かみぱに! 総評
タイトル |
: |
かみぱに! |
メーカー |
: |
Clochette |
原画 |
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しんたろー |
シナリオ |
: |
ヤマグチノボル 秋史恭(泉堂叶) |
システム |
: |
CG鑑賞 音楽鑑賞 エッチシーン回想 |
■総評
-シナリオ
80点-
※プレイ時間andプレイ印象
初回プレイ時間7時間程度。二週目以降は大体5時間前後で終了いたしました。
流れとしましては・・・
共通ルート→個別ヒロイン選択画面(高感度が一定以上のヒロインを選択可能)→個別ルートという流れ。個別ルートは結構ボリュームがありました。
3キャラ攻略するとヒロインの一人のロックが解除、更にそのヒロインを攻略すると5人目のヒロインのロックが解除される方式。
ロックが解除された状態で初めからを選択すると冒頭部に追加エピソードが追加、そして個別ヒロイン選択画面にスキップできます。
ちなみにキャラ別にシナリオの長い短いはほとんど無く、一定のボリュームで楽しめる感じです。
※中身について
-普通の萌えシナリオを想像していたら、案外良い球が返ってきてビックリ−
しかし、あくまでも萌えシナリオの中で比較した中であって、シナリオ重視の作品という訳でも無いです。
勿論良いシナリオなんですが、大作のシナリオゲーの良いシナリオとは違うベクトルの良さ。
萌えシナリオに対する個人的な意見としましては・・
いかにキャラを映えさせつつ、シナリオでもそこそこ楽しませてくれるかが大事だと思ってるんですよね。
その点、この作品はそのバランスが絶妙でした。
テキストもパロネタ控え目で頼らず、明るい感じでしっかりと笑わせてくれますし。
各キャラの魅力も魅せてくれ、その上で個別ルートではシリアスな話も展開して最後はハッピーエンド。
ルート時に消化しきれなかった複線などは、他キャラでしっかりと回収。
ある意味萌えゲーのお手本ともいえる作品では無いでしょうか?
萌えゲーだから萌えに特化するというのも悪くないですが、こういうバランスの良い作品も素敵だと思いましたw
(特別素晴らしい!という話でも無いですが、しっかり作り上げられている感じがして好印象です。)
また、個別ルートに入ったからと言ってそのヒロインしか出てこないという状況がこの作品には無いのも特徴。
勿論個別ヒロインにメインスポットが当たりますが、なんというか・・・
個別ルートに入ると不自然なほど他キャラが出なくて、これパラレルワールド??w とか感じる作品ってあるじゃないですか。
この作品はそういう事を一切感じなくて良かったですね。
各キャラルートにサブキャラとしてキチンと皆出てきてくれてます。
これがこの作品の良い世界観を作り上げてくれてる要素かと思います。
みんな生き生きとしているんですねw 確立された世界観がありましたハイ。
※気になったところ
〜しっかりした作りだけども、パンチ力に欠ける感じが否めない?〜
・男の友人キャラがいないこと。
ヒカリという男キャラはいますが、女装キャラなんでカウントしませんw
(役割も女装変態先輩ですし男友人キャラとはかけ離れてしまってるので。また、犬もカウントはしません。良い奴ですけどね。)
主人公の周りには女キャラしかいなくて、本当に友達いるのか・・?と心配に(ry
まぁ、エロゲって全部そんなもんと言われればそこまでですが特にこの作品では目につきましたw
何かトラブルがあった時も、9割がた女性キャラに諭されてますし・・・。
また問題が起こった時に全ての矛先が主人公に向くのも何かなぁと思いましたね。
友人キャラがいれば多少避雷針になってくれるのですが、そういう友人キャラがいない事の弊害なのでしょうかね。
明らかに主人公悪くないのに、また何かやったんでしょ!とかキレられても・・・OTL
そして誤解が解けても謝らないというネ。他ヒロインの理不尽なキレれ方にイラっとさせられました。
(可愛いから許せますががが)
・トゥルールートの盛り上がりがイマイチ
いや、シナリオがどうかとか無いと思うんですけど、何故か盛り上がらないんですよねぇ。
パンチが足りないというかなんというか・・・・。
自分でも原因が不明で困ってます(ぇ
終わった後のすっきり感はあるのですけども。
伏線も回収してるシーンとかでも盛り上がらないのはなんでだろう?
とまぁ、気になる点も書きました。
とにかく最近の萌えゲーの中では安定したシナリオとだけは、言っても間違いないと思います。
だからと言って過度な期待を持つと純粋に楽しめなくなるかもので、あくまで萌えゲーシナリオという事を忘れない方が良さそう?
-グラフィック
90点-
しんたろー様バンザイ!
相変わらず女の子を非常に可愛らしく描いてくれてもう・・・(感涙
枚数的にも問題ないですし、立ち絵のクオリティが凄まじすぎる(*´Д`*)
個人的には瑞希のジト目がツボだったり(ぇ
しんたろー絵だ!と一番感じさせてくれるキャラは天音だったりしますが(謎
そして個人的に特出すべき点は背景画だったりします。
かなり気合入れて作ってあって、背景が非常に綺麗。
これぞ夏の田舎!という雰囲気120%伝わってくる美麗背景に乾杯!
