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Dies irae -Also sprach Zarathustra-
 総評

  

タイトル

:

Dies irae -Also sprach Zarathustra-

メーカー

:

light

原画

: 

Gユウスケ

シナリオ

:

正田崇 
(表記はこれだけですが、実際は+6人。スタッフロールで判明。)

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 ムービー鑑賞 
エッチシーン回想 ディスクレス起動可

 


■総評


-シナリオ 50点-


※プレイ時間andプレイ印象

初回プレイ時間は12時間程度。二周目は既読スキップを使って8時間ぐらい。
ルートが2ルート+BADEDルート(ルサルカルート?)しかないのでコンプまで20時間前後といった所。




※中身について


-それを自覚しなければ幸せなのか? それに気付いた人間が巻き起こす計画とは・・・。



正直申しますと、「こんなもんか」という落胆が大きかったシナリオ。
設定だけ見て体験版も我慢し、ワクワクしていた俺が馬鹿でしたよOTL


まず言えるのは、明らかなルート削除があったこと。


時間が足りなかったのか確実にルートが削除されて2ルート+αとなっております。

そう考えられる理由は以下の通り。



・公式ページを見る限り、螢と玲愛は攻略できるポジションだった。


・螢攻略ルートっぽいCGがあった。


・選択肢に違うルートに分岐するような選択肢が多数存在する。


・発売日になって必要環境がHDD4G→HDD2Gに。


・シナリオ中に削除の痕跡っぽいものが見られる。




・・・一番上はまだ自分達の勘違いかな?と百歩譲って譲歩できます。
しかし、残り4つは確信犯で確定でしょ(ノ∀`)



螢攻略ルート時っぽかったCGは現在公式ページでも消されております。(告知も無しに)
作中ですら出てきません。作中出てこないCGが5枚ほどあったかと。もう全部消されてるので、ハッキリと言えませんが。


そして自分がシナリオ削除の片鱗を見たのはルート分岐と、以下の描写。
「誤魔化すために螢と恋人ごっこもした」



・・・・え?俺そんな嬉しい事した覚えがないんですが(´Д`;)ヾ
思わずそれを見た瞬間ツッコミを入れてしまいましたよw


どう見ても削除された話です。本当に(ry
恋人だって嘘は付いたが、恋人ごっこなんてした事がががが。





・・・更にこれを一億歩譲って良しとしましょう。
そこで肝心なシナリオの中身はと言うと。



-典型的な風呂敷を広げすぎ。前半の風呂敷展開部では盛り上がるが、まとめる後半で失速した良い例。-



序盤でアレだけ引っ張っていた、組織のTOP3とボスの恐ろしさ。
「あいつらだけは呼んではいけない!」的な発言。呼ばれる前フリを序盤の小物が言うのですよ。これはどう見ても前フリでしょう?


しかし・・・・。


それがルートによっては出すらしないってどうなのよwwww 
最早失笑しかできませんでした・・・マジで。
(ニルートある内の一ルートの話。)


もう片方のルートでは出ますが、割とあっさりとね・・OTL 


勿論ボスはボスっぽいですが。 
それでも実力的に格下の団員達の方が印象が強い。これって戦闘物としてかなり問題かとw


そして団員のバックグラウンドを語らないと言うのが非常に勿体無い。


魅力的なキャラが多いのになぁ・・・。
何のために戦ってるか?の最小限の理由しか書いてないのが残念。
もう少しキャラ背景を掘り下げて書いて欲しかったというのが本音。
結局お前とアイツはどんな関係だったの?というのも有りましたし。





そして突き抜けた設定過ぎてプレイヤー完璧置いてけぼりです。
説明不足というか馬鹿な自分には意味不明すぎて冷めましたハイ。


突き抜けた房設定は面白い!
そう思っていた時期が僕にもありましたヨOTL




後注意したい事は主人公にイライラさせられる人も多いと思うので、そこを気に留めておくと良いかも。




・・・それと、シナリオライターが実際には+6人もいたとか詐欺レベルだと自分は思う。(公式表記は一人で、スタッフロールにて判明)
ここまで複数で書いてると知ってたらスルーしたのになぁ。実際その弊害が出ますし。序盤と後半に明らかな差があります。
後味も良くないですし、シナリオについては個人的にはお勧めできない内容でした。




