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DUEL SAVIOR JUSTICE 総評
  

タイトル

:

DUEL SAVIOR JUSTICE

メーカー

:

戯画

原画

: 

菊池政治

シナリオ

:

企画屋(丸戸史明 卑影ムラサキ 小林且典他)  
砂月(沙月)

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 シーン回想 
ディスクレス起動可(ランダムでCDチェック有り) 

 


■総評


-シナリオ 80点-



※プレイ時間andプレイ印象
初回プレイ時間は6〜8時間前後。
二周目以降も戦闘がスキップできないので4〜5時間ぐらいかかりましたね。テキスト量は普通〜やや少なめ程度ですが、戦闘で長引く感じ。
ベリオ・カエデ リコ・ナナシがシナリオ的に対になっていてほとんど同じ展開になります





※構成and中身について


-バトルのイメージが強かったが、ファンタジー物として普通に楽しめました。


正直噂の妹の話だけしか興味が無かったんですが、十分面白いレベルでしたね〜。
異世界召喚物として普通に楽しめました。

かなり練りこまれてる世界観と設定ですし、設定を小出しにしていくことによって徐々に解ける謎という物も楽しめましたね。


バトルや恋愛がメインのシナリオでなくて、あくまでこの世界の理を知って楽しむシナリオじゃないでしょうか。
勿論熱いバトルなどもありますけども・・。


それよりも救世主選定や、この世界の歴史と今、登場人物の背景などの設定部分で非常に盛り上がれましたねw


歴代の救世主の末路・・・

1000年前の戦い・・・

召喚器の意味・・

救世主とは一体何なのか・・

それぞれのヒロインが抱えている闇・・




これらの壮大な設定のもとでの戦いというのは非常に面白い(*´Д`*)
重い展開もありますが、そういう話が大好物な自分にとっては最高でしたw




そしてハーレムルートで描かれる最後の結末。



ハーレムルートとは名ばかりのTrueルートでしたね。
それぞれが各々の宿命に決着を付ける話ですし。各ルートでは得られなかった総快感もあるかと。


ただし、ハーレム設定はどっちでもよかったですけど(ぇ



ただ気になるところもあるので、少しその部分も書いてみます。





☆カエデとベリオルートの共通部分が多すぎる・・

そのまんまの意味ですねw 基本的にカエデとベリオは最後のCGが違うだけで、展開がまんま同じなんですよね。
どちらのキャラ背景と、それに纏わる敵四天王と戦うかだけ。

これはあまりにもお粗末かな〜・・と思ってしまいました。


ナナシとリコ・リスも共通部分はありますが、ラストが違う展開になるのでまだ良いですしw
リリィと未亜に至ってはほとんど独立してます。


その分このカエデ&ベリオルートが目立ってしまうんですよね〜。


ちょっとここは何とかしたほうが良かったのかも?




☆エロシーンの挟むタイミング
負けたら何でも言う事を聞く→Hシーンという流れがあまり好きになれませんでしたね〜。

こういう主人公ってそういうこと好きだけど実際にやらない。というイメージがあったんですが、普通にやっちゃうしw
まぁ、自分が合わなかっただけかもですがどうも気になりました。

基本的に格好良い主人公なんだけどなぁ・・。






・・・これ等が特に気になったことですかね。
勿論気になる点というのは個人差がありますが、一応書いておきましたハイw








-グラフィック 75点-

立ち絵とイベントCGのバランスが取れてないかも?
しかし、それを打ち負かすほどの素晴らしい点があります。

それは・・


時々女の子が妙に漢らしく描かれるんですね(ぇ

や、マジで。これがとても気に入りましたw なんつーか男前すぎて萌えるw
OPでもそのCGがいくつか確認できるので、気になる方は是非是非! リリィ、カエデ、未亜の男前さは異常(*´Д`*)


そして背景も中々綺麗で良かったですね〜。
枚数的にもかなり書いてましたし、それに加えて戦闘用に2Dグラフィックと頑張ってるのは伝わってきました。
最初こそ2Dグラに違和感を覚えましたが、慣れてくると良い感じ。












