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帰って来た漢勝負 -#1 Still Away -

期待が膨らむ前夜

前日。
タイヤのエア圧はどうしようか、と悩む。規定値は高過ぎると思う。しかし、いろんなところでサーキットでの基準のように云われる前後2.1kgレベルでは、どうにも低すぎるように思える。試しに2.1kgにして近所を走ってみたのだが、ねっちょりと喰いつくような感覚はあるが、タイヤがぐにぐにして気持ち悪い。近所を流すのとサーキットは違う、と言っても、トミンは200kmh以上でぶっ飛ぶようなコースじゃないし、走行も一回2、30分程度ずつだ。
そこでこれまでの経験と知識から俺のアバウトロジック演算頭脳ではじき出した適正値は、前後2.3kg。
これで準備はオッケーだ。

夕食の後、漢勝負に相応しいと思って買ってきた焼酎「閻魔」をロックで飲みつつ、STD.SPEEDの掲示板で今月の「梨本塾」参加者リストを眺める。
いい時季なので参加台数が多いだろうとは予想してたが・・・今月は濃い。特にAクラスが激しく濃い。
ここのところ常勝のロッシCBRの彼と、それを追いつづけるR1000のMAR氏に加え、最近、しばらく来ていなかったトップクラスのメンバーがカムバックしていて、かなりハイクラスの混戦が予想される。だいたい、サーキット最強市販車であるGSX-R1000が6台もいるってのも凄い。
そのような状況で、総参加者も多いので、今月も3クラス制。俺、そしてジョニーはBクラスだ。(2クラス制で)Aクラスだとどうしてもまだまだケツの方になってしまうから、これならいいポジションで勝負ができるだろう。バイクは快調。体調もよし。今日は昼間に一度信号から発進時に挑んだウイリーもいい高さまで上がり、いい感じだ。問題はナッスィング。あるとすれば、この「閻魔」が、変な独特の匂いがキツくて不味いというくらいのことだ。
この日は翌日の勝負に備えて早めに風呂に入って寝た(と言っても0時はまわっていたのだが・・・。)

ジャンプしたい練習走行

朝、コースに付いてから、やはり少し不安もあり、塾長に空気圧について聞く。「前2.3、後2.4くらいでいいんじゃない?2.1とかしてる奴もいるけど、剛性がなくなっちゃうから」。
うし。俺理論ナイス。後ろが若干低いのはまあ、いいでしょう。俺はリアタイヤが滑ることに不安を感じているし。しかし、この時塾長に「そんなに変わんないよ。理論ばっかり先行してんじゃないか?」と揶揄される。・・・まあ・・・多少、そういうところもあるかも知れないな。転倒に対する不安から、乗り方やセッティングについていろいろ考えるようになったのはいいが、ちょっとそっちに囚われている傾向は自分でも感じている。いわゆる「薬が効きすぎた」ってヤツだ。
しかし、何と言ってもまた壊すワケにはいかないし、俺はたぶん、どっちかって言うと極端な性格をしているので、腰が引けてるくらいで丁度いいと思っている。アドレナリンの多量分泌をトリガーとして出現する、あらゆる物理法則への理解を拒む「馬鹿脳」に任せて再び走ることは避けなければいけない。

さて、そんなこんなで会場を見渡すと、やはり人が多いなあ。
古い常連のカムバックに加え、最近に参加を始めた人たちも多い。
前回の話に登場のコスキー氏もまたいる。・・・と、CBR600RRにはいつの間にかモリワキ管とレンスポルトが。ずいぶんと豪華に行ったなあ・・・。俺だって本当はアクラポビッチでも入れたいのだ。だが、走るのに必要なタイヤ、オイル、それにもうすぐブレーキパッド・・・というのを考えるととてもマフラーに廻す金などない・・・。しかし彼は豪華装備にも関わらずこの日も、「大丈夫な筈なのに寝かすのは怖い」と悩んでいた。・・・だから言ってるじゃないか。腕:バイクは7:3なんだって。装備は重要だが、やはりイチにも二にも練習ですよ。