 

 

 
-グラフィック 80点-


立ち絵に最初違和感がありましたが、普通に良い仕事してますよ〜。
特にルサルカなんて最高すぎるでしょ(*´Д`*)

CGを使ったムービーも多用してますし、豪華とも言えるデキでした。
枚数も普通の作品ぐらいはあります。


・・・ただ惜しいのはやはり、CGがカットされてるという事でしょうか。


それがどうしても引っかかるのですよ(涙


原画家の方には罪は無いですがね。むしろ会社側の責任。




 



 

-システム 80点-


タイトル画面が妙に重かったりしますが、概ね良好かと思います。
スキップ速度も良い感じで、二周目プレイ時もそこまで苦に感じなかった。

一文一文飛ばすスキップではなくて、一気に数文飛ばしていくスキップなので早いのです。
(表示が追いついてないとも言うw)

しかし、見たいシーンがある場合は慎重にスキップしないといけないので注意。
・・・・諸刃の剣ですなw









-
サウンド 95点-

燃え系ゲームのサウンドというのは重要なウエイトを占めているのですが、この部分は十分役割を果たしてくれてます。
戦闘時の曲の熱さは異常w


重たい系の音楽が多めですが、全体的に「舞台」チックな音楽とでもいいましょうか・・・。
バトルオーケストラADVの名に恥じない重厚な音色を使ったBGMの数々。

普通のバトル物とも一風違った良サウンドに仕上がっていると思う。



個人的にはOP曲は勿論、戦闘曲の「Holocaust」が大好きです(*´Д`*)


久々にサントラが欲しいと思うデキでしたね。 








-燃え度 80点-


燃え系としてはイマイチ「漢の熱さ」というのは見出せませんが、個性的なキャラが自分の信念に従って行動してるのは見ていて良いです(*´Д`*)
それが例え悪キャラでもねw


一番燃えるのはやはり個々の必殺技とも言えるシーンでしょうか。
(「創造」という大体の能力者の隠し玉を発揮するシーン)



それぞれ固有の台詞を呟く+そこで流れる「Holocast」という熱いBGM。
呟いている台詞の意味は相変わらず分かりづらいですが、それでも格好良いと思えるシーンが何個もありました。
この引き込む力は評価しても良いかとw








-エロ度 70点-


この部分をさりげなく期待していたんですが、少々ガッカリなエロ度でした。
まず、回数が少ない。前編通して9回しか無いです。

しかも最初のエロシーンに到達するのは7時間前後かかるというマゾっぷりw


目的がエロOnlyの人はいないとは思いますが、この部分を期待するのは止めておいたほうが良いです。
9回の中で主人公が関わるのは6回と更に少なく、後は複数プレイや他キャラ同士の絡みなど。


エロテキストも尺も普通レベルですしね。


まっ、個人的にはルサルカ様が3回あったので良いですけど(*´Д`*)









- 私的総合得点 72点- (本当は0点にしたいぐらいです。メーカーのやり方が気にいらないので。)

 

率直な感想は「LostChild」を発売日に楽しみにして購入したらこんな気持ちだろうなぁ・・という感じ。
自分はロスチャを激安で買った組なのでロスチャに満足してます。しかし、発売に購入していたらその評価も変わっていたかもしれない。
(どうしてもコストパフォーマンスとしてどうか?という主観が入るので)


そして、今作でもこの事が言えると思うのです。
まぁ・・中古で買えばそれなりに満足できるよ(ノ∀`)

※事前に色々と調べて覚悟しておけば、それなりに楽しめるはず。



少なくとも発売日に買う物ではないかなw
「怒りの日」の意味がようやく分かりましたよ。発売日にプレイヤーが(ry




・・・何度も延期していてこれ以上伸ばせないというのがあったとは思いますが、こんなのだったらもっと延期してでも作りこんで欲しかった。
例え不平が出ても、作品のデキで黙殺できるほどのね。この作品にはその素質があっただけに非常に勿体無い。



まっ、FDやお返しディスクに期待しておきますよOTL
これ等を作らない限り、このメーカーは窮地に立たされると思う今日この頃。少なくとも、自分は買う気が起きませんね〜。




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