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12RIVEN -the Ψcliminal of integral- 総評
  

タイトル

:

12RIVEN -the Ψcliminal of integral-

メーカー

:

CYBER FRONT

原画

 

多岐川遊(滝川悠) bomi

シナリオ

:

槻潮鋼(打越鋼太郎)

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 エンディング確認 
ムービー鑑賞 

 


■総評


まず、この感想では致命的なネタバレは一切ありませんのでご安心をw
ネタバレ部分は反転しているので・・。(ネタバレ反転はラストにあります)


例によってこのシリーズはネタバレされると致命的に面白さが半減するので、色々と調べる時はご注意をば。





-シナリオ 85点-



※プレイ時間


初回プレイ時間5時間ほど。
最初からルートロックとかあるのかなこれ?? 意外と別ルートに入る際に苦労したりしなかったり・・。
選択肢の選び方がよく分からなかったOTL
まずは二つのルートをプレイ→そして回答編・・・という流れになっています。

自分の総プレイ時間を挙げますと、20時間ジャストでした。参考までにどうぞw




※12RIVEN概要(作風)について

-無数に散りばめられた伏線が収束していく・・・。というInfinityシリーズの醍醐味はしっかり継承されている作品。


まずハッキリと言っておきます。

EVER17以上の衝撃と言うものはありませんでした。
(おそらく、感想を見ている方はEVER17と比べてどうなのよ?という方が多いと思うので、いつもは比較しないのですがあえて今回は比較していきますw)




今作のトリックも、素人目からしても非常に良く作りこまれていて素晴らしいと思うんですよ。
注意していても騙されましたし、実際に驚きましたし、鳥肌も立ちましたw
・・・馬鹿なので理解に時間がかかりましたがががが(;´д⊂)





しかし、プレイ後にどう思ったかと言うと・・・やはりEVER17以上の(ry 
と思う自分がいるんですよね。



では何故そのように感じてしまうのか?



それはやはり、私達自身に驚きへの耐性が付いてしまっているという事でしょう。

もう本当コレに尽きるかと。多分構えすぎたんだろうな・・・・w 
そういう意味でもEver17の記憶を消し去りたいですOTL


それと今作はばら撒かれる伏線の量が半端じゃなくて、馬鹿な自分としては理解に苦しむ事が多々あったのも原因かも。
収束はしてるけど、ピンとこないんですよねw 





ただ、何度も言うとおりシナリオ自体は非常に作りこまれています。


確かに矛盾点はいくつもありますが、それでもあれだけ多くばら撒いた伏線を収束させていく能力はさすが!としか言えません(*´Д`*)
上で書いてきたネガティブな意見は、決して作品がツマラナイとかそういう事ではないですw




では何が楽しかったか?と言いますと・・。



シナリオの中身? 
面白かったですけど、正直突飛過ぎて付いてけませんでした(ぇ



で は 何 が 良 か っ た か ? ?



それは・・・・・


色々な雑学や、小難しい思考を楽しめる作品だったという事なんですよ。

勿論収束していく伏線がメインですが、自分はこの部分で大きく評価が変わりました。



無知な自分としては、すげぇ・・! と感動する話がいくつもありましたしねw
生態学〜天文的知識などなど。他にも挙げればキリが無いほど。


とにかくこういう考えを知れるだけでも、素晴らしいかなぁ・・・と思ってたりもします。
こういう発想できる筆者はマジで凄い・・・。


更にプレイ後に初回特典の資料集のコメントを見て、凄さを再認識。
どうやったらそんな思考できるんだとw




この作品の楽しみ方の一つとして、雑学を目当てにする というのも有りじゃないでしょうかねw



なので、今作は伏線をばら撒く段階が退屈で無かったのが良かったかな〜。Ever17はちとダレ気味だったのでw
普通に雑学をたくさん混ぜてくれるので楽しかったですハイw 頭痛くなりますがががが。 


ルートも個別が二つ+真相ルートが一つとコンパクトに纏めた印象がありました。









・・・・う〜む。
ネタバレが怖くて、何が言いたいかよく分からない文章になりましたが、とにかく普通に面白いよとだけ(ぇ











 


-グラフィック 60点-


・・・まぁ、体験版よりは良くなってますよ???


だけど・・・・

本当にどうしたんだろうコレw という絵が複数あって戸惑いました。

何かこう・・・作画崩壊アニメの作画を見たような感じ?(ぇ
とにかく異次元!!!というよりも、スタンド攻撃を受けているかのような違和感を覚えさせてくれる絵が多々。



原画の人が書けなくなっているのか、それともサブの人がアレなのか・・・。


とにかくシナリオは良いだけに勿体無い部分でしたね〜。



ちなみに、枚数的には全く問題ないと感じました。
少々少なく感じるかもですが、大体の方が許容範囲として収まるレベルかと。

 

 



 


-システム 85点-

KIDシステムは素晴らしいですね〜・・・。
この前までφなる・あぷろーち2をプレイしていたので、システム面で雲泥の差がががが。

クイックセーブもオートでしてくれますし、ロードも早く、セーブ数も十分あります。


スキップ速度も良好で、PS2の作品としては十分ではないでしょうかw


あえて言うなら、次の選択肢までスキップが欲しかったかな〜。
後はスキップを停止させる時のレスポンスが遅くて、止まらない事があったり・・・。



 

 

 


-
サウンド 85点-

これも流石の一言w
どれもこれも耳に残る良BGMの数々。個人的にはKarmaのように特別好きなのはありませんが、十分高水準ですよ!


