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φなる・あぷろーち2 〜1st puriority〜 総評
  

タイトル

:

φなる・あぷろーち2 〜1st puriority〜

メーカー

:

Princess soft

原画

 

島沢ノリコ

シナリオ

:

三浦洋晃

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 ED鑑賞

 


■総評



-シナリオ 75点-



※プレイ時間


初回プレイ時間は5時間程度でした。
分岐点が早いので二周目以降も4〜5時間程度かかります。自分の総プレイ時間は20時間程度でしたね〜。
ちょっと短い??と感じましたが、プレイ時間としては短くない不思議。熱中してたんだろうなw 





※作風について

-良質な萌えゲー雰囲気。オーソドックスって逆に貴重かも?


雰囲気としては非常にオーソドックスな萌えゲーの雰囲気。落とすところは落として、萌えるところは萌えさせるという。
ナイス飴とムチ!(ぇ


基本的にはドタバタ系や甘酸っぱい恋愛物の雰囲気。しかし、シリアスシーンも必ず入っており、それなりに重いことも。
でも、終わり方が全て気持ちよく終わるのでプレイ後の気分は爽快(*´Д`*)

・・・BADEDは結構凹むので注意ですけどネ





学園描写と家やその他描写が2:8ぐらいなので、純粋な学園物としては見ないほうが良いかも?
あくまで、許婚が突然出来ちゃったドタバタ物として楽しむのが吉w 


でも、転校生イベントやテスト勉強をしたり学園っぽいこともしてくれますけどね。
その代わり授業描写はほとんど無いけど・・。




とりあえず萌えゲー好きなら安心してプレイできる空間がここにはありますよっ。





※中身について


-恋人になるまでの話に焦点を置いている、ギャルゲーらしいシナリオ-


エロゲーと大きく違う点はここですかね?
まぁ、どちらが良いとは言えませんが、コレにはコレの魅力がありました(*´Д`*)


それに加えて年齢指定も無いということで、高校生と名言できること!(ぇ
いや、意外とこれがデカかったりもするんですねw
これを明記する事によって、大学生のお姉さん的存在との恋愛が栄える気がするんだw



ちなみに、主人公は可も無く不可もない感じ。
ヘタレる時はヘタレますし、格好良い時は格好良く活躍してくれます。基本的には良い主人公だと思いますよ。







・・・・まっ、それは置いておいて。


とにかくドラマチックな恋愛模様が各シナリオとも描かれています。

想いに対する葛藤、結ばれるまでの大きな壁、それを二人で乗り越えてようやく恋人に・・・。


オーソドックスなシナリオ展開ですが、そこには家庭問題が絡んだり、過去が絡んだりと意外と深いシナリオ。
設定を活かしたシナリオとも言えるかも。そこまで長くないシナリオで良くまとまってるな〜という印象を受けましたね。


ここら辺は前作同様、見かけとのギャップを感じるかもしれませんw
切なくて胸が痛くなる事もしばしばありました(;´д⊂)






それと特出するべきは、ギャルゲーのツボはキチンと押さえているという事でしょうか。


登場ヒロインを大雑把に分けれると以下の通り。


許婚兼アイドル 異母兄妹 家族同然の姉的存在 入院している〇〇〇な女の子 クラスメイトの委員長


・・・・・ね?(ぇ 


幼馴染が足りませんが、十分基本に忠実だと思うんだw



まぁ、何が言いたいかというとキャラの構成と魅せ方が非常に良かったな〜と。
俗に言うイラナイ子は出にくいはず。委員長シナリオだけ微妙な感じもしましたが許容範囲かな・・?


特にメインヒロインの扱いが良かったです。


大体こういうゲームのメインヒロインってサブキャラでいる方が輝く事が多いってことありませんか?
この作品もサブ時で輝いていてそんな感じがしていたのですが、最後にメインヒロインをプレイした事もあり、前言撤回するハメにw


サブでもメインでも輝ける、素晴らしいメインヒロイン様でした。さ、さすがアイドルですね!!!!







