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11eyes-罪と罰と贖いの少女-  総評
  

タイトル

:

11eyes-罪と罰と贖いの少女-

メーカー

:

Lass

原画

: 

萩原音泉 ちこたむ  小沢悠
鳴海ゆう  KENGOU  ZEN(原画家

シナリオ

:

LEGIOん  剣技マナ  獅子雰麓

システム

:

CG鑑賞 音楽鑑賞 シーン回想
ディスクレス起動可 

 


■総評



-シナリオ 80点-



※プレイ時間andプレイ印象

初回プレイ時間は16時間前後
初回プレイこそ長いですが、個別ルートはほぼ皆無なので、合計時間は20時間ぐらい?(2周目以降スキップ中の時間の方が長いかもしれない罠w)
基本的には一本道と考えて良いかと思います。個別ルート=エピローグの変化ぐらいです。物語中に特別仲を深める個別イベントは無いに等しかったです。
お勧め攻略順としましては、菊理をラストに回すのが吉かと思いますハイ。 んで、そのキャラをクリアすると真ルートが解放されるのでそれは是非見るべし!






※構成and中身について


-序盤から徐々に尻上がりに面白くなっていくシナリオ 中盤〜の盛り上がりが凄い



正直申しまして、最初の黒騎士とのバトルが始まるまでは非常に退屈でした。
しかし黒騎士とのバトル以降は徐々に盛り上がっていき、クリックが止まらなくなってましたねw




かなり私的意見なのですが、この作品のシナリオって意外に練られてると思うんですよ。
(内容自体は何処ぞで見た展開が多いですが、構成的に。)


盛り上がりの波が二種類あるんですね。





☆序盤後半〜中盤にかけて

・黒騎士とのバトルの面白さ、登場人物が揃っていくワクワク感

この頃は純粋にバトルが面白くて盛り上がりますね〜。
何故襲われてるか分からない中での、個性的な敵とのバトル。


突然赤い夜に放り出されて、黒騎士がやってくるか分からないドキドキ感。



黒騎士の圧倒的な力と言っても、仲間の力と均衡してる状態なので非常に見ごたえのある戦闘。
そこで、更に味方の真価なども見れてテンション↑
草壁先輩格好良すぎだろ・・・常識的に考えて。



一番の転換期は賢久が出てくる辺りでしょうか?
やはり、こういうワルだけど良いヤツがいると面白くなりますよね(*´Д`*)
本当良いヤツすぎて・・・・うぅ(涙




また、弱かった主人公が段々と力を発揮していくのも、王道バトル展開で良かったですw
この時点では物語云々よりも、バトルを通じての描写が面白い時期。






☆中盤〜終盤では

・物語自体の面白さにへと自然にシフトチェンジ

前半で散りばめられた複線や、登場キャラの背景、謎の登場人物ヴェラードと赤い夜の後に見る夢。
その謎が徐々に明らかになっていく様や、展開の進み方への興味にと自然に移行していきましたね〜。



バトルも勿論楽しいのですが、終盤に進むにつれて物語全体への面白さが徐々に勝っていく感じ。


やはり、バトル物の宿命でしょうが・・・


バトルだけで盛り上がらせられるのってキツくて、大体は中盤までがピークだと思うんですよ。
それ以降だとどうも敵が強大になりすぎたり、見る手側の慣れというものも入ってきますからね。



アレです。
例えるなら、ダイの大冒険で大魔王バーン戦よりもフレイザード戦の方が盛り上がるみたいな?(ぇ
(ダイの大冒険ネタが作中にあったので、あえてコレで例えてみるテスト。しかし、あの技は見た瞬間パロだろ!と思ってましたハイ)


しかし、この作品は物語自体の面白さへと変化していったので、自分はテンションを維持したまま楽しめたのだと思います。
勿論人によってシナリオ自体が合わなくてダレてしまうかもですが、この作品を楽しめた方にはこういう方も多いかも?




