルートは本気でビックリしました。 
てっきり前作同様優希のキャラは・・・・。とか思ってたらミスリードという。 作者が前作プレイした人を対象に狙ったかは知りませんがw

まさか本気で普通の女の子キャラになってるとは・・。てっきり自分で首輪解除や漆山さんを殺したと思ってたのに・・・!
あの病んでる優希が好きだっただけにここは残念OTL


そして驚愕のBETシステムですね。

BETシステムでED分岐するとは理解してたんですけどね〜。てっきりコイン集めてたら良いルートにいけるのかと(ry



・・BETシステムを使用してると真のEDに到達しないで、BADEDになるとはね。
殺人ゲームの参加者は全て殺害→ネット上でBETしてたやつも殺害という。



えぇ、まったく気が付かずに毎回主人公にBETしまくってましたw
おかげでゲーム参加者として最後にお迎えが亜wせdrftyぐhじこlp;@「:



まさか、プレイヤーをゲーム内に登場させる手法をしてくるとは・・・。



久々に鳥肌が立つ仕掛けでしたハイ。

まぁ、その後セーブデータを消してやり直すハメになりましたけどw 
ED見るだけならセーブ消す必要ないみたいですが、隠しタイトル画面見るには一度削除しないと無理っぽいですね。

真ED→EP4でBETしたかどうか
隠しタイトル→全EPでBETしたかどうか かな?

ちなみに・・・
隠しタイトルを見る=BETしないので金が無い=CGなどが買えないと思ってましたが、隠しタイトルを見ると購入物が無条件で全て開放されるのでご安心を。
誘惑に耐えた物は買う必要も無いのネw 


〜ネタバレ反転終了〜





最後に一言だけ・・・


エピソード4の長沢の扱いに全俺が泣いた(ぇ
正史だと思ってるだけに酷いwwwww


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