周囲の人と少しだけ話をしたり、ゼッケンを貼ったりしていると、やがてジョニーが現れた。相変わらず、集合には遅れ気味で登場。大物ぶりやがってこの野郎は。

ジョニーはこの日の目標は27秒台に入れることだと言う。そんなことされたら、とても今の俺では歯が立たない。しかし、28→27は、29→28よりはるかに難しいだろう。その消耗しきったタイヤではさすがにどうかねえ。まあ、せいぜいキバってコケないようにしな。

そんなこんなで練習走行開始。
朝一本目を走ると、P-LAPのセンサーの取り付け場所が不味いらしく、ほとんどタイムが取れない。そのせいで数週分がまとめて計測されてしまうのだが、1分とか1分30秒とかってタイムが多いので、30秒は切れてなさそうだ(切ってれば59秒とかが出る筈)。
しかも、練習時間の終わり頃に、前を走るマシンを抜きあぐねていたら、いつのまにか背後にいたジョニーに1コーナーでまとめて差される。ぬうう・・・。
まあ、朝イチだしな・・・。

休憩時間の間にセンサーの位置を変えてからは、だいぶマシにタイム計測がされるようになった。
しかし・・・問題だ・・・。

今日は、俺は28秒台を出すつもりで来た。のに、それどころか30秒が切れない。先週の29秒台はある程度の数も出てるし、けしてフロックや計測ミスではない。が、今日は、どう頑張っても30.0秒止まり。
・・・おかしい。超えた筈の壁を超えきっていなかったのか。上っただけで調子に乗ってたらズリ落ちてしまったのか。
ジョニーはP-LAPを持っていないので、練習中のタイムは不詳だが、俺よりかなり早い。当たり前だ。30秒を切れない状態では、前までの負け状態とたいして変わらない。
同じBクラスで走っていて、NSRで250ccの限界に挑むというTAKさん(ちょうどジョニーと同じくらいの速さだ)と話をしていて、いくつかアドバイスを受ける。後ろで走って見ていると、旋回時にまだ余裕があるとのこと。つまり、もっと寝かせられるということは、もっと速い速度で突っ込めるのでは、ということだ。ハイペースで突っ込んで曲げなきゃならなくなれば、バイクは必然的に寝る(寝かさざるを得なくなる)のではないか、と。
・・・この人、ジョニーみたいなのと違ってかなり人当たりは柔らかいのだが、結構無茶言うな。しかし、確かに俺はマイティフロッグの旋回性を十分に引き出しているとは思えない。曲げりゃ曲がる、というのも確かかも。

その後、ジョニーとの話でも、オマエは突っ込みでブレーキングが早すぎるんじゃないか、追突しそうになるぞ、と言われる。やっぱそうなのかなあ。

まあ、ここはサーキットであるから、多少はハイペースな突っ込みを試して、もし曲がれそうになければ膨らむかコースアウトしてしまえばいい。立ち上がりで頑張るのと違ってハイサイドみたいな激しい制御不能には陥りにくいだろう(突っ込みで頑張る、と言っても、ハードブレーキングで頑張るのはより危険そうだが、俺はブレーキングをぬるくしてペースを上げようとしてるのだ)。
残り時間は旋回速度を上げるようにしよう。

しかし・・・そう思って走った午後の練習、そしてタイムアタックと、頑張れば頑張るほど気合が空回りして、この日は結局30秒を切る事もできないままに決勝を迎えた。
この日は、ジョニーもタイムアタックで28秒台は出なかった。どうも、気温が急に下がったせいか、参加者全体でタイムは伸び悩んでいたらしい。だが、ねえ。30秒が切れないのを気温のせいにはできない。
なんでこんなことになってしまったのか。
ちょっと、気負い過ぎたのかも知れない。
正直、先週の最後にいい走りができて、自分でもかなり期待があった。そうトントン拍子に行くものか、と自戒しつつも、「でももしかしたら」という期待を抑えることはできない。と同時に、そういう期待が目いっぱいに膨らんだ時にどんなことが起こりやすいか・・・それはマイティフロッグで初めてここに来たときの悪夢を連想させて、不安もあった。