そして中盤が一番盛り上がったと感じたのは移行する瞬間だったから。
つまり、お互い(バトルの面白さとシナリオ自体の面白さ)が重なってる時期だったんだなと、自分の中では解釈しております。








・・・・まぁ、訳の分からん文章で何が言いたいかというと。


全体の内容とバトルのバランスが取れた良いシナリオだと思いますよ!!!!!
最後は強引ですが、複線も回収してくれてますしねw 









しかし、一方で個人的に気になった点としましては・・



★日常描写の退屈さ
日常が突然非日常へ変化させる演出なので仕方ないかもですが、やたら退屈だったなぁw

面白い面もあったけれども、パロディネタでは笑ってなかった俺ガイル。
相変わらずのLassらしい?パロネタでしたが、どうにも笑えなかったOTL


一方でキャラの掛け合いとかは面白かったですががががが。





★一部キャラの扱いの酷さ

ゆかやゲオルギウスの扱いの酷さは異常だと思うんだOTL

ゲオルギウスさんはバトル物の宿命が顕著に現れていて(ノ∀`)
黒騎士のボスキャラなのに、他のキャラの方が印象に残ってしまうというネ。

だって、正直イラやゲラとの戦闘の方が印象に(ry
更に美味しいところは違う敵に持ってかれて、何で戦ってるかすら・・・。





そしてメインヒロインだと思ってたゆかは・・・・(涙
だってラストの赤い夜では登場すら亜w瀬rdtfyぐhきおlp;@せdrfytぐhjきおlp;@






★選択肢の多さ

選択肢が死に直結するケースが多すぎじゃないか・・・?OTL
これが分かりやすい選択肢ならともかく、どちらが良いか判断が付きづらいのよ(´Д`;)ヾ


結果、死にまくって話の腰を折られることが度々ありましたね〜。


緊張感を持たせるという事で良いのかもしれませんが、もう少し改善して欲しいかもしれません。








★個別ルートが皆無な件

個別ルートという概念は無く、基本的に一本道でしたね〜。
途中で好感度によって発生する特別なイベントもありませんでしたし、ラスト近辺の選択肢とエピローグが変更するだけという。
(それと選択肢によって、開放されるクロスビジョンが一部変化するぐらい)
時間にして20〜30分ぐらいの違いですハイ。



もう少し個別をしっかりしても良かったんじゃないかなぁと。



エピローグだけでもいいですが、尺を長くしてほしかった。
ただ適当にエロシーンを入れてるようにしか見えなかったですしw




個別にキャラとの触れ合いが見たかったというのも勿論ありますが・・・
20分程度の為に、数多くある選択肢を潜り抜けて再プレイするのは結構苦痛だったのよ(ぇ
また、真ルート以外は不完全EDですし、後味がそこまで良くないので攻略達成感が味わえなさ過ぎると思うんだw






・・・これらが気になった点ですかね〜。
購入する場合は、ここ(特に個別ルートは皆無)を一応気に止めていただくと良いかもしれませんハイ。









 


-グラフィック 95点-

ほぼ文句無しのデキ!


特に立ち絵にGif画像?っぽいのを混ぜて、指をくるくるする動作を加えていたりと芸が細かい印象。
しかも違和感が全く無くて、こういう細かい仕草を表現してくれてるのがとても好印象でしたね〜。


また敵役の立ち絵なども入れると結構な数ですが、キチンと必要な分はありましたね。


イベントCGも特に違和感などは無く、とても綺麗w




まぁ、アレです。



個人的にはゆかの立ち絵が可愛い過ぎるんだよぉぉおおおおおおおおおおお!!!!
だから文句などあるはずが(ry




・・・にしても、考現学部の部室背景はカオスすぎるだろとw









-システム 80点-


スキップ速度も速く、次の選択肢に進む&前の選択肢に戻るまである仕様。
(次の選択肢に進む際に結構時間がかかりますが、テキスト量の都合上仕方ないですよねw)


また、ウィンドウ→フルスクリーンの切り替えもかなり早くてビックリ。
ExEと同じエンジン使ってるのかな? セーブ数関連も問題無しですし、

テキストを読み進めていく上でのシステムは文句無しでしたね〜。




そして、ゲームシステムの方の肝はクロスビジョンシステム


このシステムは、他キャラの視点(一人称)から物語を見れるというもの。
勿論基本的には主人公視点で進んでいくのですが、所々で視点が開放されていつでも見れる状態になります。



賛否両論があると思われますが、自分の中だけでも賛否両論があったりw



まず、メリットとしては・・


・他者の視点から見ることによって、キャラの心情や物語をより深く理解できる

やはりコレに尽きるでしょうw
要は「なるほど・・・、このキャラはこんな事を考えていたのか〜!」的な体験ができるということですハイ(ぇ
また、そのキャラの過去の話なども違和感無く描写できるのも良いですね〜。




んで、一方デメリットを感じている部分は・・・


・クロスビジョンする機会が多すぎて、テンポを悪くしている?