-システム 80点-


バトルシステムというよりも、普通に文章を読む上でのシステムがアレでした・・。
システム周りが非常に整ってて素晴らしいんですけど・・・

明らかに既読したところが既読スキップで飛ばせないんですね(´Д`;)ヾ


ルートが違うだけで、展開と文章は同じなのに飛ばせないのは簡便してほしいところ。
他ゲームでもこういうのって有りますが、この作品は顕著にその部分が出てて面倒でした。


コンフィングで弄れるのとか、右にカーソルを合わせるだけでセーブ画面に早変わりしたりと相変わらずの良システム回りなんですけどね。
この部分がどうしても気になりました。



バトルシステムに関しては単純明快という言葉が正に当てはまるかと。
ハマる人はハマるし、飽きる人は即効飽きるバトルじゃないかな。単純だけど面白い形。



複数回プレイをする上で戦闘を挟むと結構面倒だったなぁ・・・。
これでプレイ時間が相当延びましたヨ。

個人的には、この点も何とかしてほしかったかも知れませんハイ。










-
サウンド 80点-

良サウンド揃いですね!!!
と言っても個人的にはやはり、有名曲の「Fattaly」が頭一つ抜きんでてる感じかな?

あのアレンジがかかったり、あのシーンで流れた時は鳥肌が立ちました・・・。


それと戦闘曲はどれもお気に入りですね〜。


ボイスの方も各キャラしっかりとマッチした感じで素敵。














-萌え度 75点-

各キャラの属性がこれでもか!ってぐらいハッキリしてるので、萌え土台は整ってると言えるかも。
後は絵や声などの個人的な相性の問題かと。

立ち絵がちょっとアレですし、癖のある絵ですからね〜。


個人的にはやはり妹の未亜に悶えてました(*´Д`*)


世間ではキモウトとして有名ですが、アレって褒め言葉ですよネ???w


だって、こんなに嫉妬してくれるんですよ!?
兄以外何もいらない!!的な思考してくれてるんですよ!?
一服持っちゃうぐらいの策士なんですよ!?


なら、萌えるしかないじゃないか・・・・OTL


主人公がモテない理由というのが個人的には一番お気に入りだったり。
未亜がそんなことしてたなんてw








-エロ度 70点-



エロ回数こそ多いものの・・・・・

尺が短いですし、Hなイタズラだけで終わるような物もあるのでエロ目的で買う場合は考えた方が吉。
シチュ的にも特に変わったものは無いかな?触手チックなものが一回ありますが、そこまで凄くもないです。


それと、やはり勝負に勝ったからエロいことができるというシチュが合わなかったのも大きいかな〜。




そんな中で、個人的にはパピヨンとのエロがお気に入りだったり(ぇ

や、妙にアイツだけはエロいのでw


それとしつこいですが、妹の未亜のエロも大好き。
あそこまで背徳的にエロを書いてくれるとは思ってなかったw 

実妹としてるんだ・・・という最近失われがちな背徳感を思い出させてくれる素晴らしいエロだったと(*´Д`*)














-私的総合得点 77点-


異世界ファンタジー物の良作をやりたい方に安心してお勧めできる作品。

練りこまれた設定、謎が謎を呼ぶシナリオとテキスト力はさりげなく凄いと思います。
アクション面を期待して買うのも有りですが、こういった設定で買うのも全然良いかと。


ただ、バトルも勿論ありますし力が入ってるので、ゲームパッドがあった方がやりやすいかも?
シナリオに期待して買う場合はそこのところに注意を。



私的総合得点がそこまで高くないのは、複数回プレイがあまりにも面倒だったからです・・。
特にベリオ&カエデルート。テキストがほとんど同じなのに、バトルを切り抜けて最後まで行くのがキツイ・・。
途中でセーブしておいても良いんですが、ハーレムルートを乗り切るためにはクリアデータを使ってキャラ強化しておかないとですし。


それさえ無ければ個人的には太鼓判が押せるぐらい好きなんだけどなぁw





では、最後にどうしても気になってた事を一言言わせて下さい。



・・・


・・・・


・・・・・リリィルートのラストで泣いたのは自分だけじゃないはず(ぇ






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