そういう複雑な思いで、体も気持ちも固くなっているのだろう。俺は昔、競泳をやっていたのだが、いわゆる「大会でベストが出ない」タイプだった。飛ばそうと思うほどに体が固くなって、腕も足も空回りしてしまうからだ。そういう自分のメンタル面の弱さが未だに確かに存在するのだな、と変な部分に感心しつつも、ちょっと落ち込まずにもいられない。
ジョニーにはまだ地力で負けているのは認めるので、勝てないかも、というか普通には勝てない、と思っていた。何かイレギュラーの要素に期待できれば勝てる見込みがある、というレベルだ。だが、自分が30秒を切れないという事態は予想していなかった。はっきり言って悔しい。

ガイ、腑抜ける

ジョニーとは別に、以前からの塾の常連で速さも近い03型GSX-R1000氏と、決勝レース前に少し話す。
彼も、ジョニーと俺の漢勝負に期待してくれている一人ではあるが・・・いや、ダメです。今日はもうジョニーに勝てる気はまったくしません、というのが俺の言葉だった。これは正直な感想だ。目標や期待ではなく、冷静に現状を見れば、今日の走行を通して30秒を切れなくなってしまった自分と、ベストは出ないがやはり29秒フラット付近をコンスタンスに出すジョニーでは、勝負は見えている。これは事故が無い限り、決勝で突然に埋まる差ではない。

「今日は、もうどうせジョニーには勝てないですからね。順位には拘らないで安全第一で行きますよ。バイク壊したら次の勝負もできないし・・・。」俺はそう、自分を納得させる台詞を喋る。 しかし話しているとこの人(ヤシロさん)・・・はっきりとは言わないが、さては俺を仮想敵としているな?そう認識した途端に、わずかな自尊心が、「・・・いや、やっぱ順位には拘ります。」という訂正を加えさせた。

が・・・決勝レースのコースイン時、いきなり俺は立ちゴケしそうになる。バランスを崩し、バイクを支えきれなくなったが、飛び降りて必死でバイクを支えて紙一重で助かった。おいおい・・・。勝負とかレースとか以前の問題じゃねーか?
すっかり萎れる俺の小宇宙。決勝前のウォームアップでも、ヨタヨタしていいところがない。

一番左が俺。その右奥にジョニー。
数週の走行後、スターティンググリッドに付く。
タイムは伸び悩みとは言え、29秒台フラットあたりを出していたジョニーがBクラスのポールポジション。あとフロントローにはCBR954RRとNSR250R(TAKさん)が並ぶ。
スタート前に塾長から旗の説明がある。いつもの内容に加えて、たぶん出すことはないと思うけど、トップ争いが激化してるような時には緑の旗を振るから、そうしたら周回遅れの人はちょっとだけ譲ってあげてください、というような説明を聞く。ふーん、譲ればいいのね、と聞き流す。向こうからイカさんが梨本塾ムービー用のビデオを撮っている。なんか面白いポーズでもしようかな。ちょっとレトロにシェーとか。俺が高校の頃に編み出した、T2ファージもいいな。でもアレは二人必要だから無理だな・・・。