 



-グラフィック 80点-


何か期待してる絵とは妙な食い違いがありましたが、それでも全体的に高水準かな?
差分CGがあまりなく、新しい構図のCGをバンバン見せてくれるのが好印象。

・・・これがエロゲとコンシューマの違いなのかなぁ?
(エロが無い分をキチンと通常CGで枚数確保という意味で。)



最近のコンシューマはPCからの移植がほとんどなので、PC版に各キャラ2枚ほど新規CGを付ける事が多い今日。
コンシューマーオリジナル作品の意地を見せてもらいました(*´Д`*)

一人20枚程度は確保されております。最低17枚、最高25枚(差分含めず)

 

・・・にしても、数行しか喋らない同僚の女の子に立ち絵があるのにビックリ。
てっきり話に少しだけでも絡んでくるのかな?と思ってただけにw

 






 


-システム 60点-


う〜む・・・、PS2ソフトだからと言ってもコレは使いくさが否めない。
特にKIDゲーをやっていた自分としては、プリンセスソフト様のシステムに対しては良い印象が持てないw


まず、セーブandロードの遅さですね。


このメーカーは何でこのシステムを使い続けてるんだろうか(´Д`;)ヾ
Sakura雪月華や前作のφなる・あぷろーちと全く変わってな(ry


テンプレ化して、これ以外使うな!とかそういうのがあるのかな?w



そして、一番気になったのは前作からの劣化部分。


鑑賞モードのお遊び要素が排除されていること。



前作のφなるあぷろーちの、水原家(CG鑑賞やサウンド鑑賞するのに入るモード)が大好きだったのにな〜。
CGやサウンド鑑賞する度にキャラとの会話とかがあってね・・。

確かにウザったいと感じる方も多そうですが、アレは残して欲しかった今日この頃。



今作では児玉家となってますが、家に入るでもなく、普通の鑑賞モードでした。










 
-
サウンド 70点-

BGMに関して、個人的には可もなく不可も無くと言った所かな?
印象に残る曲はTHSアンナのメインテーマ。

シーンと相まって心に残りましたw


OP曲は明るくポップな恋愛模様、まさに今作を表してくれてる良い曲でしたね〜。





声優については平野綾が出てた事にビックリ。
・・・声優オンチなので全く気がつかなかったよHAHAHAHAHAHA!!!(ぇ










-萌え度 85点-



あざといほど濃い萌えでなく、ナチュラルに萌えれます。


いやぁ、無茶設定が「アイドルと許婚」というだけで、みんな普通の女の子達。
特別凄い口癖がある訳でもなく、みんなそれぞれ個性はありますが、あくまで自然体。




まぁ、アレだ・・・




自然にあふれ出る天然ミネラルな萌えはまた違った美味さがあるんだよぉおおおおおおおおおおおおお!!!


という事ですよ(ぇ




そして、恋人になるまでに焦点を置いているストーリーなので、恋人ラブラブ描写は控えめ。
一応あるにはありますが、短いですね〜。しかし、十分な破壊力がそこにはあった訳で。特にメインヒロインはやばすぎだろ・・・w アイドルとの恋愛がここまで萌えるとはw





ちなみに、この作品には妹がいます(*´Д`*)
・・・というか、これを買った大きな理由は当然(ry


この妹も非常によろしく、兄弟という枠を超えない程度に兄をからかってくれるんですよ!?!?
腕をギュってしたり、とにかく甘えん坊。しかし、兄弟の線を踏み越えようとは考えていない。


しかし、想いに気付いて・・・・誕生日プレゼントがあああああアqw瀬rdtfyぐhきおlpすぇdrftyぐhkじおlp;@えsrftgyふjきぉ;p@:











- 私的総合得点 78点-

 


たまにはコンシューマーも良いな!と再認識させてくれたそんな作品。
廃れてきているPS2ギャルゲー産業ですが、こういうキチンとしたオリジナル作品が出て続けてくれる限りは安泰なのかな?

移植じゃない作品をもっともっと出して欲しいところですがががが。今後どうなっていくんだろうなぁ・・・。





ちなみに、本当にオーソドックスな作品なので、ここまで楽しめない!!と言う人はいるかもしれません。
しかし、ツマラナイ!と思う人も少ないんじゃないかな? それほど安定している作品だと思いました。
これでシステムが改善されれば更に良いんですけどねOTL





・・・にしても、原画の方ってアニメ版乙ボクの人なんですね〜。
知ったときに少しビックリしましたw



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