このおかげで、OPムービーのグラフィッククオリティも異常ですしねw
この部分では大満足だったりしますハイ。
グラフィック買いも十分有りですよ!!
-システム 85点-
スキップ速度良好で他も非常に使いやすく、良システムでした〜。
個人的には固定ルート解除後の、オープニングシナリオを見た後に個別ルート選択画面まで飛べるシステムが素敵だと思った。
こういう細かい配慮って大事ですよね(何
他にもフルスクリーン時にわざわざコンフィグや右クリックでメニューを呼び出さなくても、マウスを上に合わせるだけでシステムバーが出たりと、自分にとっては非常に使いやすかったです〜。
欲を言えば次の選択肢までスキップが欲しかったかな?
それとフルスクリーンで終了させても、次に起動したらウィンドウに戻ってるのが面倒臭かったな〜。
まぁ、どちらにしろ他と比べて良いシステムには変わりないと思いますよw
-サウンド
75点-
うん、中々良い感じですよ〜!!
OP曲は勿論の事、作中BGMもクオリティが高いです。
特に古依が天罰を落とすときのBGMは格好良すぎるだろw
ちょっと時代劇っぽい出だしが好きですw
・・・・少しサントラが欲しくなりましたハイ。
ボイスの方も非常に素晴らしい布陣で、特に違和感などは感じなかったです。
一色さんの声はいつ聴いても素晴らしいなぁ・・・。サブキャラなのが勿体ないぜ!!
そして佐本さんのエロ声でこんなに興奮したのは初めて(ry
-萌え度 80点-
あははっ、瑞希(妹)可愛い過ぎるだろう・・常識的に考えて。
ツンツン度が非常に高く、兄に嫌悪感すら抱いてるのではないか?と開始10分で思いましたが・・・
その15分後にそれは覆りました(ぇ
勿論死ぬ威力じゃない物ですが、少しの間主人公が倒れて動かなくなったんです。
・・・・その時の瑞希のリアクションがもう!!もう!!!!
「古依・・・兄貴が死んだらあんたもブッ殺す。」
(本気で怒りながら)
ですよ?(何
あぁ、なんだかんだで兄の事を大切に想ってるんだなぁ・・・と感動(;´д⊂)
そして、その後はツンツンに戻るのですが・・・
個別ルートに入ったときのデレデレっぷりは神がかってます(*´Д`*)
心配のあまり四六時中付いて来たりあああああああああああああ!!!!!
デレた!!瑞希がデレた!!(ハイジ風に
と興奮して萌え転がる事間違い無しです。
どれくらい確実かというと、自分が三次元の彼女ができるぐらい確実だぞ☆
あぁ、凄さを伝える為とはいえ、何だか悲しくなってきたよママン。
このデレ時の喜びは並大抵のツンデレキャラとは違いますハイ。
あんなにトゲトゲしていた妹が・・・・。こんなにエロ可愛いく懐いてきちゃってエヘヘヘッヘエあwせrdtfyぐhじこlp;
とにかく妹スキーなら是非プレイしてみてくれ!!!妹学科卒業必須科目ですよぉおおお!!!(何
とまぁ、自分が妹スキーなので妹萌えばかり推奨してきましたが、他キャラもかなり高水準です。
ただし、キャラロックがかかっている二人のシナリオはシリアスな部分も多いので注意。
ルート時は萌えきれない人もいるかも?
-エロ度 90点-
純愛ゲーの中ではかなりエロい部類に入るかと思いますね〜。
まず、CGがエロすぎる(*´Д`*)
テキストの方も卑語を結構言ってくれますし、描写も濃い目。
二回戦がある事も多々あったりとこの部分は非常に満足しておりますよ!!!!
一人辺り回数は3回ですが、瑞希のみ4回。
オナ〇ーシーンってあまり興奮しないのですが、瑞希のアレはやばすぎるあqwせrdftぎゅhkじおlp;
-私的総合得点 83点-
全体的なバランスが非常に素晴らしい作品!
ガチなシナリオゲーとして期待さえしなければ、普通に楽しめる一作でしたハイ。
萌え良し、エロ良し、絵良し、シナリオ良しと全てにおいてバランスが整ってるので安心してお勧めができますね〜。
特に、キャラ絵に惹かれた人は購入して失敗する事はあまり無いかな?
それと・・・・
妹スキーは問答無用で突貫して良いと思うんですよ(*´Д`*)
今年は昨年に比べて不作気味な妹界に旋風を巻き起こしてくれましたw
ただし、ツンツン度が非常に高いので苦手な人は注意です。
(ツンツンというより、リアル妹の兄に対する嫌悪感から来る仕打ちに近い物が多いので)
・・・・とまぁ、普通に面白かったのですが何故かコメントに困るんですよね。
良くまとまりすぎて特徴が無いというか何というか。非常にバランスが取れてる分、気になってしまうのですよね〜。
名作まで後一歩!という言葉が最も似合う作品でもあるかもしれないw
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