はっきり言おう。
俺はすでに気が抜けていた。どうせ今日はもうジョニーとは勝負にならないしー。とにかく、転倒だけしないで楽しく走れればいいや。

バイクに戻り、ヘルメットの顎紐とツナギやグラブの止め具を確認し、エンジンを掛ける。旗が用意されて・・・各マシンがアクセルを煽り初め、俺も、一応・・・スタートに丁度いい、アクセルのレスポンスが良くなる程度の回転、5000回転弱くらいまでアクセルを開く。
マイティフロッグの、ノーマルにしてはいい音をさせるマフラーからヴォォォォォ・・・と整ったエキゾーストが吐き出される。低回転でのやや湿度を感じる音から、高回転時の乾いた高温へと変調する境目あたりだ。回転があがりと同時に、まだ圧力はかかっていないが、前方の漢ブースト装置(RAMエアダクト)が外気を取り込む高音のノイズも聴こえてくる。
そして、俺の完全に消えかけていた小宇宙にも小さな火が点った。

何はともあれ、スタートは勝負どころ。一台でも前に出なくてはいけない。いや、フロントローに割り込もう。ほぼ惰性でそう考える。

掲げられた日章旗が振り下ろされると同時に、一応の全速力で加速。すぐに1コーナーが来るので、2速に入れて団子の外側に回る。左に切り返す時点で、TAKさんのNSRに鼻先を突っ込む形になる。
行ける!TAKさんはこの日もジョニーと同等の29/28秒ボーダーあたりのペースであって、俺より速い。だが、ここで抑えれば、NSRでパワーに勝るマイティフロッグを抜くのは簡単ではないはずだ・・・これで前に割り込めば!と思ったが、さすがにイン側のスペースは狭く、俺の走る道がない。止むを得ず、その後ろにつける。5番手。ジョニーは2番手になっている。各車の間隔はまだ狭い。
だがこの時点で、完全に消沈していた俺の小宇宙が再び炎を上げた。目の前にはTAKさんのNSR、そして団子状態でCBR600F4、そしてジョニーと繋がっている。千切れてはいない。タイムが何秒かはどうでもいい。とにかく、ジョニーはちょっと前にいる。間の2台とまとめてブチ抜いてやる。

しかし、意気込みだけでは速くならないのもまた事実。ジリジリと、前を走るTAKさんとの差が開く。クソ、ここで脱落してたまるか!焦るとラインがインベタになってしまいそうになるのを、落ち着け、焦ったって速くならねんだからよ、と自分に言い聞かせつつ全開。すると、徐々にTAKさんとの差が詰まってきた。どうも、その前の3番手CBRのペースが疲れたのか落ちているようで、それを抜きあぐねているようだ。
なんにしてもこのチャンスに差を詰めるべし。気合を入れて走り、すぐ後ろまで付ける。うおっし!来たぞ!TAKさんも前を抜かそうとラインを変えながら走っているので、虚をついて2台まとめて行けないか、と狙う。TAKさんがこれをパスしたら捕まえられないだろう。俺が前に行くには、2台まとめてしかない。俺は最終コーナー立ち上がりが遅く、そこで差が開きやすいが、3、4コーナーでは直後に付けられる。最終コーナーの入り口まではいいが、そこから立ち上がるとまた離れる・・・。焦れる気持ちと、意外に食いつけている驚きで複雑な気持ちになりながらも、とにかくテンションは高い。そして、早く周回遅れが現れてくれることを願う。先頭の2台に逃げられない為だ。


左写真で一番先頭に写っているのが2位を走るジョニーR1000。3番手のCBR、(周回遅れ)、4番手TAK-NSR250R、5番手に俺マイティフロッグ。

しかし、待望の周回遅れは・・・俺の期待とは逆の作用をもたらしてしまった。俺が前を抜こうとしてラインを乱し、ちょっと遅れをとった時にちょうど追いついてしまい、前の2台がパスしたタイミングで俺は行き損ねてしまったのだ。これをパスするしばらくの間に前を行くTAKさんとは差が開き、ようやく俺がパスした頃には、TAKさんは3位に浮上していて、それを追うように黄色いCBRも再度ペースを上げたようだった。そして俺は、この日一番のハードな走りで息が上がって来て、ペースが落ち初めていた。集中力も途切れがちになって来ていた。表彰圏外だったし、ラインがインベタになって旋回が鈍くなっているのを感じたが、背後にまだ誰か迫っているかも知れないと思い、全速力で最終ラップを回った。