そしてボイス面(主に男性)が豪華すぎる・・・。


ボス=スネークですよ?w
渋いキャラも相まってとてつもなく格好良かったですハイ。


ただ、一方で女性陣の演技がアレな事もOTL
特に誰とは言いませんが、酷く棒読みチックな方がw








-萌え度 70点-


ミュウ可愛いよミュウ(*´Д`*)

と最初ははしゃいでいたのですが、ちょっと痛い子ですねOTL
嫉妬でキレれられるのは好きなはずだったのに、この子のは何故かイラっとしてしまった・・。あまりにも理不尽だし、キレ方がよろしくないw



・・・まぁ、基本的には可愛い子なんですけどねw


ありんちょす♪は名言だと思うんだ(ぇ
こう、ギュっと抱きしめたくなるね!!!



しかし、各キャラ全員に共通して言えることがあるんですが・・・。



どう考えても立ち絵の方が可愛(ry

・・・いや、何でもないです(涙







- 私的総合得点 85点-

 
個人的にはEver17超えはありませんでしたが、十分楽しめた作品。
一作品としてみればクオリティは十分確保されているかと思いました。

Infinityシリーズを超えるのはInfinityシリーズだけだと改めて実感。実際鳥肌を立たせてくれましたしw
この驚きへの耐性を凌駕してくれる作品を出してくれる事を願いを込めて、少し高めの点数を付けてたりもしてます。


伏線が繫がっていく時の驚き、BGMの良さなどなど、良作の域に達してたと思います。
ただそれが少し弱いと感じる人が多いだけで、それでも十分ですよ!


とりあえず購入お勧めできるのは
雑学が好きな人 深く考える事が好きな人 伏線が回収された時の気持ち良さを求める人 とかかな?wwwww

前作以上の物を過度に期待する人はNGかもしれない。
逆に言うと今作から入るのも有りかとw シリーズを通してプレイしているとクスっとできるネタもありますが、未プレイでも支障は無いはず。



にしても、体験版とか無料ダウンロードできないのは不親切だよなぁ。
これから購入する人には何を判断すれば良いのだろう・・・w 公式ページを見ても正直さっぱりだろうし。




〜以下ネタバレ反転〜


今回は驚く山場が多かったですね〜。
個人的に一番驚いたのは、やはりオメガ=タンゴという事でしょうか。それと現実世界の錬丸がオメガということ。


鳴海ルートで、バスタブに埋まっている時はビビりましたが、アレはオメガだったのね・・・。
普通に錬丸かと勘違いしてたw 何で顔変わってるんだろうと。俺アホすぎですねwwww



それと後は∫ルート開始時のラジオで言われる日にちの事・・。


これを聴いた瞬間に頭が混乱しましたが・・・鳥肌も立ちました。
その場ではよく理解できなかったですけどもw



つまり、鳴海が突入した時は21日で、錬丸だと思っていた人はオメガだったんですね。そしてチサト=ミュウに変装していると。(A世界でのラスト?)
一方錬丸が突入した日は20日。突入してきた刑事は鳴海では無くて、真琴。チサトはチサトでミュウはミュウのまま。
(錬丸BADEDで真琴が出たときは訳が分からなかったのですが、これでようやく納得できました。)

というか、今作もBADEDが良い味出してますよね!!凄い余韻が残って素敵でした(*´Д`*)
特に錬丸とミュウが真琴に撃たれるアレ・・。二人は撃たれつつも星に手を翳し、永遠を・・・。





そして、屋上にて鳴海と錬丸がお互いに写ってるCGが無かったのはその為だったんですね。



でも、何で鳴海は似顔絵でA世界錬丸の顔を描いていたんだろう・・。







それと何処かの感想で書かれていましたが、最初のオメガに記憶が無いのは錬丸がプレイヤーとシンクロしてたからという考えは思いつかなかったw
しかし、考えると色々と納得できますよね。
プレイヤーがゲーム開始スタートと同時に記憶が無くなる→チサトの病室に飛び込んだ理由は兄弟だからという理由でなくて、本能的にミュウを・・・など。


所々でプレイヤーが経験した事が生きていますが、その理由は詳しく説明されてませんでしたががが。
錬丸の中にプレイヤーの記憶が眠っているということでいいのかな? あのシルエットはおそらくプレイヤー自身なんでしょうね。





あ〜・・・やっぱりもう一回プレイしようOTL

少なくても@3週ほどプレイしないと、自分は理解できなさそうだw


〜ネタバレ反転終了〜





・・・・何はともあれ理解できてない部分も多いので、もう一回プレイしてきますハイw
 



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