見るタイミングは自由となってますが、大抵の方って開放された瞬間に見ると思うんですよねw
自分もそうでしたが、こういうのって残ってると妙に気になる人は多いので、結局タイミングに強制力がある気が。
そして結果として開放される度にメインストーリーを中断して見るので、テンポが悪くなった感じが否めない。


そう、例えるならばドラ〇エのダンジョンに攻略本無しで突入した気分!(謎

宝箱を取り逃してないか気になり、結局次の階に進む時にはフロア全部を回ってる感覚に非常に近いと思うんだ。
そんな不思議な強制力を感じてましたw







とにかく、心情理解を深くできるので非常に良いのですが、もう少し改良の余地があるシステムかも?
と自分は思いましたハイ。








-
サウンド 95点-


熱いバトル物作品においてはサウンドが特に重要


だと思っているのですが、今作のBGMは非常に良い!!!


バトル中の音楽はどれもテンションが上がる曲が多く、燃え部分に大きく貢献してるかと。


また、OP曲は勿論の事、挿入歌更にはED曲もかなり素敵(*´Д`*)
どれか一曲は微妙な歌があるかと思ったのですが、この作品の歌に関してはどれも好きになれましたw




んで、個人的には千刃乱舞劫の目がお気に入り〜。



それと戦闘曲ではないですが、赤き死のワルツも味があって良いかと。
赤き夜の禍々しさ、不気味な雰囲気を表現してくれていますw




・・・しかし、残念だと感じたのはタイトル画面ですかね。
そういう仕様なんでしょうが、個人的には何かBGMが欲しかった今日この頃。








-萌え度 70点-



ゆか可愛いよゆか(*´Д`*)


もうこの一言に尽き(ry


だって、まず容姿がパーフェクトに自分好みな訳で・・・・。

そして盲目的に主人公の事を好きでいてくれて、ロリっとしてて巨乳で、
ペンギンさんの鞄なんか持ってて、声優音ちんで、しかも嫉妬深いとか反則だろう!!





基本はバトル物ですが、日常シーンでは萌えも描かれてますよ〜。
ただし、ゆかの扱いがなぁ・・・・。


多分、草壁先輩が一番美味しいキャラだと思うんだ。
キレて街中で草壁5宝を出そうとするシーンは笑ってしまったwwwww










-エロ度 60点-

何このやる気の無いエロは!!!
元々エロ目的では無かったのですが、あまりにもアレすぎる。


尺や回数は普通〜それ以下で目を瞑れるとしても、導入の仕方が適当すぎるだろぉおおおお・・・・。



「どうしても作中に入れられないので、エピローグに適当にエロを導入しました。」
という製作者の心の声が聞こえてきそうな感じ。



まぁ、一本道なシナリオ構成ですし仕方ないといえば仕方ないですが。



エロゲーとして出す以上はエロにも一定の力を込めて欲しい。
というのが自分の考えなので、どうにもこの部分は許容できませんでしたね(ノ∀`)



それと、自分の嫌いな回想シーンでのかさ増しがあったのも大きなマイナス。
だから一回のエロで回想シーンを分けるなと(ry
3回もエロあるのか!!!!
とワクワクした自分のピュアな気持ちを踏みにじりやがってあwせdrftgyふじこlp;:@












-私的総合得点 85点-



最近の燃えゲーの中では十分面白いと感じれました。

Dies〇raeで心を折られかけてましたが、もう少しこういうゲームも信用していいかなと思えましたねハイ。
にしても、DiesIraeで見たような単語がチラホラ出てきた時には吹いてしまったw


基本的に少年漫画系のノリが味わえるので、そういうのが好きな人には特にお勧めかな?
それと、燃えとシナリオのどちらも味わいたい方など。


逆に奥深い戦闘描写などを求めるとマッチングしないかもしれませんw





・・・にしても、OP曲の出だしのコーラス?は何を言ってるのか分からなかったのですがプレイ後に分かりました(遅

スペルビア インヴィディア イラ アケディア アワリティア  
グラァァァアァ〜〜〜ラクシィリア〜〜!


と7罪(≒黒騎士ネーム)を言ってたのね(ノ∀`) 
にしても、FDが出るなら黒騎士の話が見たい今日この頃。







最後に一言書かせてください・・・。


美鈴先輩BADEDに素で突入したのは俺だけじゃないはず!!!!(ぇ
しかも、このEDが一番好きな自分はどうすればOTL 最後の切ないモノローグが好きなのよ(;´д⊂)





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