ジョニーは半周ほど先にいた。

結局、まだジョニーとの間には実力にワンランクの差があることを見せ付けられ、一方的な形になった今回の漢勝負。
だが、この日練習走行で一度も30秒を切れなかった俺は、決勝の20LAP中、少なくとも9LAPで30秒を切り、最高は29.457秒をマークした。
基本的には本番に弱いけど、土壇場でたまに本番に強い漢の面目躍如である。昔の人は窮鼠猫を噛むと言ったな。あれに近いと言えばその通りなんだが。
決勝レース中にベストを出したのは、ジョニーも同じで、28.8秒だったらしい(主催者側計測)。もっとも、それはラスト2周で、それまでは調子が狂ってペースが上がらなかったそうだ。だから、意外と差が広がらなかったんだな。

順調なタイムアップに、つい期待過剰で臨んだ感もある今回の勝負だが、前回まで、タイム差は広がる一方で、最終的には決勝レース中にラップされる直前まで差を付けられていた状態(一周平均で1.5秒ほどの差)を考えれば、確実にその差を詰めた今回の結果は上出来だ。

ひたすらに敗走を続けていた状態から、いよいよ、追い上げに転じたとは言えよう。
ジョニーよ、しばしの安寧を貪っているがいい。

ちなみに、この日はAクラスのトップグループの激戦をかなり楽しみにしていたのだが、2台のR1000が転倒リタイアという意外な結末を迎えたのであった。うーん、上手くなってもバイクはやっぱ、転倒はするよね。恐ろしい。

この日、珍しく参加した打ち上げの席で、イカさんの指摘によると、突っ込みはもういいから立ち上がりを早くしろ、とのこと。アクセルを開けるのがあまりに遅い、と。そこは俺の鬼門なので殊更慎重に(ビビって)やっていたのだが、そろそろ克服しなくちゃいけないな。
また、他の塾参加者が個人的に撮影したムービーを見る機会があったのだが、それを見ると、まだ固さがあるものの、以前に比べて上体は内側に入って来ているし、立ち上がりではバイクはよく起きていて余裕がありそうだ。
それに決勝レース(特に調子良かった前半)は、進入はなかなかいい。が、旋回の後半から立ち上がりが確かに遅い。

今回も俺の一枚上手だったジョニーにTAKさん、それにアドバイスしてくれたイカさんなんかに比べると、まだまだ俺は明らかに上体が伏せているのだが、彼らと完全に同じ姿勢はどうせとれない。何故って・・・6Rはポジション的にはハンドルが特に下がっているということ以上に、俺の腕(身長)は彼らより短いからだ。まだまだ修正すべき点は多いが、要は荷重がリアに行ってさえいればいいのだろうから、見た目の姿勢を猿真似することに躍起になっててもよくないだろう。
フォームも改善はされて来ている。ムキになってまた元に戻らないようにだけ十分注意しつつ、次回は立ち上がりでもう少しアクセルを開けられるようにしてみよう。

まー、アレですよ。期待通りというか、期待に反してというか。劇的にタイムアップして勝てりゃ(あるいは転倒を期待した不埒者もいるかも知れないが)、話としては面白いんだが。そう上手くはいかないのが現実世界での勝負の厳しいところ。だがしかし、手応えはある。結果を出すには、もう一押しの修練が必要か。(TOPへ


ちなみに、この日の決勝について、俺の前を走っていたTAKさんもレポートを上げている。視点が違うので参照すると面白いかも。追う方、追われる方、それぞれの思惑があって、「競争」というものの醍醐味があるかと。ここです。10/26の日記がそれです。